御茶ノ水の楽器街に行って、他の楽器エレキならともかく
アコギを持ってて弾く人が、ここを知らないことは恥。
無知もほどほどたいがいにせえや!?と、
東京には来られない地方の人たちが怒り出しそうなほどの店。
それがこのカワセ楽器なのだ。
アコギの憧れはオベイションアダマスなんかもあるけど、
ざっくりとはやはりマーチン。
実はそのマーチンを日本で始めて輸入販売したのが
このカワセ楽器だったという話。
先代のオヤジさんはなかなかやり手だね。
いきさつはわからないけど、エージェントは取得しなかったようで
その後取得されたところに販売権が移ったと言うことのようだが
カワセのオリジナルのマスターというモデルは
いい意味でのマーチンの模倣でそっくりだそうで、
それの合板を用いた廉価版のビリーなどもあった。
実はそのビリー。友人が持ってた。
でもその時ビリーが何者か知らなくて、
なんだよこれ!?ビリー!?ジョエルもあるのか!?とか、
どこのなんなんだよ、ヤイリとか雑誌通販の無名のヤツとか
そういうのだろ!?と散々こき下ろした。
それがそいつが悪いのは、持ち主の癖にわかってない。
カワセのオリジナルだよ!と言えば、一気に見方が変わるのに
親が買って来たとか、お下がりだったとかで、
自分自身で買ってないので何も知らんのだよな。
今思うと、やつはその後弾けないといって辞めたので、
ゴミとして捨てたのだろうそれを譲り受けておくべきだったよ。
ステッカーが有ったのかどうかは知らないけど、
ナンバーで本物だって判れば、後から貰えそうだし…。
これ、初めて買ったときの袋かな?
1弦ずつ別々に入ってた。ライトね。
カワセ楽器はとにかくマーチンの初期取扱店で名をはせ、
その後はオリジナル弦が多くのプロの御用達だとして
価格の激安感とはうらはらな事実がド素人の心をくすぐり、
本体はクソ安いもんだけどとか、よそのメーカーのだけど、
でも弦だけはあのプロと一緒!
そんなかなり物悲しい思考がそれを買いに行かせる。
そういう素人はかなり大勢居たかと思う。
誰が使っていたかというのは、当時は名前が良く出てた。
確か南こうせつとか、少し新しくなって坂崎幸之助とか。
もっと果てしなく大勢居るけど、プロは1本のわけが無く、
このモデルには、ここのこの弦を・・・。というように
多岐に渡ってあれこれ使っていると思うので、
アスリートがスポンサー契約をして
そのメーカーしか使わないというそれとは異なるのだよな。
70年代~80年頃だよね?右はエレキのか??
弦はシルバーの色ではなく金色。
いわゆるスタンダードだけどブロンズ。
その音色も見た目も好きだった。
中学生では切れるのが嫌だったので
(初心者だし切れるまで使い倒すから)
最初はミディアムを使っていた。ブロンズミディアム。
しかもその弦もハンドメイドなんだよね。
それでいてこんなに安い…。
当時いくらだったかな?350円とか380円とかだったかも。
その後直ぐに400円になって、450円になったかな?
あ!?1本がじゃないよ。それだったら高い。セットでね。
当時ヤマハやモーリスが700~800円で、
マーチンが1200円とかじゃなかったかな?
今は何?ダダリオとかエリクサーが主流なの?
