☆LINX、1st Mini Album 『Shake It Now』
おかげさまで、本日 全国発売がスタートとなりました。
是非とも!一家に一枚!!
我々の入魂の作品を、一人でも多くの方に聴いて頂けたら、
最高に嬉しいです!
宜しくお願い致します(^^♪
☆今作の全ての曲に於けるテーマでもあるんですが
極力ムダを排除して、シンプル且つソリッドなアレンジを意識しました。
それと、各曲のテーマになるメロディやリフを、徹底して前に出す!と。
あくまで、自分からの視点ではありますが、
各曲のこだわりとか、それぞれのエピソードなんかを、
マニアックにまとめてみました。
■Shake It Now
最初から、これをタイトル曲に…と決めていた曲。
ZINくんがリフのアイデアを持ってきてくれて、
それを元にバンドでアレンジして、最後にメロディを…。
曲が出来たのは随分前ですが、何度もアレンジを繰り返したので、
出来上がった当初とは全く違った印象に進化しました。
特に、中盤の構成は全員でかなり試行錯誤したと思います。
作品にするなら、どアタマにノイズとフィードバックを入れて、
そこから曲に入ろう!と、イメージしていました。
とある大好きなバンドのアルバムで、
ほんの一瞬だけど、かっこいいノイズから入る曲があるんですが、
ZINくんにそのイメージだけ伝えて、あとは彼に任せました。
曲中のソロやオブリはもちろん!
ワウプレイ、カッティング、アコギなどなど…
ギタープレイは全曲ともZINくんの感性によるものですが、
この曲に於いては単調なロックンロールになりがちな部分を、
華やかにしてくれてると思います。
暁くんとは、グルーヴの方向を入念に話していましたが、
求めていたドライヴしてる感じがバッチリ出てます。
あと、暁くんのテクニックを活かすためにいつも話している
リズム楽器としてバッキングに徹する部分と、
弦楽器隊として前に出る部分の押し引きのバランスもイイ感じですね!!
メロディは、一番の売りであるBメロが、早い段階で出ていましたが、
サビはけっこう試行錯誤してました。
でも、ライヴで演奏していく中で、この最終形に辿り着いてくれたようです。
更に、演奏陣のレコーディングが終わり、歌録りの前に確認用のリハをやった際、
ZINくんがサビのコーラスのアイデアを出してくれて、
土壇場で、もうひと押し欲しかったサビがより輝いてくれたと思います!!
■Victim
Miwa嬢のメロディのアイデアを元に、基本的な構成を組み立てて、
そこから細部をバンドでアレンジするという、
これまでの曲作りの手法とは、全く逆のやり方にトライしました。
この手の曲は、やはり歌とギターの絡みなのでね。
リズムは、どっしりとバッキングに徹してます。
あと、初めて音源で男性陣のコーラスを入れました。
野太いZINくんボイスが隠し味になってます。
実は、この曲の歌録りが一番大変かなと思いきや、
一番スムーズに録れちゃったという…。
Miwa嬢の声が一番よく出る帯域よりは、全体的に低めなんですが、
上手くコントロールしてくれています。
■Take Me Far Away
今回の楽曲で、一番アレンジに苦労して、録りも全員が苦戦した難曲。
“カリフォルニアあたりの広大な道をドライブしてる時に、
ラジオから流れてくるカントリーロック”…がイメージ(笑)。
曲は至ってシンプルで、フレーズ的にも特に難しいコトはやっていませんが、
このテンポが最大の難関でした。
ホント!この辺りのテンポは、リズム感を徹底的に鍛えてくれますよ(笑)。
聴感上は軽快に感じますが、体感のテンポがとにかく遅いんです。
その感覚のギャップを掴んで、タイトさを出すのがホント大変でした。
※Foo Fightersの“Learn To Fly”なんかも、まさにこれの一例だと思います!
カントリーロック系の楽曲なんかも聴き込んで研究し、
リズムパターンもかなり試行錯誤したと思います。
個人的には、爽やかなアコギとハードなエレキサウンドのマッチングや、
キャッチーなメロディとコーラスワークが大好きです!
■10 Years
この曲も、VictimやTake Me Far Away同様に、
Miwa嬢のメロディのアイデアを元に、構成を組み立てて、
バンドでアレンジしながら作り上げました。
ありきたりな始まり方がイヤで、実はイントロがなかなか決まらず…。
そんな時に、暁くんが弾いたイントロのラインが凄く良くて、
ベースを主線にして、ギターがバッキングに回るイントロにしよう!と。
サビのメロディと、Gソロが印象的で、この曲の大きなテーマになってます。
そして!ZINくんの言う、“反町隆史”的な(笑)空間系のギターアレンジも、
サウンドの世界観を作り上げてくれています。
歌詞もメロディも大好きですが、より歌が重要になるタイプの曲だけに、
歌録りは相当シビアにいきました(笑)。
無難に上手く歌うだけじゃなく、歌の表情や息遣いも伝わるような…
そういう歌を録ろう!というコトで、ヘロヘロになるまで歌い倒して貰いました。