加齢ですな
何箇月前から、女房殿の右指の関節が太くなり、膨らんできた。
痛くはないが、リウマチのなりかけかと心配になり診てもらった。
整形の医師はひとめ見て「加齢ですな。念のためレントゲンを撮ります」。
結局「加齢」で片づけられた。
京奈和道の側道を通り帰宅。
午後は「人・愛・ふれあいのつどい」。
100席ほど準備してあったが、始まるころには満席となった。
演題: 人との縁が紡ぎ出す人生
~ 阪神大震災を体験した落語家が語る
人と人のつながりの大切さ~
講師: 桂 福丸さん
桂福丸さん。
福丸さんは高校生の時阪神大震災が発生。
ご両親と神戸市のマンションに住んでいて被災された。
・ 地震発生直後の第一声は隣の部屋の両親に「生きてるか」。
・ 部屋中割れたガラスだらけで、まず靴を探した。外に出ようとしても玄関のドアが
開かない。なんとか開けて廊下に出た。
・ そこで隣の小さい女の子が両親が動けないと言いていたので、福丸さんと父親で倒れた
タンスなどを避けて女の子の両親を助け出した。
・ 外に出ると屋根が落ちている感じで戸建ての住宅が倒れていた。
・ その間も「ご~ご~」の地鳴りが24時間続いた。
地鳴りがだんだん大きくなると余震が発生した。
・ 7時を過ぎて、明るくなってきた。そのうちにあちこちで火事が発生した。
・ 宝塚に住んでいるお婆ちゃんが心配になり、自転車で5~6時間かけて見に
行った。顔を見た瞬間涙が出てきた。その後「水」を持って神戸に戻った。
未曽有の事態が発生し極限状態で人の本性も見た。
・ 近くの「コンビニ」では全ての商品を道路に並べた。タダにするとパニックになる
ので1本の線を引き、こちらはどれでも100円、こちらは200円と販売した。
・ 「焼きいも屋」は小さな芋でも1本2,000円で売っていた。住民から
「こんな時にえげつないことしてお前は鬼か」と言われても、何も言わずに
2,000円で売り続けた。
・ 倒れた「自販機」から商品を黙って持ち帰る人がいたが、一方で120円を
置いている人もいた。
・ 普段口うるさい近所の「おばちゃん」に世話を焼いてもらってうれしかった。
・ 家の下敷きになり諦めたが、「○○さんどこや」の声に励まされ、生きなあかんと
必死に「ここや」と声をあげ、助けを求めた人も多かった。
・ 極限状態でのすべき行動をまとめると
「家は焼かずに世話を焼け」
「迷惑かけずに声かけろ」
笑いがもたらす効果として
・ 血糖値、コレステロール値を下げる。
・ ナチュラルキラー(癌細胞を食べる)が活動する。
・ <○の人生> 上の白板のように笑顔は○、怒るは×。
・ 2分間笑うと30分歩くのと同じ効果がある。
第2部は落語。
英語で「動物園」。
おまけで最後の5分間は「めぐすり」。
2015/12/14 16:37 日の入り。
日の入り直後。