ラヂオ惑星モルファス

介護の行く末



ブログの更新が少し間遠になっていました。理由は・・・・・母親の介護です。
認知症が進んで、短期記憶がほとんどないような状態になりました。私が息子であることや名前は憶えていますし、満蒙開拓団に行った事などの事実は記憶していますが、エピソードの記憶はなくなってしまいました。外へ出ておしゃべりする事が大好きだった人が、自宅で一日中じっと座っている状態になってしまいました。
茶道や華道を教えていて「先生」と呼ばれていましたし、デイサービスやショートステイでは沢山の人達と話す事が大好きで「社交的ですよ」と介護員の皆様も話しておりました。
最近では、特養に入りたいと訴える事が多くなりましたが、息子1人しか話し相手がいない自宅より、多数の同じ様な年齢の方と話せる環境が良いのだと思います。
手足の機能が損なわれているわけではないので、現在の制度ではどんなに日常生活が出来なくなっても、容易なことでは介護度が上がりません。95歳、押し車を使っても25メートルも進めば疲れて動けなくなりますし、家事の能力は次第になくなり、炊事、洗濯、その他も含めて家事の一切は私の役割になりますが、自分自身の動作は出来ますから。
身体的な機能障害になればあっという間に介護度は上がってしまいます。今の制度の最大の矛盾でしょうか。
介護は百人百色です。全ての人に同じサービスを提供出来る制度を作ることは出来ません。そこを福祉関係者や介護者が努力で埋めています。多分、そうした人達を十分に支える制度によって裏打ちされれば良いのだろうと思います。

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