きょうの最低気温は 12.1度(06:24)、今季最低。
連日の更新。
午後は高齢者教室。
15分前で3割くらいの出席。
定刻には110席がすべて埋まった。
演題 「認知症とその予防」
講師 社会医療法人高清会高井病院 原 健二 先生
本日の資料。
メモは忘れないうちに清書した。
1.はじめに
認知症については情報が多く、そのすべてが正確でない。
人数は国の発表より少ないと思う。(何でもかんでも認知症でない)
2.認知症とは
認知症って?
認知症は症状をいっている。「大脳」の病気である。
認知症の症状
・ 朝食をとったかわからない(全体の忘れ)---認知症
その後の薬を飲んだかわからない(部分忘れ)---認知症でない
・ ないものが見える
・ 物盗られ症状(物を探している段階では認知症でない)
・ 昼夜逆転
認知症の原因となる疾患
・ アルツハイマー病
・ 血管性認知症
・ 前頭側頭型認知症
・ レビー小体型認知症
検査と診断
検査機関では点数で区別しているが、実際は境目がなく判断は難しい。
3.認知症とまちがわれる症状、状態
・ せん妄(入院して夜中に「ここはどこや」と大声で喚く)
・ 鬱病
4.認知症の治療とケア
・ アルツハイマー病、ないものが見える―――抑える薬はある
薬以外で治してほしい
・ 人の中へ出て行く。そうすることにより生活リズムがつく。
・ 介護者の接し方で病状が抑えられる(介護者のハート、薬よりケアー)
・ アルツハイマー患者にも残っている機能があり、昔、体で覚えた機能
は忘れない。これをリハビリに使い、その人に役割を与え遂行して
もらう(介護者は手伝わない)
5.認知症の予防
・ 予防できる認知症(高血圧など生活習慣病にならないよう治療していく)
・ からだのコンディションが認知機能に影響する
・ 合併症を防ぐ
・ アルツハイマー病の予防研究はされているが現段階では難しい。
・ ケガ・骨折をしないこと(高齢になると布団の端で躓く)
・ 早起きして体を動かし、脳を働かす。
・ 多くの趣味をもつ
6.もっと基本的なこと
・ 栄養、水分は十分にとる
・ 寝込まない
・ 転倒、けが、喉につめる に注意
・ よく噛むこと
・ 薬剤の服用にも注意する(睡眠薬、安定剤など)
7.広い意味でのリハビリテーション
・ 回想法
昔の思い出を語り、自分の人生を振り返る。
そのことにより気分がよくなり、脳が活発になる。
8.心身共に健やかであること
・ 芸術などに親しむ
2016/10/12 17:14