先週末、冬場なら真っ暗な17:30頃。今だとまだ夕焼けにもならない。
そんなようやく少し気温が下がってきそうな気配の初夏の夕方に、
「キュキュキュキュ・・・バンッ!」という音が外から聞こえてきた。
事故だ!
経験的にそう声にしていたが、そんなに慌てても居なかった。
何故ならすさまじい大事故だったら・・・
「ギャギャギャギャギャッ ドガァァーーーン!!!!」のように
もっとけたたましい音がするからだ。
なので事故は事故だと思ったが、大した事故ではないと思ったのだ。
その方向の通り側にコンビニがあるのだが、
その付近で歩行者やチャリやバイクなどが飛び出して、
慌てた車の運転手がブレーキを踏み(キュキュキュキュ)
ハンドルを切ったら制御が利かず、コンビニのガラスの壁に
時速30kmぐらいでゴツンと突っ込んだ(バンッ)と想像していた。
娘も事故の経験は無いものの、きっと事故だと思うと言っていた。
すると我が家から見える、その方角には人が向かっていて、
立ちすくんであっけにしている人も居た。
その目線は目の前ではなく少し先だった。
その先には信号のある交差点があるので、
そこが事故現場なんだろうとはすぐ察知できた。でもうちからは見えない。
娘は何がどうなったのか気になって見に行くと言い出した。
爆発などの2次災害も考え難いと想像していたので、
知人とかではないかなども気になるので行かせた。
自分は事故の不幸を野次馬的に見に行くことは失礼かと思い、
行く事にためらいながらも、テレビ局の緊急代理として
ムービーで撮影して現場のリポートなどして
各社のニュースに提供しなくてはいけないのではないかという
良くわからない強迫観念みたいなもんも同居していて、
いこかもどろかみたいな葛藤が起きていた。
そこでやはりすぐ近所だし、娘もしょっちゅう通る交差点だけに
(信号がある分、積極的に無いところよりも利用を勧めていた)
何がどうして起きてしまったのかを親として娘に指導するために
理解する必要があると、初期段階には無かった感情が生まれ、
そう思ったら検証のために撮影が居ると、ムービーは遠慮したが
デジカメを持って出たのだ。
そのエレベーターホールから見下ろす娘の印象は、
2人で家から見た人と同じ感じで、立ちすくむ一人立ちすくむ様子。
・・・これはイメージよりもヤヴァげなことが起きてる!!
ようやく事の大きさを感じ取った。
娘の立ちすくんでいる場所に行くと、こんな光景が飛び込んできた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・車・・・・・・・寝とるがね( ゚ ρ ゚ )
やはり地震よりも津波の恐怖が被災者やその映像を見た者たちが
恐怖をより感じたのは、その目に見えるスケールの大きさもあるが、
手で押しても動かない車や家がいとも簡単に流されたからだと思う。
そのように、ひっくり返そうにも出来るわけがない車が、
ものの見事にひっくり返っているのだ。それは怖い。
なにせこのとき、地震も津波も起きていないのだから尚更。
先日なでしこの話題で書いた、柔よく剛を制す同様に、
車のパワーやスピードを逆手に取れば、
ひっくり返すことが出来ないそれをいとも簡単にやってしまえる。
それが事故というものなのだと改めて認識した。
そして想像以上に大きな事故だと思ったと同時に、
横たわる車を見たことより恐怖が襲ってきた。
搭乗者は大丈夫だろうか、そばに行ってみた。
もう誰も乗って無い。
事故の音がして3分程度だと思うが、もう脱出しているのか、
救出されたのかだ。でも救出ならこんな早く素人ができない。
まだ緊急車両1台も来ていないのだ。
ということは、搭乗者は自力で脱出したのだ。
この状況において、不幸中の幸いだと感じた。
それにしても後ろのガラスも全て無くなり、
当然エアバックも飛び出している。
横たわりガラスが粉々だが、血らしきものが見当たらず、
それも不幸中の幸いかと思い、またひとつホッとした。
でもこれでは事故の全容がわからない。もう少し引いてみる。
こういう状況。
単独事故なのか、相手があるのか、この車と相手は車なのか
バイクや歩行者をよけてこうなったのかまだ解らない。
ただ手前には右後部の赤のレンズが外れ、プールバッグのような
車の持ち主の私物とともに落ちていて、その周りに後部ガラスの
黒いガラスの細かい欠片が少なめだが点在していて、
天井のすぐ右にはスライドドアのガラスをと思われる水色のガラス片と
さらに右にある電柱には突っ込んだのだと思われる
ライトの部品や漏れたオイルらしき液体にタイヤ痕が向かっている。
この段階では、何かを避けてここに単独で突っ込んだのだと思った。
立ち往生している車はいろいろあるがどれも当該車には感じない。
またわずか数分でも週末だけに男連中も結構休みで家に居て、
大勢が集まっていて、誰が当事者なんだかさっぱり解らなかった。
ブレーキ痕もあるし、スピードの出しすぎなんだろうか?
