広島旅行3日目は、呉まで来ました。戦艦大和と海上自衛隊呉資料館を見に来ました。電車で、各駅だと50分くらいです。
呉駅前です。電車の降り口は、こちら側しかありませんが、大和ミュージアムには、スーパーの中を通っていくようになっています。
大和ミュージアムの入り口。新たに発見された特別資料が展示されています。ここから下は、その新しく発見されたものです。
そして、通常の展示のほうへ。
すぐに、目に入るのが、この戦艦大和。
横にいる人と比べると、このモデルの大きさがわかると思います。下のほうに降りてみることもできます。このでかい大和が、護衛もなく出航すれば、戦闘機の標的になりやすく、ひとたまりもないことは明らかです。
ゼロ戦も展示されています。
これは、回天。このなかに、人が入って、相手の戦艦に突撃するという、信じられない話です。大和ミュージアムには、呉の歴史にかなりのスペースをとって展示されていました。そこだけでも、かなりの時間をかけてみることができます。ゆっくり見ると、3時間くらい必要でしょうか。私たちは、2時間くらい滞在しました。
そのあと、お昼に海軍カレーを食べたいので、鉄のくじら館に移動です。大和ミュージアムから、大きな潜水艦が見えます。これは、引退した潜水艦「あきしお」実物です。
でかいです。潜水艦って、こんなに大きいとは思いませんでした。こちらの「てつのくじら館」は、入場無料です。海上自衛隊の活動について、一般に公開していることが目的だからです。海上自衛隊って、何をしているのか?ここにきて、世界的に貢献する大変な任務を任されていることを初めて知りました。
このようなたくさんの機械が展示されています。
こちらも、見ただけではわかりません。数えきれない数の展示です。これらの機械の目的は、海の中の機雷を処分するための活動です。戦争の際に、地雷を埋めるとか、ミサイルが埋まっているという話は聞きますが、海の中にも、機雷やミサイルが残っているんです。それらを探して、処分していく活動を行っているそうです。
これは、へこんでいますが、へこんだ部分が、処分する際の爆発でへこんだ後だそうです。
へこみだできた際の爆発の大きさがわかります。展示室の中には、現役や引退された自衛官の方がいて、説明してくれます。
潜水艦の中での食事。色が暗く映っているのは、夕食時は、このような明るさの中で食事をしていることを表しているためです。
こちらは、昼間の食事の時の明るさ。潜水艦の中では、時間がわからなくなるので、照明の明るさで、わかるようにしているそうです。
トイレやシャワールームは、普通の船と変わりない感じです。
一般の船員が眠るベッドとロッカー。プライベートはないですね。
睡眠体験ができます。ベッドに上がるのもやっとです。
寝返り打つのも大変ですが、慣れてくるそうです。
ここから、外から見える潜水艦の中に入り込めます。
向こうに見えるのは出口。
先ほど見たトイレ、シャワールームとほとんど変わりませんが、少し古い感じがします。
キッチンスペース。
ここは、潜水艦の艦長の部屋の会議スペース。
艦長の部屋は、ベッドも机、いすもあり、少し余裕があります。
ここは、魚雷を入れる場所。
操舵室です。
ハンドルを握らせてもらい、動かすことができます。
他にも、潜望鏡を使って、実際に、海のほうにある灯台を見たりすることができます。
最後に帰るところで、イベントで、制服を着て記念写真を撮ることができました。こちらにも、現役の自衛官(ケガして実務から離れているそうです)の方がいて、話を聞くことができました。
そのあと、入船山記念館に向かいました。
記念館に向かう途中の排水溝のふたは、大和のみならず、いろいろな戦艦を描いたものになっています。
旧呉鎮守府司令長官官舎だったところです。
この時計も移設されたものですが、この時計が、当時の働き方改革に大きな役割を果たしたということが書かれています。
東郷平八郎氏の離れも移設されています。
離れ屋敷は、外から眺めるだけです。
こちらが、記念館です。横のほうから、中に入れます。
和室と洋室の両方を一つの建物の中に兼ね備えています。
すごく大きいわけではありませんが、シンプルな和室と丁寧に作られた洋室が、うまくマッチしています。
外から見ると、白い壁のところが洋室で、木の壁のところが和室です。
下の写真は、受付のある建物の2階に展示されていたものです。
戦時中に、日本国民に対して、撒かれたビラです。このようなものが大量に撒かれていたんですね。早く戦争が終わっていれば、原爆も落とされずにすんだのではないかと思います。