原題:HARRY AND TONTO
公開:1975/12
製作国:アメリカ
上映時間117:分
監督:ポール・マザースキー
出演:アート・カーニー、エレン・バースティン、チーフ・ダン・ジョージ、ラリー・ハグマン、ジェラルディン・フィッツジェラルド、メラニー・メイロン
夕日に沈むアリゾナの高原に…… 雨に濡れたシカゴの町に…… 寄せては返すサンタ・モニカの渚に…… 親と子・夫婦・兄弟・隣人、そして初恋……と 美しくも尊い心のふれあいを語る感動の人生詩!
Story:ニューヨークに暮らす老人ハリーはある日、区画整理のためアパートを追い出される羽目に。そこでハリーは愛猫のトントを連れ、ひとまず近所に住む長男バートのもとを訪れる。しかし、何かと気を遣う居心地の悪さから、今度は娘シャーリーの居るシカゴへ向かうのだった。(allcinema ONLINEより)
ハリーおじいちゃと猫の相棒トントと共に旅をするロードムービー。区画整理のためにアパートを追い出され息子の所へ行くのですが、居心地の悪さから娘のいるシカゴへ向かいます。しかしトントがいるために飛行機には乗れず、バスも降ろされてしまい車を買って向かうことになります。
おじいさんと猫のコンビに惹かれて観たら、あら映像が古い。実は75年の作品で、主演のアート・カーニーさんがこの作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞した作品なのでした。DVDで再発されたみたいですね。
猫好きの私としてはトントが気になりますね。とってもおとなしくてお利口さん。飼い主のハリーが片時も離れず頭をなでるかだっこしてて微笑ましいのです。リードをつけられて一緒に歩く姿が好き。
旅の途中で出会った家出少女、初恋の女性との再会、元猫売りのおじいさんたちとの交流がこれまた嫌みがなくとっても自然なのが良いですね。そのせいか、プロの俳優さん以外の方も出ているらしいんですが、全然気づかなかったです。
旅先で出会う人たちとの温かな交流とは反対に、孤独な老人な部分も描かれているんですがいい意味での哀愁があって、見終わった後にとっても良い作品を観たなぁという気持ちになりました。
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