他動詞と自動詞という考え方があります。
問題「『待つ』はどちらでしょう?」
答えは自動詞です。え、「誰々を待つ」っていうやん。
そうなんですよね。こればっかりは難しい。他動詞は「他に働きかける」もしくは「動作を他者に及ぼす」というように考えるとわかりやすいかもしれません。
「待つ」は一人でもできるので、自動詞なんですね。
そしてこれが演劇と何の関わりがあるかというと、演技プランや演出プランの時に考えることが多いです。
シーンっていうのは基本的に、誰かが誰かに働きかけることによって大いに動きます。
なので、このシーン面白くないなーと思うと、ここをこの他動詞を入れようっていう感じになります。
単純に「追いかける」とかでもいいですし、おとなしいものでも「知る」「出会う」なんかでもOKです。
Tomo Matsuura
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