全然知らないんだけど。
ババルウ星人的なダダのような名前で怪しい…。
エリクサーも、薬草か!エナジードリンクか!って思ったし。
ともかく格言にもあるように、普通は安ければ価格相応。
安かろう悪かろうということで。
でもカワセ楽器の弦は演目や好き嫌いはあるだろうけど
プロと庶民を分け隔てなくする弦が格安でいい音で
至れり尽くせりの最高な代物だのだよ。
事実初代はプロはやたら沢山使うけど価格的サービス
いわゆる値引きは一切しなかったらしい。
買う人はプロだろうが素人だろうが金は金で違いなく一緒。
その江戸っ子堅気な考え方も凄く好き。
90年代はこんな感じに変わったかと。ミディアム。
ただひとつ問題なのは、敷居が高い。
そんな親父さんがやってる店だから、プロ御用達の店だから、
私のようなハナタレ厨房がのこのこ入っていけるところじゃない。
大人のお客に「ガキが何しに来やがった?場違いだ帰れ」
そういう無言の圧力と言う視線はよく感じていた。
それでも手に入る小さな至福と憧れをカワセ楽器の弦に託し
通販なんてほぼ無かった時代にわざわざ電車に乗って
敵地に乗り込む気持ちで買いに行くのだった。
店員さんもハードルが高かった。
ミディアムを買いに行くと、君はまだ初心者だろう?
だったらライトのほうがいいよ。このように的確に勧めてくる。
まったくをもって間違いなどひとつも無い気遣いだ。
でもひとつだけ気づいて欲しい。いくら380円が安くても
厨房にはしょっちゅう買えないのだよ。
もはやその弦で1年、いやそれ以上弾きたいのだから。
だからライトのほうが向いているのは判ってても
ヘヴィーは問題外だとしてもミディアムを買おうと決めたのだから。
それ以外にも高校生になってバイトしても一緒だった。
女の子と遊んだりすんのに金が掛かる。
だからギターの弦にはそんなに回らない。
そんなある日、セットで買ったライトを張替え中に
ミスって1弦を切ってしまった。
仕方なく買いに行くことに。
「ライトの1弦だけください」
貧乏丸出しのガキがいつもの回りの大人の視線が
ますます激しく突き刺さる中、勇気を持って必要なものを告げた。
みんなが1弦だけって!?と思う中、店員さんがこう返した。
1本だけ切れちゃったのかな?だとしても6本変えたほうがいいよ。
これもまた的確で全く間違いのないアドヴァイス。
おそらく激しいストロークで引っ掛けて切ったんだと思ってる。
なので交換の調弦中にミスっちゃったんです。
だから他はみんなこないだ買ったばかりの新品なんです。
なので切れた1弦だけ欲しいんですけど、バラでも売ってますよね?
こっちもこっちで間違いのないことを事実を付き返した。
それでも何故かセットで売りたい店員さんは、
セットだって400円だし、セットでいいんじゃない?と、
いや、それはお金が無いので困るんです。
買ったばかりでまた買ったとなれば、
諸事情が解らない親が怒り出しますし…。と粘ってたら、
初代の親父さんの声が響いた!!!!
お客さんの要望通りに売ってあげなさい!
私には温厚そうに見える親父さんだったので
大きな声を出して指示したことにとにかく驚いた。
正直何と言ったかは今はもう覚えていない。
でも店員を制し、私のニーズに応えてくれたことは事実。
だって1弦だけ買ってきたのでね。
だからべらぼうに私に優しかった事は無く、
ぶっきらぼうな口調だったのも店員に向けてのもの。
後に知るのだけど、職人気質の初代店主で
いい意味で客も選ぶし、変なクレーム付けたギターは破壊してしまう。
いかにも江戸っ子気質の職人だったらしい。
だから出禁にならないで良かった…。
これ、セットもあったけど、バラもあったので
店員さんが商売してきたってだけかと思うんだけど、
事実弦は毎月とか替えたりするので
(プロは1回使用ごとかな?ステージで)
どうせならと言う意味だったんだろうけど、
確かにバラで買う人ってガキ以外居ないんだよね。
大人はみっともないからセットで買う。
それか保険でとセットと細い1・2弦をバラで追加とか。
そのときの店員さんはメガネでひょろっとしてた。
だから二代目とは違うと思うんだよね。
そんな歴史があるカワセ楽器に15年ぶりぐらいに行った。
冒頭は今の外観だが、店内の撮影はダメだった。
やはりプライスが拡散されることが好ましくないと。
オリジナルもあるし、修理もやってるからね。
お客さんからの預かり物が写る事もダメだよね。
でもこの外観ちょっと変わっちゃった。
青地に白くカワセ楽器って大きく書かれてたのに。
しかも自宅の玄関をポーチ的に設けた?
