【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

弁当サプライズ

2012年02月16日 23時50分38秒 | こども
何の変哲も無いただの弁当だ。
しいて言えばご飯がやたら少ない。
それ以外は普通の弁当だ。
でもこれが特別な弁当だった。

それは娘が初めて作った弁当なのだ。
「冷凍とかチルドとか出来合い物ばっかじゃん」
そう思われるかもしれないが言うな言うな小学生が初めてやったんだ。
「母親とか手伝ってんだろ?」
違う違う。これは学校でやったのだ。
なので家庭科教師のサポートはあっても自分たちで作ったのだ。

家庭科!?・・・その違和感はもっと後に。

前日はともかくかみさんとああだこうだと慌しかった。
明日の家庭科でお弁当を作るらしいのだ。

私の時代はそんなの無かった。
5年でこふき芋。6年で白米と味噌汁。
そんな程度のことをやって給食に影響ない感じに食べたのだ。
当時出汁入り味噌なんてないし、鰹節と煮干で出汁をとって
それで豆腐のだったかじゃがいもだったかさつまいもだったか
具は忘れたが作った味噌汁はかなりの手間の印象で、
白米も研ぐこと程度でも大変に感じて、
母のありがたさを間違いなく理解したうえで
自分でやったものだけに白米と味噌汁だけなのに
この上なく美味しく感じたことだけを覚えている。

娘らは苗をペットボトルで育ててそれを食べることもしたし
(実はまだ食べてないという噂も)
私の時代にはペットボトルが無かったのでそれもやらなかったが
娘らは私と同じ白米と味噌汁もやったし、
こふき芋ではなく大学芋もやったのだ。
なのでお弁当は確実に私の時代にはないもので、
時代が変わると違いがあるのだなと思っていた。

でもそれが娘らはみんなが同じものを作るのではなく個別。
自分が作りたいお弁当を作るのでその食材は子どもら任せ。
ごはんは学校から出るのだがおかずは全て自前で
娘はうずらの水煮、ミートボール、ウインナー、プチトマト、
きゅうり、ちくわ、冷凍白身魚一口フライ、パイナップル缶を
用意して持っていった。他にバランや弁当用楊枝なども。
案の定忘れ物や多く作れてしまったなどで
(娘はミートボールやうずら水煮が8個ずつぐらい余った)
友達同士で交換し合ったりもして、想定外におかずが増えた。
なので右のタッパーはご飯のみの予定が、
左上にあるりんごたっぷりポテトサラダと、
その下にある黄色っぽく丸いカレーソース入りかまぼこを貰い、
自分の多くなってしまった食材もあることで、
ご飯は左のタッパーの上のほうだけになってしまったのだ。
もっとぎゅうぎゅう詰めにすればご飯はもっと入るのだが、
その辺はまだ初めてなのでお弁当箱のぎゅうぎゅう詰めのマジックを
解ってないのでこういう感じになったのだと思う。

でもこれ学校で作ったのになんで画像が!????という
勘のいい人なら冒頭で気が付いていただろうことだけど、
考え方としては学校では作ったけど、
このボリュームでは給食に影響がある量だということで
帰宅後に食べろと冬場だけに持たされて帰ってきたことも想定できるが、
手紙のようなものもタッパーの下にあるように、実はこれ親に作ったのだ。
そうだったのか。私の時代はそんなもん無かった。
先生が言っていたそうだが、貰った親で泣く人も居るとか。
だからお弁当を作る授業を家庭科でやるとは聞いていても、
子どもらが食べるのだと思い込んでいて、
子どもたちもサプライズで持って帰るので、
親に作ってくるとは言わないようにとグル(?)となっていたのだ!!

確かにこの紙には娘の名前と私とかみさんへの感謝の言葉が書かれている。
泣く事も無ければ、うるうるともならなかったが、
心はちょっとジュンっとした。
娘も少しずつ料理も手伝ったり作ったりし始めているけど、
親の目も手も届かないところでこういうものを作ってくるなんて
さすがに自分の時代に無かったことだけに想定もしてなかったので。
もちろんかみさんと私でペロッと平らげさせてもらった。
いつもの食べなれた冷凍ものの味なんかも一味ちがかったね。

しかしこれもある種の食育かな?
栄養素の事細かなことは指導されてないようだけど、
(娘に聞いていないだけで実はあったのかな?)
彩をこだわってあれこれ鮮やかにすることで、
結果的にいろんな栄養素を盛り込むこととなるので、
彩を考えて何を入れるかを決めてきてといわれていた。
そういう部分の学習と実益を兼ねたものだったのだと思う。

娘よ。あと3年すると義務教育が終わってお弁当の日々だ。
積極的に自分で作るきっかけになっておくれよ。
母親は夜勤も結構あるし、父はさすがに弁当は無理。
大皿料理なら作れても細かくちまちましたのは向かないのだ。だから。

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