【THE DEPARTED】 R-15
2007/01/20公開
製作国:アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
製作:マーティン・スコセッシ、ブラッド・ピット他
出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン
STORY:犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。(シネマトゥデイ)
ネズミ駆除はネズミ国家のアメリカにおまかせ?
言わずと知れた香港映画の傑作「インファナル・アフェア」のリメイクです。
先日WOWOWにて放送されていたので、録画してたのをやっと観ました。
劇場鑑賞したからちょうど1年。
前回は期待と不安の中での鑑賞でしたが、今回は冷静な気持ちで観られたので初見の時とは違う面白さが見えてきましたね。
大筋はオリジナルと同じなんですが、完全にアメリカ仕様。
映像も凝っていたし、実は音楽も良かった。
ただオリジナルは“俺は警察だ”と“善人になりたい”という警察とマフィアに潜入した2人の心理描写が丁寧に描かれていましたが、リメイク版では全く無く警察vsマフィアが全面に出されてたように思います。
やはり東洋と西洋とでは描き方というか感じ方が違うんですね。
変にリメイクものと意識をして観てしまったせいか、本来の楽しみ方が出来てなかったのを反省してしまいます。
原産地は香港だけど、加工・販売はアメリカ。
手元に届いた加工品は、よく味わったら実は・・・私の好みの味だったりするんですよねぇ。
後半のドンパチもテンション上がったし、ジャック・ニコルソンのボスがちょっと下品だけど貫禄あったし存在感もバッチリ。
オリジナルに思い入れがあまりなかったら、観ていなかったらかなり高評価してたと思います。
ラストのほうのエレベーターのシーン。最初観たときは、あそこが一番切なく泣けるシーンなのにあっさりしすぎで泣けないーと息巻いておりましたが、全く余韻も何も残さずにバッサリ切り捨てた・・・改めて見ると潔いシーンでした。
相性が良くないと思ってたスコセッシ監督作品。
超豪華メンバーとなると、もったいない使い方されてたりするもんですがそれぞれが活かされてましたしね。それに3人のそれぞれの関係にはわくわくします。あの映画館で3人が揃うシーンが好きですねぇ。
ってなわけで、スコセッシ監督よ、ごめん。
ただ、アカデミー賞作品賞については引っかかるところが。だってリメイクだし題材は香港製なわけだし・・・確かにアメリカらしい設定に変わってはいたけど完全なアメリカ製ではないわけで・・・まぁもう1年前のことなのでいいか(笑)
ただ、どうしても気にいらないシーンはあります。ここに出てくる女性は心を許せるやすらぎの存在のハズ。どうみても二股だし、やっぱりあなたとは・・・ってそれはひどいよ。めんどくさがらず?にあと一人女性を出してて欲しかったですね。それかバッサリ切って欲しかったかも。
あぁ~まだあった、ラストのマーク・ウォールバーグはやっぱり今見てもいらない(笑)
だけど・・・・
だけどルルルル~・・・
やっぱり「インファナル・アフェア」が一番好きだ!!
また観たくなってきちゃいました、、、
これじゃ前と同じじゃん。
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