昔は店内通って奥に自宅って感じじゃなかったかな?
玄関の所が目いっぱい面していて、そこがスライドの扉。
今は入って左奥がレジだけど、昔もそこにあった。
厳密には今の自宅玄関より中に入った位置になるけど。
その後中央に低いガラスのショーケースを置いて囲って
レジがその中にある様なときもあったけど(1弦の話のとき)
今は中央はがらんとほぼ何も無い。
リペアの作業をするからかな?
ショーウインドウの直ぐ向こうがそういう感じだったけど。
で、ここまでの細かい話はしないけど、
15年ぶりに来たことと、心配してなかったけど
有って良かったと思ったこと、特に少し前に淡路町向こうばかり
探して見つからずに帰った話をしたら、
顔の知ってる常連でも無いから一見同等の扱いだったが、
二代目がちょっと気を良くしてくれたようで、
「ぴったんこカンカンって見る?」というので、
あまり見ないけど見たことはありますよというと、
「こないだ木村君が来たんだよ。SMAPの。」と。
で、あーーー木村君もギター弾きますもんね。というと、
「そうそうそれで来たの。修理品もって。」と。
そのときの録画DVDがあって、余分があるからあげるよと
常連でもない程度の私にくれたのだ。嬉しかったね。
一応15年ぶりに来たやつにそんなの渡していいんですか!?
他に見せて自慢したい人が居るんじゃ?といったが、
(キムタクとテレビ取材が嬉しかったらしい)
いいのいいのとくれたのだ。
でも実はまだ見てないんだよね。
なんとなくそういうテンションの時に見たいと思って。
なんというか、食事の合間に見るような適当なテレビじゃなく
音楽とかギターのテンションの時に、
かわせさんの話とか、キムタクとのやり取りを
研ぎ澄ました感覚で捕まえたいと思って。
だからしらふで見ないと・・・いつも晩酌で酔ってるから…。
で、だから写真を撮ったんではないんだよね。
この写真をお願いしたあとに、DVDくれたの。
店内の画像がダメだと聞いて、わかりましたと下がった時に
商品等は取らないので、来た記念に良かったら一緒に…と
お願いしたら、一瞬恥ずかしそうだったけど、
大丈夫です。久しぶりにわざわざ来たって言う記念だから。
どうしても嫌ならいいですけど。というと、
商品が写り込まないならってことで、入口っ端で撮ったのだ。
娘に縦で全身が入るようにって渡して。
それにしても互いに老けましたな。
二代目もそんなに記憶してないけど、
最後に来た時の応対をしてもらったし。
私もタバコやめてややメタボだし、
二代目ももう少し顔はほっそりしてたよ。
外観撮ったときに若い男の子が居たけど
バイトなのかな?三代目かな?気になるね。
うちの子がSilent Sirenとか大原櫻子とかに興味もって
どれだけやるのか判らないですけどまた来ますねといって
DVDのお礼も述べて後にしたのだった。
その後ヴィクトリアで新川優愛撮って、クロサワ楽器、
そして従姉妹の見舞いに向かう途中で総武線カバン挟んで
緊急停止に叔父の墓に19時に行って超怖かったなど
盛りだくさんの日だったんだよね。
もしかしたら繋ぎネタでもうひとつ紹介するかもしれないけど。
(まだあるなんて本当にてんこ盛りの日だった)
買ったのこれ。あ!ESPじゃん!
