Re-Set by yoshioka ko

■徐々にベールを脱いでいく話⑥

 ケープタウンの朝。曇り。この街の象徴でもあるテーブルマウンテンが、ホテルの13階の部屋から見える。

 その名のように、てっぺんが真っ平らな、まさにテーブルのような形をした1000メートルちょっとの山だが、目と鼻の先にそびえるように構えるテーブルマウンテンは、この時期、冬から初夏に向かうこの時期、地元の人々が「テーブルクロスをかけたようだ」と表現するように、頂上全体を雲が覆っている。雲が途切れる瞬間を待って、頂上につながるケーブルカーを乗ろうと考えたが、ほとんど動かない雲を見て、今日は諦める。

 その代わりに、街中を歩きながら、明日以降に行く場所についてケープタウンの人たちはどのくらい知っているのかを知りたくて、若者や老年、カップルに聞いてみたが、ひとりだけ自分の友人が漁師をしているとかで、その場所を知っていると答えてくれたが、他の人たちは、全員が「知らない」という。

 そこはイギリスの領土なので、南アの人たちに聞くのは気の毒のような気がしたが、とはいえそこに行くにはケープタウンからしか方法がないのだから、まんざらお門違いでもないだろう、と納得もしたりする。

 南アのワインは、これまで何回か楽天のネット販売を利用して購入してきたが、4~500円のものでも実に旨い。しかも「シャルドネ」だよ。

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