写真は実家の屋根裏の物置に大事に保管してある自作受信機です。1970年、高校生の時、本や雑誌を見ながら自分で設計した12本の真空管を使ったトリプルスーパー方式のオールバンド通信型受信機です。バイトで金をため部品をそろえ、寝食を忘れ作り上げました。当時としては、高級なものです。
これで、世界中の海外放送を受信し、「ベリカード」(受信証明書)を集め専門雑誌に毎月受信レポートを投稿し、掲載され喜んでいました。アマチュア無線局を開局したときもこの受信機を使いました。初めての外国との交信は、香港に停泊中の船の局でした。今でもその感動を覚えています。本当に熱中しました。
この受信機は、「不可能に近いこともやればできる。」と私に自信と誇りを持たせてくれるものなのです。今でも、「お守り」のように大切にし、不調な時にながめます。いつか、もう一度、火を入れようと考えています。(「火を入れる。」とは、無線の世界で、無線機の電源を入れ稼働させることを言います。真空管のヒーターが赤く光ることから出来た言葉です。)
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OKAMURA
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