でも聞こえた事故の音は、そんなにけたたましくは無かったのだが、
うちが少し離れているからなのか??
電柱の向こう側に行ってみた。
フロントのライトやそのレンズの破片とオイルか水か解らないが、
電柱にもかかっていて、車を見ると運転席前部がべっこり。
どうやら運転席がこの電柱に突っ込んだようだ。
・・・でも待てよ?どうやって助手席ではなく運転席なんだ?
日本は車両は左側通行。この電柱も道路の左にある。
逆から見れば右だが、ぶつかった場所が左側に位置したほうだから。
要はこの時点で、この車は右にあるこの電柱に突っ込んだのではなく、
その逆方向か交差する2方向からの3方向のいずれかから来て
この電柱に突っ込んだということが、消去法で解った。
でも助手席ではなく運転席ということが大きな謎。
その答えは全然解らない。
この画像に写っている人は、電話をかけて車のそばに居るので
この車の所有者だろうか?そうとしか見えなかった。
この電柱の脇の交差点に、たまたまその角地の施設が作ったのか
ちょっとしたベンチのようなものがあって、そこに座っている人が居た。
比較的放置されたり、見られているだけだったが、
時折話しかける人が居て、この人たちが被害者なのだとわかった。
でも失礼だけど年齢不詳の夫婦。20代といわれれば違うと言い切れる。
30代といっても違う感じ。40代なの?というとそんな感じ。
でも男の子が居て、その子は5歳程度。
孫なのか?と思うとそれもありえる感じだが、
さすがにそこまでの年には感じない。
そういうわけで見知らぬ方だったが、そんな年齢不詳の夫婦らしきと
その子どもらしき3人が乗っていたようだ。
おそらく運転していたのは夫だと思うが、
このべっこりした様子から足をやられていそうだが、
全く出血してなく、ここまで脱出しているので、
外傷は無く、おそらく興奮しているので歩いているが骨折しているかも。
でも完全に折れているのではなさそうだった。
男の子は小柄だからか、車中をゴツンゴツンしたのだろうけど、
子ども特有の柔らかさでしのいだ感じで一番元気そうだった。
でも奥さんが首にタオルを当てて拭いていたが、少し血が出ていて、
噴出すほどではないが、ポタポタとはしているようだった。
そこにいの一番で来たのはやはり救急車だった。
これはその到着直後の救急隊の救護の様子。
朴訥にただけが人に向けて集中して取り掛かるさまは、
日本の救急隊の質の高さを表していて、こういう人が全国各地に居るから
みんな安心して生活が出来ているのだということも改めて感じた。
そういえば3人ともムチウチ懸念でか首に何か巻かれて固定されていた。
交差点では先に進めない事からみんなUターンして迂回を始めていた。
意外なことに、目前でこんな凄い事故が起きていて、
それを目にしたから先にいけないのだとUターンしているのに、
多くの車がタイヤを鳴らして迂回していく。
そんなに急いでいるのか、怖くて離れたいのか解らないが、
バックと前進にギアを変えた直後タイヤを鳴らす車が多かった。
またコンビニが駐車場がある分、コンビニ側ではUターンのために
サーキットのエスケープゾーンみたいになっていたが、
そこでも立ち尽くす人が居るのに、その人がまるでパイロンかのように
中心にしてそこそこのスピードでぐるっと回って行く車もあった。
その見ている人が、事故現場を注視している分、
何かがあって慌てて走り出したらアンタ轢くぞ!?と
更なる事故も懸念されている状況があった。
そんな中、全然行かないトラックがあった。
これが相手か?でも全然綺麗だし???と思ったら、
このフロント部分の左側だけがややへこんでいて、
左のフェンダーのレンズが外れていた。
ようやくこれで単独事故ではなく、この車が1BOXを横転させたのだと
真実にまたひとつ近づいた。
