N国・立花代表、竹島の領有権は韓国にあると主張…
「70年近く占領されている」
ディリースポーツ 2019.09.10
「NHKから国民を守る党(N国)」の党首で参議院議員の立花孝志氏(52)が10日、自身に対して脅迫での被害届を出した東京・中央区議の二瓶文徳氏(25)への面会を求め、区議会が入る同区役所を訪問した。区役所前では報道陣の取材に対応。日本と韓国がともに領有権を主張している竹島について、領有権は韓国にあるという趣旨の主張を表明した。
竹島については、同党の丸山穂高衆院議員(35)が韓国議員団の上陸に対して「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」と投稿したことで話題に。立花氏は「家でも、所有者に家賃も払わず20年間勝手に住んでたら、所有権は住んでる人に移る」と、不動産の「取得時効」について説明した。
それに照らし合わせ、「70年近く占領されてるのに、今さら『日本の領土』って言ったら、戦争になるでしょ!だから、もう日本の領土じゃないってはっきり言ったら、戦争にならないということを言ってる。そういうことも考えましょうよと」と、現状での領有権は実効支配している韓国にあると主張した。
続けて「一番、国民を平和に導くためには、竹島はもう捨てるっていうことも、国民の皆さんの中で多数決で決めるというのも必要」と持論を展開。「勝手に日本のものだと言ってるから、韓国も怒ってるんでしょ!?『俺たちが67年間も守り続けている島を、なんで日本が領有権あるって言ってるんだ』と揉めてるんだから、あの島は韓国のものだと決めてしまえば、戦争しなくていいわけでしょ?その問題提起をしてるに過ぎない」と、丸山議員の投稿を擁護した。
【 所 感 】
尚、9月6日の記事においても、このディリースポーツが報じる内容について、N国党に対する悪意みたいなものが感じられましたので、それについても私見を述べさせていただいています。
※ 『 "表現の自由" 同士の健全な議論を』を参照してください。
その上で、今回、N国党の立花孝志党首のこうした発言というのは、当該記事を綴った記者のように、聞く側の思想信条が立花氏と相容れない場合、どうしても、きちんと理解しようとしない、または、できないといった心理状態に陥ってしまうのは、ある意味、仕方のないことだと思います。
しかしながら、本来、ジャーナリズムというのは、自分の思想信条を押し殺し、『事実のみを報じる』ということに全力を投じるべきであり(スポーツ紙なら尚更!)、このような、フェイクニュースを流してしまうことについての謝罪と責任は、きちんと果たすべきだと思います。
しかも、当該記事を読んだ人たちによる、立花氏への猛烈な批判をみたとき、右だ、左だと、偏ってしまうことの愚かさみたいなものを改めて感じましたし、また、現代の日本社会では、中庸(又は中立や中道)を保つ、ということが、非常に困難であることを認識させられた思いです。
ともかくは、立花氏の反論動画を紹介致します。
【竹島】は日本国の領土です。デイリースポーツの記事で誤解を招いていますので釈明です。