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Re-Set by yoshioka ko

■番組放送のお知らせ

 写真は1959年から1972年の復帰まで、沖縄で発行されていた雑誌『守礼の光』。発行元は米陸軍第七心理作戦部隊で、13年間で159冊の雑誌が沖縄の各家庭に無料で配布された。

 沖縄地域限定の【番組のお知らせ】です。

 5月14日夜、沖縄地域限定の報道特別番組が放送されます。沖縄地域の方々は是非ご覧下さい。そしてご意見をいただければ嬉しいです。

□番組名 琉球朝日放送(QAB)復帰35年報道特別番組
     「復帰を阻止せよ!~アメリカ軍・沖縄宣撫工作~」

□放送日 5月14日(月)夜7時~8時
□放送内容 
 去年3月、瀬底ちづえさんという80歳になる女性から、『守礼の光』という名前の月刊雑誌や、復帰前の沖縄を撮った写真や録音テープ、メモ類などが沖縄のNPO法人に寄贈された。沖縄に生まれ育った瀬底さん自身、その雑誌の編集記者で、写真などはそのときに撮ったものだった。

 『守礼の光』は復帰と共に消滅したが、無料で配布された。発行元は沖縄に司令部を置いていたアメリカ陸軍第7心理作戦部隊だった。

 「部隊の目的は、ベトナム、中国、北朝鮮といった共産圏の住民にビラや放送を使って意図的な情報を流し、アメリカの立場を支持させること。そのための印刷工場や放送局が沖縄にはあり、〈宣撫工作〉の拠点だ」と、1971年に同部隊を脱走したハーシャル・ポプリン軍曹は述べている。ポプリン軍曹によれば、沖縄もまた〈宣撫工作〉の対象とされた。

 「復帰を阻止せよ!」・・・。基地維持のためには、日本復帰に傾く沖縄の世論を変えなければならなかった。『守礼の光』の論調は一貫して〈琉球は日本にあらず〉〈琉球人は日本人にあらず〉という宣撫思想で統一された。
 
 瀬底さんは、各地で口承されてきた沖縄ならではの民話を収集し、「琉球昔話」というコーナーで掲載した。〈宣撫工作〉の一端を担ったことで、アメリカの協力者だとして非難もされてきた。

 番組では、第7心理作戦部隊が出版した『守礼の光』に秘められた工作の全貌を、雑誌の編集や雑誌作りに関わった元アメリカ軍人の証言や、協力した沖縄民間人への取材で検証しながら、併せて、あの当時「現実と理想」の狭間を生きなければならなかった沖縄の人びとの苦悩をも伝える。

 なお、以下のURLでも番組概要をお伝えしています。
  http://www.qab.co.jp/01nw/index7.html

(またこの放送は後日、テレビ朝日系列のドキュメンタリー番組『テレメンタリー』でも再編集されたものが放送されることになっています)

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