そうなると↑で電話していた人は、そのいでたちからしても、
1BOXサイドの人ではなく、このトラックの関係者だとわかった。
親子3人が1BOXの人だと思ったときに、
ちょうど交差点に居たこの人が、世話を焼いて救急車などを
呼んでいたのだとさらに想像していたのだ。そうではなかったのだ。
でもナンバーは「わ」・・・レンタカーか。
一般乗用車のレンタカーだと逆に整備はしっかりしていると思われるが、
こういう特殊な車両(クレーン付き2トン車)だと、
レンタルするところはそう多くないだろうし、逆に整備とかも疑問。
しっかりしているところもあれば、適当なところもありそう。
一体この事故は、整備不良があるのか無いのか?
でもこの2台がぶつかって、どうやってこうなるのか?
その因果関係がさらに解らなくなった。
最初の画像の真逆からだとこういうこと。
交差点の左からトラック。そのトラックの左前部に凹み。
1BOXは電柱に刺さった。なので刺さって後ろに戻ることはありえなく、
この画像の向こうから来たことはありえない。
さらに左にはトラックがあるので、交差点の右か、
画像を撮った方向に進んできたかの2択となった。
ちなみに右で女性が写メ撮ってるが、この辺の角には
やたら多くの黒いガラスが散らばっていた。1BOXの後ろのガラスだ。
・・・ということは、後部のガラスはここで割れたのだ。
最初に撮った画像にはほとんど無かったし。
でもこの民家の壁には傷は一切無いので、そこに車は当たっていない。
ということで、私は一旦結論に導けた。
1BOXはトラックの正面から来たのだ。
それがなんでこういうことに?というと、
お互いに右折しようとしたのだと思う。
それで「右折同士だ」と1BOXは思い、ためらいも無く右折を始めた。
トラックとは交差点の進入がほぼ同じタイミングの距離だった。
そこで右折を始めたが、トラックが見た目の左方向に行かない!
あ!これではトラックの正面に自らが突っ込んでいく!!
こういうことだったのではないかと?
トラック側は、右折しようと思ったがナンバーが東京ではなかったので
土地勘が無く「あ、やっぱまっすぐか?」と思い直して、
対向車が右に曲がってきているのに、真っ直ぐ行ってしまったか、
或いは古いトラックにはよくあるのだが、
ウインカーを出したまま戻し忘れていることがある。
昔のトラックは結構このタイプがあって、乗用車しか乗った事無い人は
「え~?!」と思うだろうが、左右に曲がって直進に戻っても
ウインカーを手動でオフに戻さなければ、ずっと延々出っ放しなのだよ。
酷いときは、直進で左にウインカーが出ていて、
右に曲がろうと右にウインカーをドライバーが出したつもりでも、
実際の見た目はまるでウインカーが出てないなんて事が
(左に出ていたものを、1回右にやったのでオフになっただけだが、
本人はオフの状態から右にウインカーを出したと思い込んでいる)
しょっちゅうあったのだ。だからトラックも自動で直進になったときに
オフになるように乗用車並みの機能は今は大半が持っているはず。
だから考え難いなりにも、これだったら説明が付くのだ。
トラックの運転手はウインカー出しっぱなしに気が付いてない。
だから当然直進してきた。
でも他人からの見た目はウインカーが出ていてあたかも曲がりそう。
しかもガス湯沸かし器の大型のものも積んでいて、
積荷があるトラックはそんなにスピードは出さない。
それがいかにも曲がるからのような気さえ1BOX側はしてしまった。
こんな不幸の連鎖があったのではないかと結論付けたのだ。
状況がわかったし、野次馬根性でここに長居して写真撮るのも気が引け、
他の角度から数枚とって帰ることを決めた。
そう思ったら、なんと消防車も2台来たのだ。
横転してオイル漏れもあったからだろうか?
