今宵は七夕ですが、彦星と織姫が雨で会えなかったのはさすがに小生の責任ではありません。。
こんばんは『ゆうき図書館』の時間です。。
今宵は新刊ではありませんが七夕ですのでこちらをご紹介 ρ(・д・*)コチラ

『七夕の国』
実写版映画にもなった『寄生獣』の作家 岩明均さんの作品。。
ビックコミックスピリッツの1996年第38号から1999年第6号に不定期連載されていました。。
主人公は、物質にごく小さな丸い「穴」を開けることができる「超能力」をもつ大学4年制、南丸洋二(みなみまる ようじ)。
「能力技能開発サークル」の部長をしているが、その大らかな性格のためか、就職も決まらず、サークルの後輩からもナメられる始末。
ある日通う大学の教授、丸神正美(まるかみ まさみ)がとつぜん失踪する。南丸は丸神のゼミ生2人と教授の助手で講師、江見 小百合(えみ さゆり)に呼ばれ、ともに丸神教授の行方を探すためA県丸川町を訪れることに。
実は、南丸はその地、「丸神の里」にだいだい伝わる能力を継ぐ者だった。里に伝わる能力は2種類。ひとつは、「手がとどく者」ー空間に丸い穴を空け、その質量分の物質をどこか別の次元へ削りとばす能力ー、もうひとつは「窓をひらく者」ー別の次元を見る能力ー。
南丸は能力の後継者として町民から手厚い歓迎を受ける一方で、町一番の能力者で「神官」であった頼之の失踪、教授の失踪についてなにかを隠そうとする不審な町民の態度、この能力にかかわる古くからの因習を知ることになる。
そして外の世界で起こる頼之の力を使った「けずり魔」事件。
果たしてこの能力はいったい何なのか、だれがどうやって授けたのか。
南丸にとって、丸神にとって、この世界にとって、必要な力なのか?
三巻までに蓄積されてきた謎や伏線が、四巻で怒涛のごとく解決されます。。
一昔前の作品ですがじっくり読んでる今日このごろです。。