そういえば当時、いかにもエレキ弾くんですよって
感じがするので、このロゴの袋意外とリスペクトしてたな。
指が短いこと、小指の押さえが利かないことと自由に動かんこと、
早引きが出来なことと、リードがテンパって全然上達しないこと。
それらでエレキはほぼ諦めて、パワーコードを使わない
フォーク系中心のアコギ専門になって行ったんだよな。
で、これ。・・・ってこれは一緒に入ってたチラシ。
買ったのはこのストラップ。
私のストラトキャスターもどきのエレキは捨てちゃったし
(娘10歳の時だったのに殆ど弄ってなかったから記憶ないって)
エレキの店に入ろうと入ったんだよねそもそも。
その前にクロサワのドクターでアコギのギブソンとか見たし。
元々高校の同級生のブタというあだ名のヤツのなんだけど、
ヤマハの安い自分のアコギをお前が預かっててくれって置いていき
返すとか持ってってとも言ったけど、いいから置いといてくれって。
別の友人に言ったら、ずっとお前のところにあってほしいんじゃ?
そんな意味深にも取れることを言ってた。やつはオネエ?
誰に似ているといえば、巨人の阿部慎之助かな?
ともかく今ではもう私のものになっているそれを
娘に自分用として使っていいと言っているのだが、
ストラップが無かったのだよね。
それで強請られてこれがカワイイって。
で、もちろん買ったのがこれ。
カワセ楽器のアコギのブロンズライトのセット。
これだけ渡されて、私が「…あれ!?」って言ったら
「全部入ってます。よく見てください!!(;´▽`A``」と。
個別の袋が無くなって、1枚のビニールに6本纏めて入ってる。
まぁコストダウンだよな。価格がやたら上がるより有難い。
娘が沢山弾くようだとこれを張ってあげようと。
・・・でもやってみたい思いだけでぜんぜんやらないね。
たまにはやりたいようだけど、毎日やらんとね…。
でも基礎の教本が欲しいっていうので買ったらやるのかな?
一応レジにあったピックでSOFTかTHINってやつで
いいのあったら買いなって選ばせたものも。これ80円ね。
あ、弦のほうは上がってるけどそれでもまだ550円だった!
ともに税抜き価格ね。
しかし楽器見てると上手でもなく、もう大して弄っても無いのに
凄く欲しくなってしまうんだよね。
だから行かないでいたこともあるんだよな。
アコギを持ってて弾く人が、ここを知らないことは恥。
無知もほどほどたいがいにせえや!?と、
東京には来られない地方の人たちが怒り出しそうなほどの店。
それがこのカワセ楽器なのだ。
アコギの憧れはオベイションアダマスなんかもあるけど、
ざっくりとはやはりマーチン。
実はそのマーチンを日本で始めて輸入販売したのが
このカワセ楽器だったという話。
先代のオヤジさんはなかなかやり手だね。
いきさつはわからないけど、エージェントは取得しなかったようで
その後取得されたところに販売権が移ったと言うことのようだが
カワセのオリジナルのマスターというモデルは
いい意味でのマーチンの模倣でそっくりだそうで、
それの合板を用いた廉価版のビリーなどもあった。
実はそのビリー。友人が持ってた。
でもその時ビリーが何者か知らなくて、
なんだよこれ!?ビリー!?ジョエルもあるのか!?とか、
どこのなんなんだよ、ヤイリとか雑誌通販の無名のヤツとか
そういうのだろ!?と散々こき下ろした。
それがそいつが悪いのは、持ち主の癖にわかってない。
カワセのオリジナルだよ!と言えば、一気に見方が変わるのに
親が買って来たとか、お下がりだったとかで、
自分自身で買ってないので何も知らんのだよな。
今思うと、やつはその後弾けないといって辞めたので、
ゴミとして捨てたのだろうそれを譲り受けておくべきだったよ。
ステッカーが有ったのかどうかは知らないけど、
ナンバーで本物だって判れば、後から貰えそうだし…。
これ、初めて買ったときの袋かな?
1弦ずつ別々に入ってた。ライトね。
カワセ楽器はとにかくマーチンの初期取扱店で名をはせ、
その後はオリジナル弦が多くのプロの御用達だとして
価格の激安感とはうらはらな事実がド素人の心をくすぐり、
本体はクソ安いもんだけどとか、よそのメーカーのだけど、
でも弦だけはあのプロと一緒!