思い起こせば、こんな事故なのに歩道側で作業服の若い男が
馬鹿丸出しにタバコ吸ってた。爆発したらどうすんだと思った。
そのときはオイルらしきが漏れているのが未確認なので言わなかったが。
それにしても救急車と同じところから来ているのに5分近い違いは何?
救急隊に現場を見て要請されたのかな??
早速消防の人が、横転した車の確認を始めた。
正面側から見ると凹み具合は天井側からほどには見えないが、
ひしゃげた方向から全体を見るので悲惨さは大きく感じた。
だけどよく1BOXの右側の車線に車がいなかったよな。
貰い事故だったし、もっと恐ろしいのはそこの端っこは
私もかみさんも娘も徒歩でチャリで通る道なのだよ。
そのときにもし突っ込んできたら…そう思うと恐ろしい。
そして1BOXの向こうに2台目の救急車も到着していた。
車の裏側など滅多に見ることはなく、
↑の画像で女性が写メ撮っていた場所から回り込んでみた。
実際足元には黒いガラス片が凄かった。
フロントタイヤの下あたりにはオイル溜まりも出来ていた。
ガソリンか?ブレーキオイルか?
しかし裏ってこんな感じか…。
真正面から轢かれたらぺったんこでスルーできるかな?
ゆっくりだったらシャフトがなくなった分(FR主流時代はあったけどね)
フューエルのダクトを抱えて、あの中央の隙間に出来るだけ
体を入れたらどうにかなるかね?でも熱はどうなんだろうねこの辺。
エンジンはフロントタイヤの間にあるとしても。
だけど整備や製造をしている人以外、まず見ないものが見えてるって
そういうことでも怖い気がするよな。
コレを撮って娘と家に帰った。
事故がこう起きたのだと説明して、想定外の動きなども話した。
ただ気になるのは、説明した背景が釈然としないこと。
思い起こせば警察が来ていないこと。
横転した車の撤去はどうなるのかということだった。
でも延々と見ているわけにも行かないし…。
だけどこの日は週末の夕方。
・・・そう、競馬の新聞をいつも買いに行くのだ。
ということで、麦茶などを飲んで一息入れて今一度現場に行った。
ちょっとピンボケが続くが、ようやくパトカーが来ていた。
火災の心配が無いと思ったのか、消防車はもう居なかった。
実際かかっても↑から10分程度の後のことだが。
この時にようやく気が付いた。
一般車は迂回するが、バスにそれはありえないということを。
パトカーの後ろには1台だけしか居ないのは、
連絡が付いてバス停ごとに停車しているのだろうと思う。
反対側はどうなんだろう?
2社3台のバスが連なって立ち往生していた。
そしてそのバスの間の十字路では、この先直進できないために
民間人が交通整理をしていた。
この後警察官がチャリなどでも到着して役割をバトンタッチするが、
この行為はここで初めてではなく、事故直後からみんながやっていた。
使命感というよりは、みんな空気を読んで自分の役割を見つけ、
それを自主的に果たしていた。
なので事故交差点の4方向の先では、それぞれ数名が迂回を促していて、
Uターンの手助けで、バックオーライの掛け声とともに誘導とか、
時には走って近づき静止したりなどの光景もあった。
これが我々人間の、日本人の、美徳ではないかもしれないけど、
素晴らしいというか、出来ている部分だと思う。
外国の人が感銘を受ける誇らしいところだ。
ただバスの運転手も、もう呆れてということのように、
途方にくれるしかなく、運転席を離れて入り口付近に立って
事故の処理状況を見守っていた。
当然どのバスも客はここで降りたので乗っていない。
行く先はどこまでなのかわからないが、
ここから徒歩に切り替えたり、ピストン輸送でも始まれば
そこから改めて乗り継いだかもしれない。
だけどその乗客の保障は誰がどうするのか?
