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さっきの事は忘れて違う事に夢中になった後に、再び話を戻してさっきの態度等はどうだったか振り返らせます。ここがすごく大切で子どもも意地を張っている時にはなかなか素直になれないですが、落ち着いて気持ちの余裕がある時であれば自分の態度を振り返りやすくなります。
今回の行動を一回で直すというよりは、次に同じような事が起こったときに前回落ち着いた時に言われた話や、反省したところが少しでも蘇って思い出せたら、意地を張っている時でも言葉が伝わりやすくなります。
④再度同じような行動が出たときに1~3を気持ちに余裕が出るまで繰り返す
大人でも一回伝えたらすべてが伝わっていることはなかなかありません。一回で直そうと思わず、根気よく何度も同じことを伝えていく必要があります。そして、伝わっているかどうかは、同じような行動が出たときに少し我に返って行動が変化しているかどうかを見ます。行動は変わらないけど、話は聞けるようになったとか、気持ちを切り替えるまでの時間が短くなったなどがあれば、少しずつ伝わっているんだなと思います。何も変わっていないと感じる場合は、子どもに伝わっていないので伝えたい核心はぶれないように、伝え方を再度検討していくか、子どもの変化に気づけていないかだと思います。
⑤大人の補助がなく自分で気持ちをコントロールできるか試してみる。このときは甘やかしたりせずとことん付き合います。
少しずつ補助を少なくしていき、最終的には大人は関わらず子ども自身で解決させます。ただ、少しずつ補助をなくしてくやり方では途中で、あやまればとりあえず解決できるなど手っ取り早く気持ちが楽になることを学ぶ子もいるので、子どもによっては何回か目で急に自己解決をさせることもあります。この時はしっかり時間をとって、忍耐力で大人が子どもに負けずに、お母さんはあなたに何時まででも付き合うよという姿勢で子どもと向き合うことが大切です。
すごく長くなってしまいましたが、特に大切だと思うのは③の落ち着いたときに行動を振り返らせることだと思います。これがない限り同じ行動を同じように繰り返していくか、大きくなるにつれて行動は変化しても根幹の部分が変わらず、小さなストレスを毎回受けてしまいます。その場での行動の変化だけではなく、深い部分で子どもに考えさせることで、より前向きでタフなメンタルができてくると思います。
今回は私の対応の一例として紹介しましたが、もし参考になれば幸いです。