【LE SERPENT/THE SNAKE】
2008/03/29公開
製作国:フランス
監督:エリック・バルビエ
出演:イヴァン・アタル、クロヴィス・コルニアック、オルガ・キュリレンコ
絡みつく
欲望と復讐──
STORY:資産家の娘である妻と離婚協議中のファッションフォトグラファー、ヴァンサン。そんな彼の人生を破滅へ追い込もむべく執念を燃やす謎の男、プレンデール。彼は、美女ソフィアをモデルとしてヴァンサンの事務所に送り込み、ある恐るべき計画を実行に移すが…。 ((allcinema ONLINEより)
これタイトルで損してるー。原題のままでも良かったんじゃ?でも原題もなぁ。
蛇男って・・・観る気失せる邦題。でも気になって観てみたらなかなか面白かったです。
離婚協議中という設定をうまく生かしてますね。主人公ヴァンサンが何者かの策略でじわじわと陥れられていくんですが、最初は奥さんが子供の親権のために誰かを使った?とも思ったり、ヴァンサンの弁護士も本当は怪しい?とか・・・登場人物みんなが怪しく思えてしまいました。
犯人は少しずつわかってきて、中盤くらいでヴァンサンとの関係もわかってきます。ここからじわじわっときてたのが一気に加速するんです。タイトル通りに蛇のように獲物を追い詰めていくんですねぇ。
でもこの犯人の動機についての描かれ方がいまひとつでした。なので母親とともに精神的な苦痛があったというんですが、犯人の恨みの深さがわからなかったのがちと残念。
とはいえ、後半の蛇男とヴァンサンの戦いはなかなかドキドキ感があって楽しめました。ちゃんとヴァンサンも反撃したりしてやられたままじゃないのも良いですね。
ところで、冒頭の老弁護士のことは最初から計画の一部だったんですかねぇ。だとしたら凄すぎる計画。
このヴァンサン役のイヴァン・アタル、はて?どこかでと思ったら、『ラッシュアワー3』のタクシードライバーだった・・・。この人見るとどうもロバート・デ・ニーロ
を思い出すんですよねぇ。それで思い出した(笑)
ヴァンサンを誘惑する女性を演じたオルガ・キュリレンコは先日観た『ヒットマン』にも出てましたけど、不思議な魅力を持つ女優さんですね。今回はまた違った雰囲気で良かったです。
ほんと、タイトルで損してる~
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