死に場所に選ばれた我が家＆2020年の挑戦

♪夏のONWARD LEE～～～～

・・・何がって森山直太朗の歌だよ。
そう言って歌ってるでしょ！？（本当は「夏の終わり」だけど）
いつも晩夏は陽水の少年時代がマッチしてて
名残惜しい物悲しいメロディラインが凄くいいんだけど、
今年はそっちよりもこっちが先に頭をよぎったのだ。

そんな歌が似合うようなある日、
日が暮れるかどうかの19：30頃ベランダで
ビビビビビビビビってセミ特有の羽音がしていたので
飛び込んできたのが居るなと思った。
でも前日も同じようなことがあって、
ひっくり返って飛び立てないようだったら
逃がしてやろうと暫く後にベランダに出たのだが、
羽音から2時間経ってたし、その間軽くビビビって聞こえたので
きっと体勢を立て直して飛んでいったようでどこにも居なかった。

だからこれもこんなに時間が経って音がしないので
もう居ないのだと思ったが、一応この時間に確認だと
ベランダに出ようと思ったら、そのサンダルのところに居たのだ。
気が付かなかったらサンダル履いた瞬間に踏み殺してた…。
東京では何よりも一番多いアブラゼミ。
思えばミンミンゼミはごくごくたまに来るけどまず来ない。
つくつくぼうしは絶対に来ない。
他はニイニイゼミもヒグラシも当然クマゼミも居ない。

で、如何にももう死ぬのだと言う感じで弱っていたので
とりあえず上から水を数滴垂らしてみた。
それってのどが渇いたセミは床に落ちた水も吸うんだよね。
なのでそうするか、或いは死んで反応無いか、
そのどっちなんだろうと言う意味もあってやってみたら、
ここまで数時間も羽音を経ててなかったくせに
いきなりビビビビって反応した。



そんなに元気なら・・・とベランダのふちに置いたのだ。
その後2～3歩前進して、前足で泳ぐように空中をカキカキしてたが
夜だからかそのまま飛ぶことは無く、
明日の朝飛ぶのか。体制や飛ぶ気になれば夜でも飛ぶのか、
或いはこのまま死んで朝を迎えるのか、
カラスに良く食われているので、昨今夜中も飛んでるから
どこかで見つかって食われるのか、
セミにしてあげられる事は大して無いので
そのどれかになるのだろうと、このまま放置して寝たのだった。

翌朝

セミは居た。
向きを変えてこっちを見ている。
カラスは鳴き声を揚げて飛んでいたが、うちに人が居て
怖いのを知っているので寄り付かないから食われてなかった。
目を見ると、茶色の中に黒点が画像でも見えているが、
その黒点が見えず、生きている輝きのようなものも無く
死んで光を失ってどんよりした目をしていた。
だからそれで間違いなく死んでいるなと解った。
哀れに感じたのでその画像は撮らなかった。

例年の当たり前の多々見るものであっても儚いなぁと思う。
その後ベランダから落下させた。
むごいような気もするし、何か縁あってうちに来たのかもしれないが
セミの亡骸をずっと大事にしておくことも出来ない。
娘が夏休みの自由研究で観察日記を作った時にそれはやったし。
（翌年の夏までうちの観葉植物に止まってた。意外と腐らなかった）

では何でと言うと、自然界の掟。
食物連鎖に命は関わるのだ。
そこに関わらないのは人間ぐらい。
カラスが食わなかったにしても、コオロギやアリなどの虫が食う。
生きたままのいけにえは残酷なのでしなかったが、
もしうちでお亡くなりになったら、最後は他の虫のえさに
なってもらうことが自然のことだと思って決めていたからだ。

だから落ちた先の植え込みの中で、鳥や虫が食べて、
新たな命をつないだことだろうかと。
生きるか死ぬか、弱肉強食とは少し違うけど、
人間も食い物にはならないなりに、生き物はいろいろ食べているし、
食物連鎖って綺麗事ではなくこういうことなんだよね。


今日は五輪招致など昨今の出来事や事件などの話か、
代表のグアテマラ戦かバレーの話など考えていたけど、
娘とアニメ映画の「ももへの手紙」を見入ってたら時間無くなった…。

ちなみに五輪招致は2020年だが、
ウルトラQの第19話はケムール人の怖い話だが、
そのサブタイトルが「2020年の挑戦」だったので、
もし東京に決まれば、この暗示のような存在となってると
言う話をしようと思ってたんだよね。
もう数時間後に決定なので、追記的に書いたけど、
是非このことをプレゼンでも言ってほしいんだよね。
日本では、東京五輪の2年後1966年には2020年に東京で五輪だと
予言していたのだ！！と言う感じに…。