遺産という意味です。世界遺産で world heritage ですね。
演劇界の場合は、シェイクスピアやチェーホフ、岸田國男やブレヒトでしょうか。
井上ひさし先生の作品もやりたいですね。
こうした名作戯曲には、昔から挑みたいのですが、なかなか手が出ない。
2006年にやった「シェイクスピア」がやっとですね。
第一に一般の観客にはあまりなじみが無い。「ロミオとジュリエット」でようやくなんとなくこんな話って感じだと思います。
第二にちょっと人数が多い。役者を集めてスケジュールを組むだけで結構大変なのです。
そうすると、自然と劇場プロデュースなどの形になります。
ちなみに僕は劇場でのプロデュースとしては、チェーホフもブレヒトも岸田國男もやったことがあります。
もう少し演劇教育がポピュラーになって、これらの戯曲の一部だけでも先生たちがやらせてくれたら又違うんですけどねえ。
そういえば、一昨年かな、エウリピデス(ギリシャ悲劇の大御所です)の「アウリスのイフィゲニア」をローナ・マーシャルさんのワークショップで課題戯曲としてやりましたが、やってみたくなりましたね。
あれなら逆に何とかなるかも。
こういう演劇の遺産で現代の観客が見たいもの、あるいは見るとよいものってどんなのがあるんでしょうねえ。
まあ、たくさんあるのだろうけれども。
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