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コロナウイルスの感染者は全く減らず、とうとう非常事態宣言に追い込まれてしまいました。ご存知のとおり国の発するメッセージは昨年の7月以来「皆さんお出かけしましょう。遊びましょう」ってことはコロナウイルスなんて気にしないようにしましょう・・・でした。それまでも、コロナと戦う政策と言えばボロボロのマスクを数か月もかかって配っただけ。検査件数も増やさず抜本的な対応は何もない・・・といった状態。
医師会などは、医療崩壊とか自分たちがかかわらない病院の状況や自分たちの医院の経営のことはは話しますが、自ら診療をこうするから感染を減らそう・・・などについて責任ある発言はなし。
経済界は、非常事態を宣言すればGDPがこれだけ減る・・・と言いつつ、では、どういう政策を展開してほしい・・・本音でいえば、感染者なんか増えてもいいから自分たちの経済活動を阻害しないでほしい・・・とは言えない!
その中で、一つ考えたこと・・・医師会や構成する開業医が日本の医療を崩壊させている、あるいはそういう医療体制、制度が日本の医療を崩壊させている、とは言えないでしょうか?
病院に勤務する医師に比べ、週休二日・コロナ患者を面前でシャットアウトして恥じない市中の開業医の皆さんのなんと多いことか。この近所にはコロナの相談にも応じない「かかりつけ医」が溢れています。
それは、あまりにも開業医が多すぎることも一つの原因ではないでしょうか?
ある国のように全ての医師を国家公務員にせよとは言いませんが、例えば、開業医は最低限一年の三分の一以上は開業している地域・・・都道府県や市町村の公立病院勤務を義務付けるべきではないでしょうか?東京に集中する開業医、それをバックとしている医師会が結果として日本の医療崩壊を招いてように思います。ある小さな村(新潟県でした)の医師は、引退してゆっくり暮らそうと考えていた80代半ば以上のお爺さんですが、医師がいないという村長の涙ながらの要請で村立診療所に勤務していると話していました。若い医師がテレビで美容整形のコマーシャルに出ているのを見ると、やはりこの国の医療や医師の制度は間違っていると感じます・・・。
今になってはっきり見えてきたことは今言うべきではないでしょうか。でないと、健忘症の日本人は…特に政府は、すぐ忘れたり、記録を改ざんしたりしてしまいますから。