2016/02/14~2016/03/20放送 日本
監督:古澤健、佐和田惠
出演:椎名桔平、桐谷健太、大石吾朗、日野陽仁、利重剛、緒川たまき、音月桂、大塚千弘、音尾琢真、小松利昌、益岡徹、石橋凌
STORY:東西帝都EFG銀行(TEFG)は、帝都銀行を中心に東西銀行、EFG銀行が金融庁主導で合併して誕生したメガバンク。合併以来、帝都銀行出身者が主導権を握り、行内では出身銀行ごとのヒエラルーが強く残る。そんな中、辣腕ディーラーの桂光義(椎名桔平)は、帝都銀行出身ではないものの、手腕を買われて為替部門の専務にまで上り詰めていた。一方、EFG銀行のさらに前身の銀行であ、TEFG内で“最下層"と位置づけられている名京銀行出身の総務部、二瓶正平(桐谷健太)は、そんなヒエラルキーには屈せず、生真面目に仕事にまい進していた。ある日、TEFG上層部と金融庁官僚との密談で行われた超長期国債の購入と、同時期に生じた日本国債暴落により、突如TEFGは破綻の危機に陥る...
原作は「銭の戦争」シリーズなどの波多野聖による経済エンターテインメント小説で、メガバンク同士の買収合戦が描かれる。
監督は『アナザー Another』『恋と嘘』などの古澤健、『忍びの国』『殿、利息でござる!』『予告犯』などで助監督を務めた佐和田惠。
諸事情で再びWOWOWを契約したので見ました!!
銀行ものでは同じWOWOWで見た『監査役 野崎修平』も面白かったのですが、同じ銀行でもずいぶんと違うもんなんだなーという印象。あまり金融業界に詳しくないのですが、2000年代はじめに地元銀行が経営破綻し一時国有化になりましたものでとても興味深く見ることができました。
気になっていた銀行の合併後の行員さんの状況は、出身銀行によって居心地が悪かったりするもんなんですね。景気の悪い銀行同士がくっつくわけじなくて、まずまずの銀行が無理やり合併させられるとは...そりゃ迷惑なはなしですな。あるメガバングでのごたごたから国家規模になっていってスケールの大きい物語となっておりました。
椎名桔平演じる桂専務が銀行員でも為替の相場を睨みつけてきた人でなんと言ってもかっこいい。強い信念と経験で危機を乗り越えていく姿は凛々しくて桔平さんのハマり役でしたね。物語は日本のトップの銀行、政会財務省、金融庁を巻き込んで、日本が破綻しちゃうの??と緊張感ある展開でした。
金融関係にはさっぱり~と思っていても、カネと権力の個人と組織、組織同士の戦いなどなど詳しくわらかなくても楽しめてしまいました。クライマックスでは椎名桔平vs石橋凌な展開は面白かったー。また石橋凌さんがほんっと胡散臭さMAXでラストのマフィアっぽい姿に笑ってしまった。あの後が気になるところ、、、。
鑑賞日:~2018/06/24
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