【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

深夜のシリア戦回顧

2011年01月14日 19時48分00秒 | サッカー日本代表
で、昨日のサッカーだけど、その前に、
ヨルダン戦の後に、W杯と比べて走った距離が激減したと
大騒ぎしている新聞社やテレビ局があったが、ど素人が!!!
W杯は全部格上とやったんだぜ?ボール支配率は全て相手が上だぜ?
アジア杯はどうよ?
完全に日本が格上だろ?ボール持ててるじゃんか!?
だったら追い回すことは無いんだから、走る距離減って当然だろが!
こっちが早いパス回しして足を使わせる側なんだから。
W杯は足を使わされつつも、早いプレスなどで好機を潰し、
奪ってからのカウンターを仕掛けていて、その攻守に走り回る
スタミナも求められたわけだから、そりゃ走るだろうよ。
そんな感じでサッカーだけでなく、何も解ってないマスコミに
何も解ってない国民はマスコミを信じきる危険な傾向があるから、
その通りだと思い込まされてるのが、リアルに危ないと思うし、
どいつもこいつもと単純に腹立たしかったのだ。
ゆえにヨルダン戦の辛うじてのドローは走った距離とは全くの無関係。
ザックが言ったようにスピードが足りなかった。
もっとめまぐるしく煽ってやれば混乱も生まれた。
それがなく、こっちも完全に引いている相手に対し、
出しどころなどを考えていて遅かった。
またコレも指摘はあったが、王者つもりなのか中央突破ばかりで、
ワイドに展開することが殆ど無かった。
両サイドは完全にカウンター警戒か上がらず名の通りのDFだった。
そこのオーバーラップなども無いので、両サイドはそんなに深いところは
使うことが無く、中へ中へと集まることになっていた。

それがこのシリア戦では解消されていた。
大きなミスパスも少なかったし、そこそこスピードは上がっていた。
でも引いている相手は変わらずに、こじ開けることへの苦労は同じ。
ただこれももっと上がってもいいと思ったが、前回よりはワイドに
両サイドのDFたちも上がりを見せていた。
でも一般的にシリアとヨルダンどっちが上に見ていたんだろう?
優勝候補のひとつといわれていたサウジを倒したからシリア?
実際ランクはシリアが107位でヨルダンが104位。
目くそ鼻くそだが、一応ランクではヨルダンのほうが上。
だからというわけではないが、過去の対戦のイメージから
私は個人的にヨルダンのほうが非常に嫌だった。
だって近年1戦しか経験無いが、ドローでPKで辛くも退けたんだぜ?
シリアとは数回やってて、最悪ドローもあるが負かした実績がある。
もちろんヨルダンとは1回だけだから、測ることは出来ないのだが、
その1回だけだから苦しんだ印象だけがものすごく強いのだよ。
そう思って嫌なのはヨルダンで、シリアはまず勝てる。
サウジは一時よりは復活してきたけど、苦しみながらもまず負けない。
こんな印象なのだ。
それがいきなりヨルダンであの始末。記録上はドローだが、
印象上は完敗。完膚なきまでの完敗に近い。
回顧にも書いたが、オウンゴールだって攻め込まれてたから起きること。
それがドローにするのに90分で出来なかったんだから。
確か後半47分だよな。吉田のゴールは。
あれは主審がロスタイムをアレだけ取ってくれない人だったら
無かった得点だ。だから日本はヨルダンに0-1で負けたと思うのが妥当。