そんなかなり物悲しい思考がそれを買いに行かせる。
そういう素人はかなり大勢居たかと思う。
誰が使っていたかというのは、当時は名前が良く出てた。
確か南こうせつとか、少し新しくなって坂崎幸之助とか。
もっと果てしなく大勢居るけど、プロは1本のわけが無く、
このモデルには、ここのこの弦を・・・。というように
多岐に渡ってあれこれ使っていると思うので、
アスリートがスポンサー契約をして
そのメーカーしか使わないというそれとは異なるのだよな。
70年代~80年頃だよね?右はエレキのか??
弦はシルバーの色ではなく金色。
いわゆるスタンダードだけどブロンズ。
その音色も見た目も好きだった。
中学生では切れるのが嫌だったので
(初心者だし切れるまで使い倒すから)
最初はミディアムを使っていた。ブロンズミディアム。
しかもその弦もハンドメイドなんだよね。
それでいてこんなに安い…。
当時いくらだったかな?350円とか380円とかだったかも。
その後直ぐに400円になって、450円になったかな?
あ!?1本がじゃないよ。それだったら高い。セットでね。
当時ヤマハやモーリスが700~800円で、
マーチンが1200円とかじゃなかったかな?
今は何?ダダリオとかエリクサーが主流なの?
全然知らないんだけど。
ババルウ星人的なダダのような名前で怪しい…。
エリクサーも、薬草か!エナジードリンクか!って思ったし。
ともかく格言にもあるように、普通は安ければ価格相応。
安かろう悪かろうということで。
でもカワセ楽器の弦は演目や好き嫌いはあるだろうけど
プロと庶民を分け隔てなくする弦が格安でいい音で
至れり尽くせりの最高な代物だのだよ。
事実初代はプロはやたら沢山使うけど価格的サービス
いわゆる値引きは一切しなかったらしい。
買う人はプロだろうが素人だろうが金は金で違いなく一緒。
その江戸っ子堅気な考え方も凄く好き。
90年代はこんな感じに変わったかと。ミディアム。
ただひとつ問題なのは、敷居が高い。
そんな親父さんがやってる店だから、プロ御用達の店だから、
私のようなハナタレ厨房がのこのこ入っていけるところじゃない。
大人のお客に「ガキが何しに来やがった?場違いだ帰れ」
そういう無言の圧力と言う視線はよく感じていた。
それでも手に入る小さな至福と憧れをカワセ楽器の弦に託し
通販なんてほぼ無かった時代にわざわざ電車に乗って
敵地に乗り込む気持ちで買いに行くのだった。
店員さんもハードルが高かった。
ミディアムを買いに行くと、君はまだ初心者だろう?
だったらライトのほうがいいよ。このように的確に勧めてくる。
まったくをもって間違いなどひとつも無い気遣いだ。
でもひとつだけ気づいて欲しい。いくら380円が安くても
厨房にはしょっちゅう買えないのだよ。
もはやその弦で1年、いやそれ以上弾きたいのだから。
だからライトのほうが向いているのは判ってても
ヘヴィーは問題外だとしてもミディアムを買おうと決めたのだから。
それ以外にも高校生になってバイトしても一緒だった。
女の子と遊んだりすんのに金が掛かる。
だからギターの弦にはそんなに回らない。
そんなある日、セットで買ったライトを張替え中に
ミスって1弦を切ってしまった。
仕方なく買いに行くことに。
「ライトの1弦だけください」
貧乏丸出しのガキがいつもの回りの大人の視線が
ますます激しく突き刺さる中、勇気を持って必要なものを告げた。
みんなが1弦だけって!?と思う中、店員さんがこう返した。
1本だけ切れちゃったのかな?だとしても6本変えたほうがいいよ。
これもまた的確で全く間違いのないアドヴァイス。
おそらく激しいストロークで引っ掛けて切ったんだと思ってる。
なので交換の調弦中にミスっちゃったんです。
だから他はみんなこないだ買ったばかりの新品なんです。
なので切れた1弦だけ欲しいんですけど、バラでも売ってますよね?
