今回は子どもの行動を変えるためにはというテーマで書いていきたいと思います。
例えば前転の練習で前の子がまだマットにいるのに始めてしまい、危機管理ができていなくぶつかってしまったり、荷物を毎回ぐちゃぐちゃに置いて整理整頓ができていない場合に何が必要でしょうか?
このような場合のときの声掛けや指導として、前の子にぶつからないように大人がスタートの合図を出したり、次の子が待つラインを引いてあげたり、また荷物が整理しやすいように箱を準備してあげたりなどができるかと思います。このように環境を整えてあげたり、仕組みを提供することで、その時やその状況では改善されると思います。
ただ、この対応ではその時は行動が変わるかもしれませんが、根本的な改善には至っていないと思います。
行動を変えるためには、まずはなぜ変わらないかを理解する必要があります。望ましくない行動が習慣となってしまっていたり、周りを見る力が不足していたり、そもそも自分の行動に気づいていない場合があります。なので、まずは自分の行動を気づかせる、そして最初は考えて行動する、意識して行動するをさせる必要があります。子どもの頭で考えさせるという事をすべて大人がしてしまうと、危ないから間を空けたり自主的に整理整頓をしたりという力を成長させる環境を奪ってしまいます。年齢に応じた環境や仕組みは必要ですが、道具などに頼らず言葉で伝えるということも重要です。
子どもたちが考えて行動できるようになるためには、意識してできるような伝え方の工夫や、何度も気づかせて伝える必要があり、即効性はありませんが、身についてきたときには無意識でも良い行動ができるような習慣になり、またその場だけでなく他の環境でも応用していけます。
将来的に意識しなくても自然と靴を揃えたり、挨拶ができたり、周りが見て安全の判断をしたりすることはその子にとって生きやすくなる術だと思います。
行動を変えるには、
気づく→考える→意識する→習慣化
が必要だと思います。
これは子どもだけでなく、私自身もそうだと思いますので、まずは気づくところから始めたいと思います!
よければ参考にしてみてください!