Re-Set by yoshioka ko

■政治が「笑われている」国

 またまたである。もはや現象は不揃いの林檎たちならぬ「不揃いの閣僚」たち、の図か。

 当然の事ながら、問題が大きくなりそうだ。新聞紙面にもこれに関する記事が多くなってきた。

《以下引用》
 「野党各党は28日、柳沢厚生労働相が「(女性は子供を)産む機械、装置」と発言したことについて、「厚労相として許されない発言だ」と一斉に批判した。共産、社民両党は厚労相の辞任を要求する考えを明らかにした。29日から本格的に始まる今国会の論戦にも影響を与えそうだ。関係者によると、柳沢厚労相は27日に松江市で開かれた島根県議の会合で講演し、「(女性という)産む機械、装置の数は決まっている。あとは1人頭で(多くの子供を産むように)がんばってもらうしかない」と発言した。厚労相はその場で「機械と言ってごめんなさい」と謝罪し、「産む役目の人」と訂正した」(1月28日『読売新聞』)《引用ここまで》

 論評する気にもならないが、まあ、普段思っている感覚が出たんだろう。柳沢厚労相といえば、「WE(ホワイトカラーエグゼンプション)」、つまり今国会での残業代ゼロ法案提出に最後までこだわった大臣だった。弱い人の痛みなどに全く関心を払わないそういう人物だからこそ、こういう発言が簡単にできるのだろう。

 《美しい国、ニッポン》実現を御旗とするこの内閣の実情というか実態は、この程度のものである。架空事務所経費問題を始めとして、哀しいかな、ニッポンの政治が笑われている。

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コメント一覧

管理人
「美しい日本」のスガタ・・・
1111さん。コメントを有り難うございます。女性は生む機械、こういう発言を受けて、「厳重注意をした。だからあとは厚労相として、少子化対策に信念を持って当たって頂けると思う」と首相が一件落着を宣言する。政治の重厚さも何もない首相発言の軽さに驚く。とはいいながらこの首相の軽さが、実は日々を営む普通の人びとの暮らしや人権や福祉や幸せを蝕んでいく。なぜ日本人は怒らなくなってしまったんでしょうか。それが哀しいとも思います。
1111
今、厚生福祉(医療)の現場は、人を修理する機械のように扱かっていた過去の医療を改め、人の意思や価値観を尊重し質の向上という流れに向っています。そうした厚生福祉の流れので、今だこうした人をひととしてではなく機械としてみるような”遅れた”人間が、国を率いているということにショックと腹立たちさが隠せません。モノよりもヒト、経済よりも福祉(人間の幸福)を重視できる社会になるためには、こういう人間が議員をやっていてはダメです。
http://blog.livedoor.jp/tarotohachinosu/
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