2008/04/19公開(04/19鑑賞)
製作国:日本
監督・原案:堤幸彦
主題歌:堂本光一『No more』
出演:堂本光一、中丸雄一、釈由美子、石原さとみ、太田莉菜、伊原剛志、北大路欣也
STORY:一度はスシ職人の道を捨て琉球唐手の達人を志した米寿司(堂本光一)だったが、唐手の道はスシの道、スシの握りは拳の握りであり、寿司を極めずして武道の神髄はつかめないということを悟る。司は全世界に広がる日本のスシの極意を求めてニューヨークへと渡り、日本人の信念と誇りを賭けて異文化の中、スシバトルを繰り広げる。(シネマトゥデイ)
アメリカ→米→米寿司(まいずつかさ)→アメリカスシ?→アメリカ人スシ大好きね!
舞台挨拶付きで、新宿ミラノ1にて観てきました。東京で劇場鑑賞はお初でございます。しかも舞台挨拶付きなんてもんは初めてですよ。
場所がわからず迷って人に聞いてシマッタ、、、
私が観たのは2回目で上映前の挨拶でした。スシ王子が登場したとたんにキャー!っすよ。本人は“オレはまだイケる”と思ったに違いないな。ま、全てといってもいいほど堂本光一ファンなんだろーなぁ。あ?私もか・・・
当の王子はというと、マイクが重くて~と何十キロあるマイクなのか重たそうに持ちながらの挨拶で観客から笑いを取ってました。芸人じゃないのにな。中丸くんはしゃべりが可笑しくて笑われてましたが・・・
堤監督をはじめ、北大路さんの渋くてステキなお声を聞けたのもうれしいし、伊原さんと釈さんは大好きな俳優さんなので生で見られて幸せでしたー。
ただ、劇場自体が大きすぎてみなさんがちっさかったんですよねー。特に、光一さん・・・ちっさ。見終わった時にみんなにちっちゃいちっちゃいと言われてましたわ(笑) 公表どおりなら私と同じ背丈なんだが・・・
ってことで約20分くらいのご挨拶でした。
さて、肝心の作品のほうですが、まず鑑賞する人は限定されてしまうでしょうね。光一ファンなのはこちらに遊びにきてくださる方は知ってると思いますが、ミーハー部分は仲間ウチですることにして、ここはひとつ映画ブログとしての感想を。
個人的にもドラマ版のほうは今一つ乗り切れなかったので、銀幕版のほうには不安がありました。しかし、思ってた以上に楽しく切なく、とても真面目なお話でもありました。もともと映画の企画の方が先で、ドラマはエピソードゼロだということらしい。普通のドラマでは逆ですな。
今まではギャグ色が強すぎた感じがしましたが、この銀幕版のテーマは“米”。これがかなり真面目なんですよ。今やスシは世界で好まれる食べ物になりましたが、実際に本物のスシ職人が握ってるのはどれくらいなんでしょ。日本のスシとは思えないほどのへんてこなスシもありますしね。
そこで、堤監督流の武士道ならぬ“スシ道”を見せてやるーという作品になってました。
かといって、やはり堤監督らしい爆笑できるシーンも盛り沢山なんですよね。
外国人スシ職人の二の腕寿司タトゥーや湯飲みに描かれるアメリカンスシ。そのほか伊勢エビや魚の頭と尻尾をつけたレインボーロールには笑った。ありないよ。でかすぎっ。
イタリア系マフィアのペペロンチーノの手下にはロシア語、中国語等などいろんな国の言葉が飛び交うのはなぜだ?
そのほかシュコーシュコーとお前はダース・ベイダーか?と思ってしまうマスクをつけたミスター・リンなどなどへんてこりんが多数出演。
全てがありえないといえばありえない設定もてんこ盛りです。
釈さん演じる稲子の年齢には・・・びっくりしたー。ありえんありえんありえんよー。しかもあの人と・・・
石原さん演じる“ギャル師匠”も最高です。もとは武留守リリー。一度はなってみたい姿になって現れる師匠。石原さん最高です(笑)
舞台挨拶でも楽しかったし、面白い人なんですねー。
堂本光一という人は、笑える存在でいてほしい私としては満足でした。
アクションシーンは、スタント使わずにこなしたそうで、崖から落ちるシーンも本人自らだとはビックリ。英語の発音をピシャリと直されるシーンも笑えます。
なんと言っても帝劇のSHOCKを観てる人にはウケるネタもあって思わず拍手してしまうシーンもありました。
どこまで一般受けするのかわからないけれど、ドラマよりは断然面白かったです。一応ドラマからの続きになってますが、観てなくても全然大丈夫ですしね。
ただねー、この劇場のスクリーンがやや暗めで、場所も広いからちょっと見づらかったですね。地元ですでに前売り買ってしまってたので、改めて小ネタさがしにじっくり観に行こうと思ってます。
新宿の映画館て360度ぐるりとそろってるんですねー。うらやますぃ~よ。しかもこちらでは上映していない「ノーカントリー」と「ヒットマン」やってるしー。観たかった、本当に観たかったー。でも3本立てはキツイし時間がないので諦めました(泣)
それよりも、昨晩から朝にかけての強風で新宿まで行けるか怪しかったのです。台風並みなんですもん。結局、新幹線も何もかも遅れてた・・・早めに出発して良かったぁ。ホント、アセりましたわさ。
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