まあ、今回は演劇自体に関わる話ではなく、その周辺と言う感じです。
オペっていうと、病院では手術の事ですけど、演劇界では大体の人が照明や音響の操作のこと、もしくは操作をする人の事を連想します。
今回は劇場でなく、普通のカクテルバーでやるんで、基本、音響も照明もあんまり使わないんですけど、戯曲の性質上使ったほうがよい場面も数シーンあって、オペの人が必要だなって思ったりします。
なんか本番が近づくにつれて、悩みを書き綴るみたいになりそうですけれども、今現在はこのオペをどうするべえ、というのが基本的な悩みです。
でも、ほんとに書きたかったのはオペではなく、文字通りオペレーション(操作)についてです。
何の操作で悩むかと言うと、『小道具』。
今回は日常的な芝居も多く、小道具があったほうが俳優の助けになったり観客の助けになったりする場合が多いんですけど、
普通の劇場じゃないんで、基本的に暗転して転換(次のシーンで使う小道具や大道具の配置換え)ということよりは、
お芝居の中で処理した方が良いのです。
でも、以前書いたとおり、お芝居の中で行われる動きには“意味”や意図が必要で、
それがないと、俳優さんも動けないし、見ていても違和感が生じます。
今回、小道具は多めなんで、うっとおしいことは多いです。
なるッだけ少ないようにしたい、と俳優さんも言っています。
実際、出した小道具をどのように使って、どのように“はける(舞台上から消す)”かの操作を考えるのがめんどくさくなります。
基本的にはこういうことを考えること自体は大好きなんですけども、今回は数が多めですし、時間的な稽古時間のリミットもあって、
焦り気味です。
ただ、バーと言う特性もあって、ある程度小道具があったほうが空間を変質させやすいですし、
俳優さんも小道具で遊ぶほうが活き活きしだすんで、悩みどころです。
ただし、俳優間にかもし出せれる空気こそが、芝居の土台を形作っているのは間違いなく、
前回も書いたように、なるだけシンプルに、余計なものをそぎ落として作っていきたいものです。
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