【保持通話/CONNECTED】 2008/08/01公開 香港/中国 110分
監督:ベニー・チャン
出演:ルイス・クー、バービー・スー、ニック・チョン、リウ・イエ
1台の携帯電話から始まる、極限のハイスピード・サスペンス・アクション!
絶対に切れない──
この通話が最後の望み
Story:ロボット設計士のグレイスは、6歳の娘を女手一つで育てているシングルマザー。ある日、娘を学校へ送り届けた帰り道、見知らぬ男たちに拉致され、倉庫の中に監禁されてしまう。彼女は破壊された電話機を修理して外部への連絡を試みる。(allcinema ONLINEより)
『セルラー』のリメイク作品です。監督は『香港国際警察/NEW POLICE STORY』、『プロジェクトBB』のベニー・チャン。ハリウッド映画を正式リメイクした香港映画最初の作品だそうです。
誘拐された女性から男性の携帯電話に偶然つながり助けを求めるという設定はそのままなんですが、オリジナルよりもスピード感ある展開でなかなか面白かったです。オリジナルはかなり前に観たので細かいところは記憶が薄れてますが、香港パワー炸裂のアクション映画となっておりました。
確かオリジナルは誘拐された女性が主人公だったハズ。こちらは電話を受ける男性アボンが主人公。アボンには息子を見送るために空港に向かう途中でのSOSの電話だったこともあってタイムリミット付き。仕事の都合で何度も息子との約束を破ってしまっているので、今度だけは絶対に守らなければいけないというハラハラドキドキ感があります。果たして無事に会えるのかー、そして誘拐されたグレイスは助け出せるのかー。
しかし、ここまで命張った人助けはありえない(笑。道路を逆走したり、回転しちゃったり、道なき道を走り回って車はボコボコ。次から次へと乗り換え、挙げ句には強盗まがいのことまでしちゃう。あり得ないシーンに笑ってしまうほどなんですが、アボンにも子供がいて、グレイスにも子供がいることもあってやはり子を持つ親としてほっとけなかったんでしょうね。それにしても・・・凄すぎるなぁ。
別ルートでやがてアボンと合流するファイ刑事は、『エレクション』、『エグザイル/絆』などのニック・チョン。最近気に入ってる俳優さんなのでした。
オリジナル同様、ぐいぐい引き込まれました。アボンは一般人ですが、ちょっと「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンもビックリな突っ走り方でしたねぇ。こちらのエンドロールも携帯電話の待受け画面になってますね。
ラストでの“2度と俺に電話してこないで~”がなかったのはちょっぴり残念かな。でも、リメイクを気にせずに全く別の電話を使ったお話としても楽しめますね。
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