広島県の高校長が自殺した事件をきっかけに、国旗を国の旗にし、君が代を国の歌にするという法案が審議されたとき、強制するものではない、と小渕首相(当時)も野中幹事長(当時)もときの文部大臣もそう強調した。
しかし、いまはどうなっただろう。東京都では旗は演壇の中心に掲げ、君が代を歌わぬ生徒がいたら、それは教師の責任だといって教師が処罰の対象にされている。
教育基本法改正にしても、その目玉である「愛国心」を身につける、という条項は、果たして法律で縛るべき事柄だろうか。国旗・国歌と同じように、愛国心に欠けるから処罰の対象にならない、という保証はない。
イラク派兵、靖国参拝、共謀罪、教育基本法改正と、ひとつひとつは無関係に見えても、こうして並べてみれば日本が今どこに向かっているのかが透けて見えてこないだろうか。
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