クリスチャンって最高だ!より
滝元順さん著
《聖書の教える死後の世界》
東洋人は一般的に、死後に対する世界観があいまいです。しかし、聖書ははっきりとしています。
キリスト教が体系化されたのは、パウロという人物の偉業であったと言っても過言ではありません(新約聖書の「使徒の働き」、その後に続く「パウロ書簡」を読むならばその様子を知ることができます)。
ある時、彼は不思議な体験をしました。それは彼が迫害を受け、石打ちの刑に処された時のことです。彼は一度死んで魂が体から離れる体験をしたのです。彼はその体験について記しましたが、これが聖書の教える死後の世界観でもあります。
パウロは、その時のことを「肉体のままであったか、私は知りません。肉体を離れてであったか、それも知りません。神はご存じです」と二度にわたって記しています。彼としては肉体のままか、離れてか、どちらかははっきり分からなかったようですが、なにしろ、気づいたら死後の世界に入っていたのです。
私たちもやがて肉体から離れる瞬間が来ます。しかしそれは、パウロの体験からすると、この地上から死後の世界は連続しているようです。
さらに、イエスさまが一つの興味深い話をされました。それは死後、どのようになるかについてのはっきりした回答であり、曖昧な点がありません。