こっちもこっちで間違いのないことを事実を付き返した。
それでも何故かセットで売りたい店員さんは、
セットだって400円だし、セットでいいんじゃない?と、
いや、それはお金が無いので困るんです。
買ったばかりでまた買ったとなれば、
諸事情が解らない親が怒り出しますし…。と粘ってたら、
初代の親父さんの声が響いた!!!!
お客さんの要望通りに売ってあげなさい!
私には温厚そうに見える親父さんだったので
大きな声を出して指示したことにとにかく驚いた。
正直何と言ったかは今はもう覚えていない。
でも店員を制し、私のニーズに応えてくれたことは事実。
だって1弦だけ買ってきたのでね。
だからべらぼうに私に優しかった事は無く、
ぶっきらぼうな口調だったのも店員に向けてのもの。
後に知るのだけど、職人気質の初代店主で
いい意味で客も選ぶし、変なクレーム付けたギターは破壊してしまう。
いかにも江戸っ子気質の職人だったらしい。
だから出禁にならないで良かった…。
これ、セットもあったけど、バラもあったので
店員さんが商売してきたってだけかと思うんだけど、
事実弦は毎月とか替えたりするので
(プロは1回使用ごとかな?ステージで)
どうせならと言う意味だったんだろうけど、
確かにバラで買う人ってガキ以外居ないんだよね。
大人はみっともないからセットで買う。
それか保険でとセットと細い1・2弦をバラで追加とか。
そのときの店員さんはメガネでひょろっとしてた。
だから二代目とは違うと思うんだよね。
そんな歴史があるカワセ楽器に15年ぶりぐらいに行った。
冒頭は今の外観だが、店内の撮影はダメだった。
やはりプライスが拡散されることが好ましくないと。
オリジナルもあるし、修理もやってるからね。
お客さんからの預かり物が写る事もダメだよね。
でもこの外観ちょっと変わっちゃった。
青地に白くカワセ楽器って大きく書かれてたのに。
しかも自宅の玄関をポーチ的に設けた?
昔は店内通って奥に自宅って感じじゃなかったかな?
玄関の所が目いっぱい面していて、そこがスライドの扉。
今は入って左奥がレジだけど、昔もそこにあった。
厳密には今の自宅玄関より中に入った位置になるけど。
その後中央に低いガラスのショーケースを置いて囲って
レジがその中にある様なときもあったけど(1弦の話のとき)
今は中央はがらんとほぼ何も無い。
リペアの作業をするからかな?
ショーウインドウの直ぐ向こうがそういう感じだったけど。
で、ここまでの細かい話はしないけど、
15年ぶりに来たことと、心配してなかったけど
有って良かったと思ったこと、特に少し前に淡路町向こうばかり
探して見つからずに帰った話をしたら、
顔の知ってる常連でも無いから一見同等の扱いだったが、
二代目がちょっと気を良くしてくれたようで、
「ぴったんこカンカンって見る?」というので、
あまり見ないけど見たことはありますよというと、
「こないだ木村君が来たんだよ。SMAPの。」と。
で、あーーー木村君もギター弾きますもんね。というと、
「そうそうそれで来たの。修理品もって。」と。
そのときの録画DVDがあって、余分があるからあげるよと
常連でもない程度の私にくれたのだ。嬉しかったね。
一応15年ぶりに来たやつにそんなの渡していいんですか!?
