【JOURNAL 64/THE PURITY OF VENGEANCE】
2019年 デンマーク / ドイツ 118分
監督:クリストファー・ボー
出演:ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ヨハンネ・ルイーズ・スミット、ソーレン・ピルマーク
STORY:1980年代に起こったマダム失踪事件。カール警部補はほぼ同時に5人もの行方不明者が出ているこの事件の捜査に着手する。やがて、ひとりの老女と新進政党の関係者が捜査線上に浮かび上がってくるが... (「キネマ旬報社」データベースより)
ユッシ・エーズラ・オールスンの同名小説「特捜部Q」シリーズ第4弾。今回は1980年代に起きたナイトクラブのマダムの失踪事件からはじまり、3体のミイラ化した死体が見つかり捜査を始めるというもの。これまでのシリーズ3作は鑑賞済み。地味に展開されるけれど好きな作品。
今作はかなり見応えあった。原作は未読だけれど最高傑作と言われている作品だそうで、映像化されたこちらも派手さはないけれどじわじわと引き込まれる。過去と現在が交互に描かれ、少しずつ真相がわかってくる。この事件は女性にとって悲しいもので、状況は違うけれど実際に日本でも問題になっていたよね。
部屋の奥にテーブルを囲み3体のミイラがドーンと...インパクトあった。ある島での過去の出来事もゾッとする。どんよりジメっとした映像から少しずつ真相がわかってくるたびに恐ろしく感じる。
カールとアサドのコンビが良き。これまではちょっと距離感がある2人だったけど今回のことで真のコンビになったね。でも次の作品ではキャスト一新のようなのでもったいないな。
鑑賞日:2022/04/21
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