原題:NOBEL SON
公開:2007年劇場未公開
製作国:アメリカ
上映時間:110分
監督:ランドール・ミラー
出演:アラン・リックマン、メアリー・スティーンバージェン、ビル・プルマン
STORY:ノーベル化学賞を受賞した大学教授のイーライは、授賞式に出席するため家族3人でストックホルムへ出向こうとしていた。ところが、何者かにひとり息子を誘拐されてしまう。
先の読めない謎解きサスペンス!!
全てに裏がある、身代金の200万ドルを手にするのは誰?
こっこれはかなり面白かったですっ!
このところ今一つなDVD作品ばかり観ていたので久々にヒットしたという感じ。てっきり公開された作品なのかと思ったら未公開だったみたいですね。
ノーベル化学賞を受賞したイーライ教授の息子が誘拐されるという、受賞の喜びと同時に降りかかる災難。身代金はノーベル賞の賞金200万ドル。息子の親指が送りつけられたことで事態は深刻化し警察が動き出します。教授の奥さんが犯罪精神科医なので犯人像の的確な分析にはさすが、と思ってたら犯人のほうが上手でした、、、。
あっさりと息子が戻ってきました。実はここからが面白くなっていくのです。この誘拐事件、最初はお金が目的かと思ったら本当の狙いそれだけじゃなかった。で、教授の過去に関する恨みかと思うとそれだけでもなかった。このイーライ教授の性格がすごく関係してたりします。女子生徒には手を出すし、性格も歪んでいるし、ノーベル賞を受賞しても同僚の誰からも心から祝福されていない、とっても感じ悪い教授です。
テンポ良い展開にあちこちに伏線が張られ、二転三転するお話。裏に隠された人間関係に登場人物全員が怪しくなってきます。そして最後の大どんでん返しには参ったわー。まさかあの人まで絡んでいたとはっ。だけと気持ち的にはスッキリ終わるラストでした。
身代金の受け渡しのシーンで、車を分解してダンボールに詰め込運んでまた組み立て直すという、何とも手の込んだやり方に、これなら手軽に車を運べるなぁと変に感心してしまった。
見終わってよーく考えると怪しい所がいっぱい。改めて観てみるとまた面白いかもしれませんねぇ。
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