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和貴の『 以 和 為 貴 』

海釣り自分史:10年をふり返って・・・

ゆぅすけ改め和貴(カズキ)です。

今年で海釣りをはじめて丸10年が経とうとしています。
(ブログ歴はさらに長いけど…w)

そんなわけで今回は、初心を忘れないためにも、これまでの10年をふり返ってみようかなと思います。(長文ごめんよ~)



そもそも海釣りを始めたきっかけは、当時、タクシー運転手で同業他社に勤めていたM田氏に銭を貸したことがきっかけとなる。

その後、M田氏に催促はすれど、「カネがない」の一点張りだったため、「返済どうすんねや?」と尋ねると、「使ってない釣り竿やリールがあるから、それ全部カッチャンに譲るよってにそれで堪忍して…」だった。

「はぁ~?」と、はじめは賦に落ちない自分ではあったが、元来魚釣りに関して独自の想い(「フナ釣りからはじまり、フナ釣りで終わる」の真意)みたいなものもあったので、「それじゃ~、これから海釣りはじめてみよっか~。せやけど俺、これまで野池やら川で釣りはしたことあるけど、海釣りはほとんどやったことのないド素人やから、仕掛けもわからんし、きちんと教えてや~」といって、海釣り道具を譲ってもらうことにした。

そして、道具一式を譲ってもらうため、一路、和歌山県中紀まで車を走らせ、船竿・磯竿・投げ竿などの釣り竿15本と、リールが7個、それ以外に古~い無名のクーラーボックスと釣り小物をどっさりと持ち帰った。

竿はどれも15年以上は経過しているものばかりで、そのほとんどは穂先が折れていたり、洗い流されることもなく何年も放置されていたせいで潮ガミや汚れのひどいものばかりだった。

すぐさま使える竿は、せいぜい4・5本程度だったと思う。

リールに関しては、2000番台ばかりの小型のスピニングリールで、どれも潮ガミと汚れがひどく、リールを巻くとガリガリと音鳴りがし、いまにも壊れてしまいそうな感じだった。

そんな竿やリールだったので、「貸した銭と割り合うんかいな?」とか思いつつM田氏に対しては、「まぁ貸した銭はそれはそれ。ほんで譲ってもらった釣り道具もそれはそれ。わかった?」

とだけ言い放った…。

けれども、こうした古びた竿やリールというのは、後にお話しするが、自分の魚釣りに対する "意識" というものを、各段に向上させてくれたんだという思いとともに、今となっては、M田氏に対しては感謝の気持ちに変わっている。



さて、月日は流れて9月の末ころになり、譲ってもらった釣り道具のうち、使えそうなものだけを選んでは車に積み込み、M田氏とD氏と俺の三人で、大阪府岬町にある突堤で初めての海釣りに挑戦することとなった。

釣り方はウキ釣りで、仕掛けは全てM田氏に任せ、エサはオキアミと青イソメを買ったわけだが、どれも初めて目にするのものばかりで、特に青イソメについては、それを触るのにはかなりの抵抗があった。

はっきりいって気持ち悪かった…

しかもドロッとした汁が出てくるし、頭からハサミのようなものが出てきては指をかまれてしまい、「うわッ!」と言ってイソメを投げ捨てる始末であった。


⇓ 岬公園裏突堤


⇓ M田氏


⇓ D井氏


⇓ そして…俺(≧▽≦)


人生初のチヌ(黒鯛)だったが、このとき黒鯛のことを "チヌ" と呼ぶことを初めて知り、しかも、チヌ(黒鯛)がこんな身近な沿岸海域で釣れることに、とてつもなく驚かされた。


次に釣りあげたのはガシラ(カサゴ)だったが、これまた人生初であり、その名前はもちろんのこと知らなかった。また、チヌと同様にこんなものが沿岸海域で釣れることにも驚かされた。(写真では満面の笑みを浮かべている)



その後もM田氏、D氏両名と、二人ないし三人で岬公園裏突堤を中心に、大阪南港や泉大津、貝塚など、さまざま釣り場へ赴いては、魚釣りを楽しんだ。(このとき、ベラやアブラメ、フグ、キス、カワハギなんかを知る。)


⇓ 大阪・南港かもめ大橋下にて


この写真は、俺が釣り上げたボラだったが、D氏はそれを手掴みにし、写真を撮ってくれという。(かなり変わった人物だww)

ところが、このときのボラの臭いがあまりに強烈だったために、道具や雑巾に臭いが染みつき、車内にまで臭いが充満してしまった

そんなこともあって、このとき釣ったボラのお陰で、竿などの釣り道具に、臭いが付かないための工夫をしなければならないことを知るのだった。


それでも海釣りというのは、様々な釣り方や仕掛けがあり、これらを覚えるために、ひとりで大阪府内の釣り場を巡回しながらも、その他釣り人をジッと眺めていたりした。

また、釣具屋に通っては陳列されている仕掛けや道具を眺めながら、「これは何に使うんかな~?」などとあれこれひとりで考えるていると、2~3時間など、あっという間であった。

釣りに関するカタログや冊子なんかも貪り読みまわし、youtubeでも釣り動画なんかをガン見した。(この時拝見させていただいたユーチューバーの中で、『健啖隊』というチャンネルがあり、このチャンネル動画は自分にとって非常に面白く、分かりやすかったし、魚の捌き方や料理の仕方なんかも初心者の自分にはとても勉強になったし、このチャンネルの隊長のことを、陰ながら "師" と仰いでいる。)


そうこうしているうちに、自分のやりたい釣りも見つかってくるわけで、はじめに挑戦しようと思ったのは、フカセ釣りと投げ釣りだった。

しかし自分の身近にいる者で唯一、魚釣りを知っているはずのM田氏だったが、フカセ釣りや投げ釣りの経験がないらしく、メインの釣り場は "海上釣り堀" ということだった。

そんなこんなで、とにもかくにもフカセ釣り用の道具を自分なりに調べ揃えていかなければならないわけで、しかも譲ってもらった竿やリールが折角といってあるのだから、新しいものを買うわけにもいかないと思い、そこで使えそうな竿(磯竿2号4.5m)の穂先を自分なりに直し、リールも全て自分なりにオーバーホールしてみた。

結果、それまでガラクタぽかった道具たちが、次々に美しくなり、しかも実際に使えるようになっていくことの喜びを知り、この時の経験というと大袈裟かもしれないが、魚釣りを本気で覚える前に、まずは道具の修繕方法やメンテナンスといったものを覚えれたことが、ひじょうに良かったんだと痛感し、今はM田氏に感謝している。

というか、竿やリールなどの道具を大切にし、扱うこと、このことを第一に考えるようにもなれたわけで、これは自分で修繕し、且つメンテナンスしなければ、なかなかに身に付かないことであり、よって、カネだけ出せば良い!ではないということである。

よく人は、「●●は道具やない」と謂うことがあるが、その根本的な考え方は以上のような考えに基づいてのものなのかもしれないが、しかし自分自身はまだまだ未熟者ゆえ、その答えを見つけるまでには相当な年月が必要なのかもしれない。






そして、道具もある程度揃ったところで、フカセ釣りの練習のためにと、大阪南港や岸和田ホクシンに通いはじめるのだった。



つづく・・・かも?

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