またまた投稿、遅くなってしまいました。
さて、よくおとぎ話や昔話である三つの課題。
なぜ三なのか。
わかりませんが、強調の意味や、「二度あることは三度ある」「三度目の正直」から分かるように、3回目はどうなるかわからないドラマチックさがあるのでしょう。
現在、なぎさ高校生たちと作っている、メーテルリンク「青い鳥」では、パンや砂糖が擬人化されていますが、同様に「幸せ」「恐怖」「未来の自分」といったものも擬人化されています。4場「夜の御殿」の中の「恐怖」というのは少し僕の解釈が入っていますが、9場では「比類なき母の愛」とか「ものを考える喜び」などが、10場では、生まれて来る前の子供たちが出てきます。それぞれ何かを携えて地球に生まれる、と言うことなのですが今回この1911年度ノーベル文学賞作品に挑むに当たって、この三つの課題を二学期出しました。
これ、出して本当に良かったです。なんて言うか「感じたことを人に伝える」という演劇の持つ力というか根源というかそういうものを垣間見た気がします。
問題は、これをどう作品としてまとめていくなんですよね。
演出ってつくづく編集力、構成力、そして伝える力だな、と思います。
Tomo Matsuura
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