【You Sawaki ☆ Blog】

Rock Drummer 沢木優 × 行政書士 樺島誠二
二刀流Blog
~SINCE 2004.12~

少しずつ日常を…

2022年07月30日 | weblog
まだまだ100%復活!とは言い難いところに、色々と試練もあったりしますが…
待ったなし!のやるべきコトも多々あるだけに、
日々の忙しさの中で少しずつ日常を取り戻しつつあるのかなと感じます。
そんな近況を書いてみました。
リハは、特に休まず通常通りに入っていますが、
LINXの新しい映像制作や、9月19日(祝月)@渋谷 La.mamaのライヴも
(コロナ関連で制限が出ない限り)予定通りにやりますので、宜しくお願いします(^^♪
【行政書士試験】何気に手強い“合格革命 一問一答式 出るとこ千問ノック” : 沢木 優 : 連載記事 : [ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト
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母親との別れ

2022年07月02日 | weblog


私事ですが…先週の土曜日(25日)に、最愛の母親が永眠しました。
無事に告別式、火葬、初七日を終えまして、しっかり見送るコトが出来ました。
とは言え、やはり家族の死は、とても辛いものです。
そして、最期の瞬間に立ち会えず、感謝の気持ちを直接伝えられなかったコトも。
頭では分かっていますが、気持ちの何処かで別れを実感出来ていないし、どうやって切り替えていこうか…
毎日葛藤している状況ですが、ちょっとでも前に進めたらなぁと思い書いてみました。

年齢的な部分もありますが、ここ数年は幾つかの病気を抱えており、常にある程度の覚悟はしていました。
去年の秋くらいからかな!? 2ヶ月に1回の定期診察には、自分が付き添いで同行していたんですが、
会う度にカラダが小さくなっていく気がしたし、手を取ってあげないと、歩くのがキツそうでした。

ウチの両親は、親父は姉に甘く、自分にはめっちゃ厳しい人でしたが(笑)、
母親はまさにその逆で、上手くバランスを取ってくれていた典型だったと思います。
親父の時も、もちろん辛かったし、今でもよく写真に手を合わせるし、思い出したりもしますが、
男子にとっては親父か母親か…と言われたら、やはり母親なんですよね。
マザコン的な意味ではなくね(笑)。
いつも、そっとサポートしてくれる人で、本当に感謝しかない。

お恥ずかしい話し、自分は(特に若い頃は)迷惑をかけるコトの方が多く、
これといった親孝行は出来なかったケド、そんな自分でも唯一!喜んで貰ったと言いますか、
安心させてあげられたのが、Miwa嬢の存在ですかね。
初めて実家に(Miwa嬢を)連れて行き紹介した際、親父も母親もこれまでになく大喜びで、
初対面とは思えない打ち解け方でした。
両親にとっては、まさに!どストライクだったみたいです。

その翌日に、母親が興奮気味に電話をしてきまして、
“お父さんとも話してたケド、こちらの気持ちまで明るくしてくれる、ホントに素敵な人ね。
(九州弁で)あの人しかおらんばい!しっかり頭を下げて結婚して貰いなさい!!”
と言われたのを、今でもハッキリ覚えています。
それからは、自分と電話で話す時でも、まずは“Miwaちゃんは元気してるね?”が、
会話のスタートで自分との話題はその後でしたね。
そう言えば、付き添っていた定期診察に、何度かMiwa嬢が“お母さんを元気づけよう!”と、
サプライズで来てくれたりしたんですが、Miwa嬢の姿を見つけた瞬間に、
母親の表情がみるみる笑顔になっていくのが、自分も嬉しかったなぁ。
まぁ、結局は自分が何かをしたワケではないので、親孝行に貢献してくれたMiwa嬢に感謝なんですケドね。

親子での色々な思い出がありますが…
あれほど大反対だった音楽も、気付けば一番応援してくれていて、親父の時も書きましたが、
パワヌ時代に東京でツアーファイナルをやる時など、たくさんのお客さんが、
わざわざお店(当時、両親が開業していた団子屋)に寄ってくれたのが、本当に嬉しかったようで、
最近でもその話しをしていました。

ライヴに関するトコでは、
パワヌ時代では、2001年にOUTRAGEとカップリングツアーをした時の熊谷公演だったかな。
親父と2人で観に来てくれて、OUTRAGEのメンバーの分まで、
団子を50本くらい差し入れてくれまして、あっ!と言う間になくなってました(笑)。
で、なかなか熱いお客さんがいる前方付近に、一人だけ老人がいるんで、目をこらして観ると、母親だったという。
後ろの方で観てね!と言ったのに…(笑)。
森川さんも、煽っていいものか迷ったよ…と笑ってましたね。

そして、LINXでは水族館やLa.mamaなど、
いつもシルバー席を確保して頂いて、皆さんにお気遣い頂き感謝します。
親父には、もう少しライヴを観せてあげたかったので、母親にはその分だけ観て貰えたのかなと思います。

最後に病院に付き添ったのが、亡くなる4日前。
朝、同居していた姉の自宅へ迎えに行くと、
ややしんどそうでしたが、本人が行ける!というコトだったので、予定通りに診察へ。
会ってすぐに、2ヶ月前より更に痩せたなぁと感じたし、一緒に歩いている時も力感がなかったので、
次の機会があるのか!? とても不安でした。
なので、いつもより間隔を短くして(次回の診察の)予約をしたんですよね。

診察後に、病院内にあるカフェで、お気に入りのハムカツサンドを一緒に食べながらお喋りするのも日課で、
母親もそれを楽しみにしていたようでした。
いつもは、自分が診察の前日に確認の連絡をしていたのが、
最後の時だけは珍しく母親の方から何度か電話してきて、“この日は宜しく頼むね”と。
姉とのやり取りから察するに、その翌日からみるみる弱っていったようなので、
もしかしたら自分と会うために、最後のパワーを振り絞ってくれたのかな?なんて思ったり…。
この時に、母親が初めて見せてくれたんですが、Miwa嬢のステージ写真を、
自分の財布に大切にしまって、10年以上ずっと持ち歩いていたみたいなんですよ。

それと、今回のコトで、大きな再会もありました。
葬儀は基本的に家族葬だったのですが、近しい親戚が数名駆け付けてくれまして、
そこに母方の大阪にいる従兄妹と、実に40年以上振りに会うコトが出来たんですよね。
子供の頃から、兄弟のように仲良くしていた親戚でして。
特に何かがあったワケではないのですが、連絡のタイミングを逃しまくっているうちに、時が経ってしまって。
それが自分的に、ずっと気になっていたので、再会出来たのがホントに嬉しかった!!
これを機に、またしっかり繋がるコトが出来たので、きっと母親が引き合わせてくれたのかなと思いますね。

葬儀では、色々と慌ただしくて、あまりしんみりする余裕がなかったけど、
厄介なのは少し時間が経過したこれから…なんですよね。
好きな曲を聴いたり、ふとした瞬間に、突然!涙腺が崩壊したりして、ホント困っちゃうケド、
まぁこればかりは時間が解決してくれるのかな。
とは言え、待ったなし!のやるべきコトもあるんで、
少しずつでも前に進んでいこうかなと思います。

お母さん、今までホントにありがとね。
さようなら。
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