今回は五輪とゲームセンターの関係について。
2016年。安倍マリオには大変ガッカリした。どういう経緯があったかは知らないが、安倍晋三とかいう生き物に対し任天堂としてマリオの使用許可を出したということだろうから。
まあそれはさておき、今回の五輪。開会式で日本のTVゲームの曲が流れたらしい。らしい、というのは私は映像を確認したわけではないからである。あしからず。正直、見る気になれなかった。
今回、入場時にドラゴンクエストやソウルキャリバーの曲が使用されたそうで。
もし、五輪が本当に平和の祭典であったなら、ゲームの曲が流れても悪い気はしないのだが。
気にくわない理由が2つあった。
1つ目は、ドラゴンクエストの曲は、すぎやまこういちが作曲しているということ。すぎやまはネット右翼・極右勢力に親和的な人物である。そんな輩の曲は、公的な場にふさわしくない。
まあ、関係者の差別発言が明らかになっている今回の大会については、すぎやまの曲はむしろ相応しいかもしれないが。
2つ目は、格闘ゲーマーとして、アーケード発祥の格闘ゲームであるソウルキャリバーのBGMが使用されたことは受け入れ難かった。五輪のせいでゲームセンターが潰れたケースがあると考えられるからだ。
パンデミックの影響で家庭用ゲームの売り上げは好調だが、以前から厳しい状況にあったゲームセンターにとってコロナ渦は致命傷だ。
その中でも特に、バーチャファイターの聖地であった新宿SPOT21の閉店は、本当に残念だった。残念極まりない。
バーチャファイターは再始動し、新たなシーンを迎えつつある。だが、その中心にあるべき場所が失われてしまった。
たらればになるが、もしも昨年の時点で五輪中止が決まり感染対策に全力を注いでいれば、防げた閉店だったのではないか。いずれ閉店に追い込まれるにしても、国からの休業補償があれば6月のVFes稼働まで持たせることはできたのではないか。
あんなロクでもない大会のスポンサーに大金が税金から支払われる一方で、ゲーセンには休業補償も協力金も出さない。
ゲーセンに思い入れがあるゲーマーとしては、この仕打ちは許せなかった。