ところが今回のシリアは、完全な引いているヨルダンとは違い、
結構ガンガン縦に縦に攻めてくる。
ヨルダンが勝ったのはプレスの速さだけ。
シリアはボールを持つといのししのように猪突猛進。
無理を通せば道理が引っ込む。
サウジもそんな彼らのプレスはさほど早くないけど体を当ててくること、
ボールを持ったらすぐに攻めてくることで結構焦って負けたんだろう。
スピードの使い場所が違っていたのが似て非なるチームだったかと思う。
それに日本もやや翻弄された。
前線の連中はとにかく攻めあがる。
しかしラインは上げては来るが、DF陣はどっかり後ろで守っている。
その前がかりの人数はさほど多くも無いのに、
結構上手なパスで繋いでガシガシ来ていた。
ただそれもシュートまでパスは2回ぐらい。
拾って駆け上がる、パスを出す、ラストパス出す、シュート。
こんな感じだった。これが日本のようにパスパスで繋ぐレベルで
ミスが少なかったわけじゃない。
競り合いがなかなかうまくて何とかボールをものにしていた感じ。
でもそれでもペナルティエリア付近まで攻め込まれている。
その辺をもう少し中盤で潰せれば良かったのだが、
結構なところまで来られていたので、あのPKも生まれてしまった。

あの時間に眠い目を擦って見ていたし、
リプレイもみてないのでわからんのだが、
相手を倒したからではなく、バックパスに対して故意に手で触ったこと、
それによって相手が倒れてしまったことで、得点機を消失させたので
レッドが出たということらしいね。
でも川島がボールに飛びつく前には副審がオフサイドフラッグ挙げてた。
それは私もしっかりとみていた。これを日本サイドはベンチにピッチに
猛抗議をしたんだよな。今野のバックパス…。今野は触ってないらしい。
実際相手とペナルティエリア付近で競っていて、
バックパスは危険だから普通しないよな。
たとえ目前に落ちたにしても、ゴールとはマイナスの方向にする。
だからそこらへんの常識から考えても副審のジャッジが妥当じゃん。
なので相手のシュートに対して川島が飛びついた。
それに対してさらに相手が詰めてきた。
そうなるとどっちかというとキーパーチャージが妥当だと思うがね。

で、日本に不利な判定をするイラン人の主審というのではないのは
日本もその後PKを得た。これは東アジアへの圧力というか、
いわゆる中東の笛ではない。
でももしかしたら、副審はオフサイドだと見ていたし、
私の角度では今野に見えたけど誤審かもしれないという思いが、
だとしたら日本に悪いとして与えたものではないかとも思う。
まぁ実際エリア内で岡崎は挟まれるようになって倒されたし、
それは調子に乗ったシリアのミスだと言い切れるけど、
あの程度の場面だったら、スルーする主審のほうが多い。
それはやはりバツ悪かったからだと思うぞ。
まぁでも悪質ではないのでレッドは無かったね。それはそうかと。
日本のレッドは主審としてはバックパスをハンドして相手を倒した。
こういうことでレッドなんだから、日本のPKの場合そこまでじゃない。

でもそのPK蹴り終えた直後の本田の顔全くやらないけど、
目をまん丸に向き出して、ヤッヴェェェェェ~~!!!の顔だった。
それもそのはず、PKで股抜きだもんな。
狙ったのかどうか知らんが、ど真ん中の低め。
あのFKでゴール前に貼られたボードを抜くやつでの9番の位置。
それが奇跡が起きたのが、相手GKが右に飛んだその横向きの両足の
間を思いっきり本田の蹴ったボールが通過してネットに刺さった。
コレも本当に危なかった。結果オーライなだけで褒められない。
なんかさっさとボール持ったので嫌な予感したんだよな。
本田入れ込んでる!!外すぞ!!とか、こいつ1000ゴール目に
名を刻みたい私利私欲満々でミスるぞ!!とか思った。
確実にヤットが蹴れ!!と思った。そう思った人多いだろうね。
でもヤットの位置が遠かったとかで本田が自分で蹴ろうと思ったと
言ってたけど…。本当は1000ゴールじゃねぇのかなぁ?

