新線開通イベントとプロ野球の思い出

こんな時期に花火！？と思われるかもしれないですね。
うちのほうも地域で12000発程度上がる花火大会があり、
毎年紹介していますが、当然夏のイベントであり、この時期にはありません。
神宮や西武（今ネーミングライツで呼称が変わったけど忘れた）などの球場では
7回とかホームランが出ると上がったりするので、
その近所の人は真冬以外の通年見るのかもしれないけど基本夏だよね。

なのになんでこんな時期に！？というとタイトル通りのものが行われた。
でも土日にそんな大したもんでもないことが行われたのだが、
様子だけでも見に行こうかと思っていたのだが、
客が来ることになって、しかも宮城県からわざわざ来るので、
それをほっといてとか、遠路はるばる来たものを大人は何も楽しくないそれに
つれまわすことはありえないということで、行かなかった。
まして土曜は良かったが日曜は雨だったし、すごく寒かった。
あってもスタンプラリーとかなんでどうしてもというもんでもなんでもなかったし。

ということで、これは土曜の夜に上がったもの。
少ないなりに3000発上がった。
毎年12000発程度上げているうちの地域ではしょぼい数だが、
どっこい地方の立派な花火大会の名目がついているものでも、
この程度やそれ以下しか上がらないところもある。
だから単発のイベントにしては上げたほうだとは思う。
でもコンデジで三脚とリモコンが無い状況では花火はまず綺麗に撮れない。
いろんな人も経験していると思うが、必須アイテムがあり、
もっとスペックが高いものでないとちょっとした手振れがモロに出て
カラフルミミズの集団にしか写らないことを。
だからこの程度でもうちの場合だと非常に良く撮れた方なのだ。
ちょっと手前にあるマンションが障害になってるけどね。

だけど実は私は日曜日の午前中は行きたい理由がひとつだけあった。
ここは車窓でも紹介した舎人公園という都内で2番目の敷地面積を誇る
大型公園だが、そこに野球場やテニスコートや陸上のトラックなどの
スポーツ設備も整っていて、そこで花火も打ち上げたのだが、
日曜の午前中はジャイアンツ少年野球インストラクターみたいな人が
数名来ることになっており、その中に河埜和正の名前があった。

・・・え！？知らない！？？！？
今でこそ私はプロ野球に興味が全く無くなり（でも多少は見たり結果も気にしてる）
サッカーとF1が主な興味になってしまったが、
少年時代は野球が大好きで、中学のときは野球部のコーチがリアルモーホーで、
入部を敬遠し、同級生がマヂ掘られた事実も起きてしまい、
絶対に目をつけられたはずだから入部せずに良かったと思ったということから、
入部しなかったなりに毎日200球程度の投げ込みはしており、
計ったことはないがレベル的には並ではあるが120km以上は出ていたと思う。
そんな私が野球に興味を持ち出したころがジャイアンツのV9のころで、
そのときのショートを守っていて打順が7番だったのがこの人だ。
実際地味な選手だった。特徴は右打者で打った後は右手一本でバットを持っている
スイングをすることだ。大抵の選手が両手で最後まで持つのでそこで解るかな？
その河埜が一番好きだったのだ。
あの派手で名が知れた選手ばかりの中、ホントに地味で7番で犠打も多いし、
当然長距離砲でもないし、ヒーローインタビューもめったに無い、
陰の立役者でヒーローを支えている人だった。
それが妙に愛おしく感じてしまい、顔もそこそこ良かったし、
なんたって行きつけの理髪店の店主にそっくりで親近感もあったのだ。
そんなことから長嶋・王でなくこの人だったのだ。
（黒江引退後だから、長嶋とはあまり一緒にやってないけど）
それが来るとあっては、互いに年をとったが一緒に写真とって欲しいなぁと
小学生に戻ってそんな気持ちにもなっていたのだが、
来客と雨と寒さで断念したのだった。

ちなみにその後父の友人がジャイアンツの選手になった。
初年度の長嶋巨人は球団初の（違うか？）最下位で終わったが、
翌年はぶっちぎりの優勝をした。
その消化試合で1軍選手を調整や休ませることで2軍と多数入れ替えた。
そのときだけに1軍に上がって試合に出た選手だ。
目覚しい活躍は出来なかったので、河埜は地味でもオールタイムのレギュラーで、
その人はここだけなので無名であるのは間違いないので名は出さないが、
肩は座ったまま2塁に剛速球でスローイング出来るほど肩がよかったのだが、
打撃のほうがさっぱりという選手だったので上がれずに居たのだった。
その人とは後楽園の試合後に会って話をして、サインをしてもらったことがある。

主に日ハム戦を新聞屋がタダの外野チケットをくれるので、
中1ぐらいから友達とだけ見に行くようになり、
パはそういうことで応援歌も覚えてしまったので
（ささきいさおが♪ファ～イターズ、それ行けそれファ～イターズ…と歌ってた）
日ハムファンになったので、当時のアストロズのような
オレンジのユニフォームだったときに巨人との全試合後楽園という
日本シリーズはかなりしびれた。優勝決定前の第6戦だか5戦を球場に見に行った。
そのとき日ハム側応援の外野指定席を買ったのだが、
そこには外野の応援団も位置していて、
王が756号HRを打ち込んだポール際の外野のその指定席だけで、
他の外野は全部巨人の応援団。
それがこじんまり応援しているにも拘らず、巨人の心無い応援団が
そこにまで進出してちゃちゃを入れに来て、
応援団同士のケンカも目も前で起きたのを鮮明に覚えている。
70歳近い応援団とは関係ないご老体が巨人の若い応援団5名に向かって
「失礼だな！ここは日ハムの応援席だぞ！慎みたまえ！！」と
一括した姿は、見た目のしょぼいおじいちゃんとのギャップが大きく、
すごくかっこよく見えたことも覚えているな。年齢的にもう死んでんだろうなぁ。
・・・そういや、そのおじいちゃん、ケンカのとき仲裁に割って入って
その輪の中でもみくちゃにもなってた。多分流れパンチも貰ってたかも？
アレを見たときにかなり巨人は嫌いになったね。
こんなのが代表格として応援している球団だったのかと、
当時高校1年だったかと思うけど、そんなように思った。
野球離れのきっかけは一番最初はこれかもしれない。

他にも帰りの電車賃までも使ってしまい、秋葉からうちまで4～5時間かけて
夜中に徒歩で帰ったこともある。子どもながら毎月最低1回は球場に行っていた。
それだけ好きだったのにねぇ～…近年の野球のつまらなさ…。
政治的な汚い部分がいろいろ出て、身売りだ合併だとばかりではね。

話が広がっていったが、そんな自分が狂っていた時期の憧れの選手と会える
チャンスがひょんなところであったので、気候がよければ是非行って、
教えてもらいに着た子どもを押しのけて（実際押さないよ）ドン引きさせても
握手して、サイン貰って、一緒に写真写りたかったわ…。

今、河埜について語ったものは、日本中で私一人ではないかと思うね。