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第一電波工業 SRH805S の偽物

2017-10-01 17:37:10 | 無線
SRH805S の偽物がやってきた。
手元に真正品のSRH805(Sが付かない旧型)が有るので比較してみた。
残念なことに真正品の外袋は捨ててしまい比較できないが、その他について記載しておく。
真正品の袋はネット上にあるので、是非比較して頂きたい。


大きさ、形状共にほぼ同じ。
ぱっと見でケース(専門的にはレードームと言うらしい)部分の文字に違いがある。

こちらに第一電波工業のページのリンクを張っておく。

真正品は紙らしき物に印刷した物が貼られている。
偽造品は印字濃度が薄く、ケースへ直接印刷してある。


こんな感じである。
印刷された文字の向きが違う。
しかし向きと DIAMOND と SRH805 等のフォーマットは真正品のS付きとは同じようである。
真正品が直接印刷か濃度の差の違いは不明である。


無線機との接続面を見ると大きな違いがある。
真正品は金属面に筋が掘ってあるが、偽造品にはそんな加工はされていない。
無線機とアンテナとの隙間を埋めるために真正品はOリングが添付され、それの収まりが良いようにとの配慮だろう。


袋を見ると更に違いがある。

・フックに掛けるための孔の大きさが小さい。
・第一電波のロゴが何かからコピーしたか、何となく少々ぼけている。
・赤文字部分の周波数は良いが、下の行が少々おかしい。
「小型ハンテイ-アンテナ」(「小型ハンディアンテナ」と言いたいんだろう)
・右上の白い楕円の中の文字は「広帯域受信対応」と書いてあるはずがおかしい。
漢字が日本では使わない”帯”が”帶”に、”対”が”對”になっている。
・白文字印刷部の何カ所かがこれまたおかしい
「インヒ-LΛ50Ω」「レヒ -対応型」(「インピーダンス50Ω」「レピータ対応型」と言いたいんだろう)

そしてVSWRを測定すると430/1200Mhzでは真正品とさして違わない値=最良好条件下で1.8-2.2=を出した偽造品だが、144Mhzでは限りなく無限大に近い値だ。
430/1200Mhzでの使用は良いとして、144では使い物にならない。
ただこの状況からダミーロード的な作りでVSWRが低いというわけでは無いことを証明している気もする。

他にモービルホイップ等でも偽造品が有る様で、各自購入の際は注意をしていただきたい。
しかしこんなにマイナーな趣味の、更にニッチな超短縮アンテナなんか偽造して儲かるんだろうか??
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