なんにしても1点目は良かった。
本田が長いこと走って持ち込む、貰った香川が奥まで切れ込んで切り返し
打つが弾かれる。拾った松井が体制も悪く反転し詰めてきた長谷部に
コロコロと出し、目前に居て反転して背に背負った相手DFに
ケツを突き出して詰めさせずシュートコースをキープ。
長谷部はそれをゴールポスト右あたりを真っ直ぐ狙うように蹴り、
ややインにカーブかけていたので、グラウンダーのボールは
マウス内に切れていってネットを揺らした。連動が非常に良かった。

でも失点はPKだが、これもヨルダン戦の失点同様に
相手に攻め込まれていたから起きたこと。
このきっかけも長谷部だったな。
長谷部のバックパスを川島がクリア。
そのボールを相手と今野が競った。
その結果ペナルティエリア中央に来て、
右に上がっていた川島が詰めた相手と競るように斜め後ろ向きに飛びつく。
川島の指先が僅か触れ、相手もシュートに行くが川島の上に倒れる。
(この瞬間副審がフラッグ挙げる)
ボールは松井だったかが左から追いついて回りこみクリア。
しかしその後主審は川島に近づいてレッドを掲げた。
理解不能状態でボーゼンの川島。ピッチからベンチから主審と副審に
日本サイドが猛抗議。長谷部が最後まで主審と会話するが覆らず。
その際に今野のバックパスだといわれたらしく、
長谷部も怒りをぶちまけそうだったらしいが、
これ以上壊すわけにも行かず、我慢して最後は笑顔で抗議を終えてた。

やっぱりやることは全て明確にだよな。
ミスキックとかならあってはいけないなりに仕方ないけど、
特に自陣付近では、クリアは大きく明確にだよな。
外に出すならしっかり出す気で出す。
その辺が明確にしないとこういうことに繋がるんだよ。
慌てないとならないバックパス。
単純に慌ててクリアしないとならないパス。しかもGKに。
そんな危険なことをやるのだったら、
思い切ってサイドラインの外に蹴り出して相手のスローインのほうが
全然危険度が少ない。そういう落ち着いた選択も考えて欲しい。
相手のスローインに完全にしてしまうことと、
一か八か自分たちのボールで居られるけど危険も伴うこと。
これはセンターサークルより向こうなら後者はありだけど、
自陣では前者のほうが妥当ではないかな?
相手が格下でも3-0とかでリードしてるんじゃないんだぜ?
1-0なんだぜ?そう思えばリスクヘッジしないと。
より安全なほうをチョイスしないとね。
そこの考え方のミスが生んだ失点じゃないのかな?
やっぱりアジアでは格上だという意識の強さがいかんよ。
まるでブラジルにでもなったかのような錯覚。
少なからずあると思うよ。
だからヨルダン戦みたいにみっともない試合するんでしょ?
あの後半30分過ぎの泥臭いどたばたして必死な様。
あんなの見せるぐらいなら、最初からもう少しスマートに
且つ泥臭さも持たせつつというやり方でよかったでしょ?
それを勘違いして王者の風格でのうのうとしてるから
ああいうみっともないことをする羽目になったんだ。
今回のシリア戦でもややそれがわかってないからこういうことになった。
やっぱ3点差付いてないんだったら、追加点を普通にガンガン狙いに行け!
それ以外無いって。1点や2点がセーフティーリードじゃないって、
ここ数年味わってきたんじゃなかったかね?
豪州なんかには6分で3点も取られた恐ろしさも学ばしてもらったんじゃ
無かったのかね?相手が豪州じゃないとかランクが低いとか、
目の前の相手を全力で倒しに掛からないことは、
どんな競技でも相手に失礼だし、その慢心が敗北をもたらすぞ!?

こんな風に思ったね。

次は2敗で敗退確定のサウジ。
もはややる気なし状態で楽勝かもしれない。
でも日本戦ならアジアだけでもなく欧州などの関係者も見そう。
そうなれば海外市場に自分を売り込む大きなチャンス。
アジア杯自体もう終わったし、後は自分個人の売り込みだけだと
いいプレーを必死でして来たら敗退国に敗戦するぜよ!?

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