「結弦は答えがもうわかっている」 ブライアン・オーサーが語る羽生の再始動
羽生結弦選手とコーチのブライアン・オーサーがタッグを組んでから今季で8年目。四大陸選手権でスーパースラムを達成した羽生は、次はどこへ向かうのか。AERA 2020年3月9日号では、ブライアンコーチに独占インタビューした。
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──羽生結弦選手(25)は四大陸選手権の優勝で、五輪や世界選手権などシニア、ジュニアの全主要大会を制すスーパースラムを達成しました。
嬉しいことです。結弦がずっと望んでいたタイトルですから。今季は、シーズン初戦で優勝、スケートカナダも初優勝し、良い流れの中で、四大陸は初タイトルとなりました。
全日本選手権が一つのターニングポイントになったと思います。フリー演技が終わってリンクサイドに戻ってきた瞬間、結弦は「疲れた」と言いました。それは4分の演技で疲れたのではなく、この8年間走り続けてきた日々に疲れたという意味だと感じ取りました。2度の五輪王者、2度の世界王者のタイトル、さらに多くの試合のタイトルを保持しながら戦う精神力は、計り知れません。全日本選手権でタイトルは逃しましたが、むしろちょっとホッとして、やっと落ち着いて仕切り直せるな、という気持ちになりました。
──NHK杯、グランプリ(GP)ファイナル、全日本選手権の連戦は負担になりましたか?
いつもの結弦なら、試合が連続すればアドレナリンをどんどん出して調子を上げていきます。しかし今回は、日本、カナダ、イタリア、日本と移動も多く、GPファイナルでは帯同予定だった(別の)コーチがアクシデントで間に合わず、コーチ不在という予定外のドラマまで加わって、精神的に疲れがありました。結弦に必要なのは、体力回復よりも、心を落ち着かせていつもの環境に戻ることでした。
──平昌五輪シーズンのプログラムに戻した経緯は?
年明けに結弦から「昔のプログラムに戻す」と聞いて、コーチ陣はみんな賛成でした。すぐに振付師のシェイリーン・ボーンに電話して、(昨季から演技時間が短縮されたため)4分半を4分にするリニューアルをお願いしました。チームメイトで韓国のチャ・ジュンファン(18)のプログラムの手直しもあったので、すぐに都合をつけてリンクに来てくれました。
──2年ぶりに「バラード第一番」と「SEIMEI」を見た感想は?
一言でいうと「これぞ正真正銘の結弦だ」という気持ちでした。もちろん昨季から使ってきたプログラムを嫌いだったわけではありませんが、あくまで「オマージュ」ものです。誰かへの敬意というのは、自己主張を押し込めることになりかねない。結弦が、彼自身について語り、彼の心の中をそのまま表現できるプログラムは、やはり見ていてワクワクしました。曲を戻した直後に楽しそうに滑っている様子を見て安心し、1週間もしたら威厳がにじみ出てくるようになり、感銘を受けました。
──ファンも、再演をとても楽しみにしていました。
ソウルでの公式練習では、曲をかけずに結弦がポーズをとると、それがどの場面のどのポーズかがわかり、観客から拍手が起きました。見る者の想像力を広げさせ、目で見えない部分までも感じとらせる。傑作とはそういうものです。
一言でいうと「これぞ正真正銘の結弦だ」という気持ちでした。もちろん昨季から使ってきたプログラムを嫌いだったわけではありませんが、あくまで「オマージュ」ものです。誰かへの敬意というのは、自己主張を押し込めることになりかねない。結弦が、彼自身について語り、彼の心の中をそのまま表現できるプログラムは、やはり見ていてワクワクしました。曲を戻した直後に楽しそうに滑っている様子を見て安心し、1週間もしたら威厳がにじみ出てくるようになり、感銘を受けました。
──ファンも、再演をとても楽しみにしていました。
ソウルでの公式練習では、曲をかけずに結弦がポーズをとると、それがどの場面のどのポーズかがわかり、観客から拍手が起きました。見る者の想像力を広げさせ、目で見えない部分までも感じとらせる。傑作とはそういうものです。
※AERA 2020年3月23日号より抜粋
オーサーコーチって
いつでも結弦くんを
ありのままに受け止めてくれる・・・
それは、結弦くんの何もかも丸ごと愛し、
希望を持って、ずっと信じ続けているからだと思う。
結弦くんのありのままを受け入れ、
相手の全部を全身で受け止める。
相手の全部を全身で受け止める。
結弦くんが色々なことがあっても、
くじけずに頑張っていられるのは
くじけずに頑張っていられるのは
結弦くんをまるごと受け入れて
愛してくれるクリケットファミリーがいるからなのでしょうね。
結弦くんが今、ここにいるだけで、
皆が喜んでくれる、
幸せでいてくれる・・・
悩んだり、苦しんだりしたときも、
温かい眼差しで見守ってくれる・・・
人を元気付けられる人というのは、
相手に気持ちを寄り添わせながら、
相手の話を聞き、
相手の話を聞き、
相手の良いところを認めて、
さりげなく褒めてくれる・・・
さりげなく褒めてくれる・・・
そんな人のように思えます。
心に灯りを照らし続けてくれるような、
そんな温かい、愛に満ちたファミリー。
そんな温かい、愛に満ちたファミリー。
いつも結弦くんを笑顔にすることが出来て、
勇気と希望を与えることが出来るオーサーコーチ。
勇気と希望を与えることが出来るオーサーコーチ。
来シーズンも結弦くんを
たくさんの愛で見守ってくださいね。
オーサーコーチ、よろしくお願いします。
読んでいただいてありがとうございました。
*画像は感謝してお借りしました。