他に見せて自慢したい人が居るんじゃ?といったが、
(キムタクとテレビ取材が嬉しかったらしい)
いいのいいのとくれたのだ。
でも実はまだ見てないんだよね。
なんとなくそういうテンションの時に見たいと思って。
なんというか、食事の合間に見るような適当なテレビじゃなく
音楽とかギターのテンションの時に、
かわせさんの話とか、キムタクとのやり取りを
研ぎ澄ました感覚で捕まえたいと思って。
だからしらふで見ないと・・・いつも晩酌で酔ってるから…。
で、だから写真を撮ったんではないんだよね。
この写真をお願いしたあとに、DVDくれたの。
店内の画像がダメだと聞いて、わかりましたと下がった時に
商品等は取らないので、来た記念に良かったら一緒に…と
お願いしたら、一瞬恥ずかしそうだったけど、
大丈夫です。久しぶりにわざわざ来たって言う記念だから。
どうしても嫌ならいいですけど。というと、
商品が写り込まないならってことで、入口っ端で撮ったのだ。
娘に縦で全身が入るようにって渡して。
それにしても互いに老けましたな。
二代目もそんなに記憶してないけど、
最後に来た時の応対をしてもらったし。
私もタバコやめてややメタボだし、
二代目ももう少し顔はほっそりしてたよ。
外観撮ったときに若い男の子が居たけど
バイトなのかな?三代目かな?気になるね。
うちの子がSilent Sirenとか大原櫻子とかに興味もって
どれだけやるのか判らないですけどまた来ますねといって
DVDのお礼も述べて後にしたのだった。
その後ヴィクトリアで新川優愛撮って、クロサワ楽器、
そして従姉妹の見舞いに向かう途中で総武線カバン挟んで
緊急停止に叔父の墓に19時に行って超怖かったなど
盛りだくさんの日だったんだよね。
もしかしたら繋ぎネタでもうひとつ紹介するかもしれないけど。
(まだあるなんて本当にてんこ盛りの日だった)
買ったのこれ。あ!ESPじゃん!
そういえば当時、いかにもエレキ弾くんですよって
感じがするので、このロゴの袋意外とリスペクトしてたな。
指が短いこと、小指の押さえが利かないことと自由に動かんこと、
早引きが出来なことと、リードがテンパって全然上達しないこと。
それらでエレキはほぼ諦めて、パワーコードを使わない
フォーク系中心のアコギ専門になって行ったんだよな。
で、これ。・・・ってこれは一緒に入ってたチラシ。
買ったのはこのストラップ。
私のストラトキャスターもどきのエレキは捨てちゃったし
(娘10歳の時だったのに殆ど弄ってなかったから記憶ないって)
エレキの店に入ろうと入ったんだよねそもそも。
その前にクロサワのドクターでアコギのギブソンとか見たし。
元々高校の同級生のブタというあだ名のヤツのなんだけど、
ヤマハの安い自分のアコギをお前が預かっててくれって置いていき
返すとか持ってってとも言ったけど、いいから置いといてくれって。
別の友人に言ったら、ずっとお前のところにあってほしいんじゃ?
そんな意味深にも取れることを言ってた。やつはオネエ?
誰に似ているといえば、巨人の阿部慎之助かな?
ともかく今ではもう私のものになっているそれを
娘に自分用として使っていいと言っているのだが、
ストラップが無かったのだよね。
それで強請られてこれがカワイイって。
で、もちろん買ったのがこれ。
カワセ楽器のアコギのブロンズライトのセット。
これだけ渡されて、私が「…あれ!?」って言ったら
「全部入ってます。よく見てください!!(;´▽`A``」と。
個別の袋が無くなって、1枚のビニールに6本纏めて入ってる。
まぁコストダウンだよな。価格がやたら上がるより有難い。
娘が沢山弾くようだとこれを張ってあげようと。
・・・でもやってみたい思いだけでぜんぜんやらないね。
たまにはやりたいようだけど、毎日やらんとね…。
でも基礎の教本が欲しいっていうので買ったらやるのかな?
一応レジにあったピックでSOFTかTHINってやつで
いいのあったら買いなって選ばせたものも。これ80円ね。
あ、弦のほうは上がってるけどそれでもまだ550円だった!
ともに税抜き価格ね。
しかし楽器見てると上手でもなく、もう大して弄っても無いのに
凄く欲しくなってしまうんだよね。
だから行かないでいたこともあるんだよな。