大学生の頃

大学時代の友達に久しぶりに会った
5年くらい会ってなかったかな
学生時代の友達ってありがたい。
10年ぶりだろうが20年ぶりだろうが
会ってお話しだすと
すぐに若かったころにタイムスリップする。

久しぶりだね～
全然変わっていないね～
とか言いながら
月日の経つのは残酷で
変わっていないはずがない
※ゆづくんはちょっと例外だけど

大学の頃、モテモテだった彼女
久しぶりに見た友は
若かった頃の美貌は
当然のことながら見る影もない
ましてや、ごくごく普通顔の私は
それどころじゃない。

「変わっていないね」は合言葉
お互いに相手の顔を見ながら
自分の容姿の衰えを重ね合わせてしまう。

それでも、
今、どちらも健康で（まぁ、多少色々問題あるけど）
ランチを美味しく食べながら
お互いの近況をおしゃべりするのは
幸せだなって思う。

屈託がなく
物事をストレートに表現する彼女は
学生時代から私の憧れだった。
裏がない信頼できる友って
本当にありがたい。

きっと、沢山苦労をして今があるんだろうけど
家族や日常の事を楽しそうに話す彼女は
やっぱりあの頃の
輝いてた彼女のままだ。

お互い、残された時間は長くないんだから
人生を楽しもうね。
また、近いうちに会いましょう

といって別れた。

彼女の乗ったエレベータ―
後姿をずっと見送っていた私に
2度3度、そして4度5度と振り返って手を振る彼女

シンデレラエクスプレスの恋人同士かよ。