本来なら目的地まで行けたのに行けなくされているし。
さらにこの2社のバス会社のダイヤの乱れを生じさせ、
売り上げに影響を与えたことは、あのトラックドライバーや
在籍する会社に請求が行くことになるのだろう。
迂回した一般車両には無いにしても、
事故で怪我した当該者だけではないのだな。保障は。
そしてコンビニの駐車場に止まっていた2台目の救急車が出た。
同じところに行ったかどうかは解らないが、
1台目は子どもと奥さんが乗って先に出て行き、
その10分後ぐらいに夫だけが乗ったこの救急車が行ったのだ。
大きな怪我などが無く、ちょっとした外傷だけだといいけどね。
事故は他人事ではなく、自分にいつ降りかかるか解らないので、
今回いろいろと学習させてもらったり、気づかされたので、
当該者の方には申し訳ない言い方だが、娘に知らしめるいい機会だった。
新聞も買ったし、何がどうやって横転の車を撤去するのか、
オイルや破片は?バスなどはいつ発車できるのか。
気になることは多々あったが、ここまでとした。
だが一向にもやもや感が取れない。何故か。
それは簡単。悪いのはどっちかが不明なこと。
そして1BOXの進入経路はどこからでどうして横転したのか。
結論は出たが違う気が満点だった。
翌日これら画像を見て、間違いない結論が出た。
まずトラックの前方左しかダメージが無いこと。
それはそこだけしか当たっていない証。
そして1BOXは横転しているしどこが当たったのか解らない。
でも横転のアップの画像を見ると、上部である左サイドの後ろの
バンパーが傷んでいる。
天井などを見てこの車がゴロゴロしていないことがわかる。
ということは、1BOXは左の後部バンパー辺りを痛めたのだ。
いつ?・・・そこがトラックとぶつかったところなんだよ。
要は正面からではなく、トラックとその向こうに倒れた1BOXの画像の通り
1BOXは夕日に向かって走っていて、左から出てきたトラックと接触。
それも1BOXが交差点に差し掛かり、通り越えようかというところで、
左からトラックが出てきて追突。
1BOXは左後部のバンパー付近に当てられて、
直進していたがぶつけられたために方向を左斜め45度に
変えられてしまい、ブレーキも空しく左の電柱に運転席から
真っ直ぐ突っ込んだ。
電柱に向かう2つのRのついたタイヤ痕は、
左が電柱に、右は電柱の右脇についていたが、
それは左右の前輪ではなく、電柱に向かっている左は前輪で、
電柱の右脇に向かっているものは後輪なのだ。
真っ直ぐではなく、横向きに流れて付いたものだったのだ。
コレが間違いない事故の全容だと思う。
だからトラックもダメージが少ない。
1BOXは直進だけにスピードはそこそこ出ていた。
それを一気に斜め45度くらいに方向を変えられて、
ほとんど減速無いままに電柱に突っ込んだので、
運転席が電柱にめり込むように、前のめりに尻を上げて、
慣性の法則で進行方向側に車体を振った。
だからのめりこんだ部分が支点となって、
お尻が上を向いて、進行方向側に倒れたのだ。
そして最終的に電柱から車は離れた。
その状況があの状況だったのだ。コレで全てつじつまが合う。
でも横から出てきてごんとぶつかって、よろよろになることは想像したが
車は直進しているのだから、その向きを強制的に一気に変えられてしまう
その恐ろしさは想像したことがなかった。
そしてその挙句、株を落としまくりの東電だが、
その電柱はこのように車がこんなことになるほどに突っ込んでも
壊れたり倒れたりしないという頑丈なことも証明した。
(その分、福島などの原発問題のいい解決の方向を早く見つけて欲しい)
そしてシャーシの安全性も各社開発競争をしているが、
ガラスはともかく、エンジンルームの部分までの破損で、
運転席まで来ていないことも、安全性を証明した。
