ひきこもりの日常

現在、きまぐれ不定期です。

今週は少しドル高?

2006-03-26 22:29:22 | Money
先週は115円後半から始まり、117円半ばで終わりました。
先週に勘で円高(これ)と書いたのが当たりましたね。まあこの3月は1週間で115円~118円まで行ったり来たりだし、これ以上は下がりにくいと思っている人は多かったのではないでしょうか。主に下げはNYの時間で、木曜日以外は一時間かそこらの間に急に50銭かそれ以上下げていたようです。NYでは投機集団が張り切っているのでしょうかねえ?

先週20日のバーナンキFRB議長講演では、信州松本の齋藤さんが分かり易く解説されています。
アメリカの景気は基本的には好調で、今日あたりはバーナンキ議長が「逆イールドが必ずしも景気の後退を意味しているわけでない」という話をしてますから、「こりゃ利上げが続くかも・・・」という感情が広がり、市場が少し冷静になって117円に戻した感じですね。
米住宅市場が減速しても経済は依然底堅い=FRB議長
Bernanke dismisses fears of US slowdown
議長講演全文

今週のでは、116円~118円の間で、またNY時間で下げがキツイのではないでしょうかねえ。27日の月曜日NY時間にはFOMC(米連邦公開市場委員会)後の声明文で利上げは5月で打ち止めになると、モルガン証券のジョセフ・クラフトという偉いサンが今日の日経新聞(18ページ)に書かれていました。確か『ミスター円安』こと藤巻健史さんが書かれていたと思いますが、モルガン銀行の利上げ予測は今まで全て当たっているようなので、ということは5%で終わりかという予測は見逃せませんが、この方の予想はドル安なので結局???ですね。
(追記)FOMCは今日28日NY時間の間違いでした。

116円を下回ると今投機的水準までやってしまった私の為替証拠金の含み益がイッキに損になるのでまあ月並みな言い方で、日米金利差があるから120円近くまで行くかもね?

学校と会社、切っても切れない関係 (大竹文雄の引用)

2006-03-26 15:04:03 | 本・新聞・雑誌
(追記)このブログ内容と、考えが変わりました。(こちら
大竹氏にはど素人が失礼なことを書いていたと思います。


日曜だけ気が向いたら買ってくる日経新聞。23ページから。

『若年層の格差巡り議論』という題で、大竹文雄氏が、本田由紀氏などの各々の経済文人から引用されています。フリーターが企業から敬遠される理由の一つとして、著者と同僚の池田新介氏を引用しています。

『遠い将来のことであれば辛抱強い選択が出来るのに、直近のことについてはせっかちになってしまう』
要するに夏休みの宿題をズルズルと先延ばしにするように怠けとる!っていう意味でしょうね。次に池田氏の引用から、大竹氏はこう解釈しています。

フリーターという自由な仕事のスタイルだとどうしても規律づけが難しい。正社員という束縛は訓練を後回しにすることを防いでいるのではないだろうか。
そこから池田氏は教育によって訓練の可能性の重要さを、指摘しています。文章からは企業への束縛という手段としてでしょうね。

そして大竹氏の纏めとしては教育の重要さに持っていきますが、それはかつての低所得者でもいい学校→いい会社に行ける、学校教育の意味合いに取れなくは無い。
私には別に教育への意見は持っていませんが、そもそもeducation という語源は『子供の資質を引き出す行為』という意味の様だから、いい会社への束縛への訓練だけを目指すのだとすれば、どうも相容れない。日本人を縛るのは学校と教育だという信州松本の齋藤さんの視点から見ると、その束縛とは違った打開策も上手から出ないかと思うのですが。