ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

絵描きの視点

2006年03月26日 08時55分11秒 | マイ・ブーム
絵描きはひねくれ者だ。
違う視点でモノを見たがる。
人と違う角度で同じものを表現したがるからだ・・・。
時には、見える方向からの情報だけで、見えない方向からの形は想像さえもスル。

そういう視点で世の中も見ているかも知れない。

自分の考え方に異論を唱える者がいると、激しく論戦を挑むこともある。
「冗談じゃない、そんな考えは犬に喰わせろ!」とつかみかからんばかりの迫力で
やりあうこともある。
昔、新宿の夜でそういうことがあった。
ギラギラしたものをキャンバスにぶつけるのだ。

真っ白い画面に新しい形を創ってゆく。
何モノにもとらわれない独創性があるなら、いつかは理解されるだろう。

だが、おうおうにして、絵描きが生きている間に認められないこともある。

芸術は経済とは対極にある。

この世の中で、一番の付加価値を生み出すことのできるのは芸術家だ。
IT産業のヒルズ族といわれる彼らだってかなわない。
1000円の原価で100億円の売値になることもある。

昔、仕事でよく聞いた言葉がある「どのくらいの時間がかかったか」と。
絵画は投入時間、就労時間が問題になることはないのだ。