世界の一流スケーターたちが一堂に会する豪華アイスショー「ファンタジー・オン・アイス 2018」の千葉・幕張公演が、5月25~27日に行われました。
リポート第1弾では、平昌冬季オリンピック金メダリスト・羽生結弦選手の出演シーンをご紹介します!
オープニングは、ゲストアーティスト・CHEMISTRYのヒット曲『PIECES OF A DREAM』とのコラボ。CHEMISTRYの美しいハーモニーが響く中、トップスケーターたちが次々と登場します。
そして、最後に現れた羽生選手。右足のけがで現在もリハビリ中ですが、順調な回復ぶりをファンに報告するかのように、トリプルアクセルなどを鮮やかに決めました。
羽生選手が公の場でジャンプを跳んだのは、平昌冬季オリンピックのエキシビション以来。客席からは、ひと際大きな歓声が沸き起こりました。
豪華スケーターたちによる、めくるめくショー。その大トリを務めたのは、羽生選手。「幼い頃から聴いていて、思い入れのある曲」という、CHEMISTRYの『Wings of Words』に乗せて、美しく情感たっぷりに演技を披露しました。
フィナーレの曲は、映画「アナと雪の女王」の劇中歌『Let It Go ~ありのままで』と『星に願いを』のメドレー。May.Jさん、CHEMISTRYさん、宮本笑里さんらの生演奏と、スケーターたちが氷上に作り出す幻想的な風景に、観客もうっとり。
リンクを周回する最後のあいさつでは、羽生選手は観客一人一人と視線を合わせ、“感謝の想い”を伝えていました。
公演後に行われた、羽生選手の囲み取材の模様を紹介します。
── 今日は素晴らしいトリプルアクセルでした。オリンピック後、初めて公式の場でジャンプを披露したと思いますが、ジャンプと足のけがの状態はいかがですか?
羽生「ジャンプは今、種類を制限して、アクセルとトウループとサルコウジャンプをリハビリとして練習しています。なので、難しい入り方だったり降り方は、まだ着手できていない状況です。けがの具合としては、ループ、ルッツ、フリップがオリンピックの時に一番痛みを感じていたジャンプだったので、そのジャンプをやっていない限りは痛みを感じていない状況ではあります」
── これならすぐに4回転も回れるんじゃないかと思ってしまったのですが、4回転アクセルはどんな感じでしょうか?
羽生「4回転アクセルは、後々できればいいなと自分の中で位置付けています。自分もまだリハビリの段階で、きちんとした練習ができているわけでもないですし、ショーやイベントなどで練習がしっかりやれている状況ではないので、まだ高難易度ジャンプに関しての目途は立っていないです」
── アクセル、サルコウ、トウループは、それぞれ3回転までは跳べている状態でしょうか? また、ほかのルッツ、ループ、フリップについての現状を詳しく教えてください。
羽生「アクセル、サルコウ、トウループに関しては、まだアクセルもそんなに安定しているわけではないんですけど、とりあえず3回転までは跳べるようになりました。そして、ルッツ、フリップは特に1回転もやっておらず…というか、右足でつま先をついてその衝撃でジャンプするものに関しては、1回転だけではなく、上がるだけのジャンプもやっていない状況です。ループは、軸を取る練習だとか、1回転だったり上がるだけのジャンプなどを少しずつ、毎日1回か2回やるようになってきたところです」
──「ファンタジー・オン・アイス 2018」の公演中に、ISUの総会があり、ルールが変わるということですが、4回転ジャンプの制限があるという話も挙がっています。そのあたりについてはどのようにお考えですか?
羽生「まだ実際に決まっているわけではないので…あまり明確なコメントは控えたいなと思っています。ただ、僕はどんなルールにおいてもフィギュアスケートが好きという気持ちは変わりません。フィギュアスケートをやってその勝負の世界にいる中では、やっぱり勝ちたい、トップに立ちたいという気持ちがあるので、どんなルールであれ自分が適応し、その中で勝てる自信を付けながら練習していきたいです」
── 今日の公演の最後にCHEMISTRYとコラボした曲は、おそらく新プログラムではないとは思いますが、もし可能でしたら、来季のプログラムについてどのあたりまで準備が進んでいるか教えてください。
羽生「曲は決まっています。ただ、その曲のことについてはまだコメントを控えさせていただきたいなと思います」
── それは、ショートもフリーも両方決まっているということでしょうか?
羽生「はい。……あの、なんか変な報道ありますけど(苦笑)、僕は全然関与していないですし、びっくりしました。羽生結弦って知らない世界の人もいるんだなって思いました」
「ファンタジー・オン・アイス 2018」 5月25日(金)公演
①オープニング/『PIECES OF A DREAM』(Vo:CHEMISTRY)
②紀平梨花/『La Vie En Rose (Feat. Nieka Moss)』
③エラジ・バルデ/『Pharrell Mix』
④宮原知子/『アランフェス協奏曲』
⑤ミーシャ・ジー/『MIC DROP』
⑥ウラジミール・ベセディン&オレクシイ・ポリシュク/『ロデオ』
⑦織田信成/『Nat King Cole Medley』
⑧カロリナ・コストナー/『You Raise Me Up』(Vn:宮本笑里)
⑨ジョニー・ウィアー/『白烏(THE SWAN)』(Vn:宮本笑里)
⑩アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ/『Spiderman WW』
⑪ハビエル・フェルナンデス/『Prometo』
⑫鈴木明子/『Sparkle ~輝きを信じて~』(Vo:May J.)
⑬安藤美姫/『ロンド(輪舞)』(Vo:May J.)
⑭エフゲニー・プルシェンコ/『Tango Amore』
⑮エフゲニア・メドベージェワ/『Experience』
⑯ステファン・ランビエール/『Read All About It』
⑰テッサ・バーチュー&スコット・モイヤー/『El Tango De Roxanne』
⑱エラジ・バルデ&アンサンブル/『This is Me』
⑲安藤美姫/『FEEL IT STILL』
⑳ジェフリー・バトル/『For Forever』
㉑織田信成/『ユメノツヅキ』(CHEMISTRY)
㉒アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ/『My Gift to You』(Vo:CHEMISTRY+Vn:宮本笑里)
㉓ジョニー・ウィアー/『Beyonce Gala』
㉔鈴木明子/『風の神の歌』
㉕ハビエル・フェルナンデス/『ラ・マンチャの男』
㉖エフゲニア・メドベージェワ/『Memory』(Vo:May J.)
㉗ミーシャ・ジー/『You go your way』(Vo:CHEMISTRY)
㉘アレクサンダー・チェスナ&エカテリーナ・チェスナ/『FANATICO』
㉙ステファン・ランビエール/『Slave To The Music』
㉚カロリナ・コストナー/『Back To Black』
㉛エフゲニー・プルシェンコ/『Tribute To Nizhinski』
㉜テッサ・バーチュー&スコツト・モイヤー/『I Dream a Dream』(Vo:May J.+Vn:宮本笑里)
㉝羽生結弦/『Wings of Words』(Vo:CHEMISTRY)
㉞フィナーレ/『Let It Go~星に願いを/メドレー』(Vo:May J+Vo:CHEMISTRY+Vn:宮本笑里)
詳しくは
こちらからです。
Faoiの結弦くんは
とにかくかっこよくて、
惚れ惚れしちゃいました
ノンノン、俺に惚れるなよ~
ノンノンも流行りましたね(笑)
来年は仙台公演もあるので、
本当に楽しみです
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*画像は感謝してお借りしました。