ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

Always 三丁目の夕日

2006年03月09日 11時15分15秒 | シネマとビデオ
休みだったので、また映画に行ってきた。
日本アカデミー賞受賞作品「「Always 三丁目の夕日」
すごく良かった。

私たちの年代には懐かしい。
日本の古い時代、そして、忘れてしまった大切なハートとは何かがテーマ。
経済が最優先になる少し前のハナシ。荒廃した国土から立ち上がって力強い日本の
始まりの頃が描かれている。

その象徴として東京タワーが映画の進行と共に徐々に完成へと向かってゆく。

日々の生活に追われていないか。
急がしすぎないか。
金至上主義に陥ってはいないか。
本当に大事なものは何か。 
それを思い出して欲しい・・・と。

モノが溢れ、モノ余りの今の時代。
金を出せば何でも手に入ると言ってもてはやされた若い人がいたが、少し違うの
じゃないか・・・と。
金のある無しが勝ち負けで、勝ち組に入れないのは無能・バカ呼ばわりの現在、
大分違うのじゃないか・・・と。

自分が生まれた町の通りと映画が交錯して見えた。
母親に叱られて家から飛び出した時、街路灯の明かりが涙でにじんだ。
通りには夕食の支度の明かりが見えてた。
遠くで自分の名前を呼ぶ母親の声・・・。

駄菓子屋、路地の遊び場、汗を流して働く職人、そして・・
近所でテレビを毎晩見せてもらっていた私。
ついに、我が家にも登場した白黒のテレビ。

今の時代ではあっても、忘れてはならない何がいっぱいあった。