実際こんなにめりこんでいて、ガラスもあちこち割れているのに、
フロントガラスはひびは入っているが、砕け散っていない。
そして表現がわからんが居住空間は原形をとどめて壊れていない。
だからこそ3人の家族も怪我はしたが死んでもいないし、
意識不明にすらなってないのだと思う。
恐ろしい事故でも、いくつもホッとする安心できることが見つかったのも
事故を見に行ったことで知らしめられたので良かったと思った。
こう思うと特に人間として未熟な若者。
町をサーキット代わりに劇走したり(昔やったな…すみません)
暴走行為で交通ルール無視や逆にのろのろと妨げたりも、
こういう事故を誘発するので、万一人の命奪ったら、
もう自分の一生はないも同然なので、こういうものを見て正して欲しい。
それがマスコミ的な役割を担った私のできることかな?と思う。
あ、そうそう。
最後にこうなるとトラックが悪いとしか思えないけどそこだけ解らない。
青信号で走ってきた1BOXに赤無視のトラックが左から来たのかもしれない。
でも青信号でトラックが直進しようとしたら、
交差点をいきなり赤無視の1BOXが通過したのかもしれない。
・・・これ私は後者かも?と思っている。
何故か。
それはトラック越しに1BOXの画像などで感じられる。
これ、1BOXの進行方向は西で日が沈みかかっててモロに逆光なのだ。
そうなると目は幻惑されるし、信号もどれが付いているのか
解り難くなったりする。そういうことが原因ではないだろうかと。
私も光に弱いので、車にはUVカットのサングラスは常備している。
それどころか教習所ですら教官に許可得てサングラスかけてた。
実は夏よりも冬の夕日のほうが見えづらいけどね。
2000円程度のサングラスで救える命。皆様も気をつけましょう。
そんなようやく少し気温が下がってきそうな気配の初夏の夕方に、
「キュキュキュキュ・・・バンッ!」という音が外から聞こえてきた。
事故だ!
経験的にそう声にしていたが、そんなに慌てても居なかった。
何故ならすさまじい大事故だったら・・・
「ギャギャギャギャギャッ ドガァァーーーン!!!!」のように
もっとけたたましい音がするからだ。
なので事故は事故だと思ったが、大した事故ではないと思ったのだ。
その方向の通り側にコンビニがあるのだが、
その付近で歩行者やチャリやバイクなどが飛び出して、
慌てた車の運転手がブレーキを踏み(キュキュキュキュ)
ハンドルを切ったら制御が利かず、コンビニのガラスの壁に
時速30kmぐらいでゴツンと突っ込んだ(バンッ)と想像していた。
娘も事故の経験は無いものの、きっと事故だと思うと言っていた。
すると我が家から見える、その方角には人が向かっていて、
立ちすくんであっけにしている人も居た。
その目線は目の前ではなく少し先だった。
その先には信号のある交差点があるので、
そこが事故現場なんだろうとはすぐ察知できた。でもうちからは見えない。
娘は何がどうなったのか気になって見に行くと言い出した。
爆発などの2次災害も考え難いと想像していたので、
知人とかではないかなども気になるので行かせた。
自分は事故の不幸を野次馬的に見に行くことは失礼かと思い、
行く事にためらいながらも、テレビ局の緊急代理として
ムービーで撮影して現場のリポートなどして
各社のニュースに提供しなくてはいけないのではないかという
良くわからない強迫観念みたいなもんも同居していて、
いこかもどろかみたいな葛藤が起きていた。
そこでやはりすぐ近所だし、娘もしょっちゅう通る交差点だけに
(信号がある分、積極的に無いところよりも利用を勧めていた)
何がどうして起きてしまったのかを親として娘に指導するために
理解する必要があると、初期段階には無かった感情が生まれ、
そう思ったら検証のために撮影が居ると、ムービーは遠慮したが
デジカメを持って出たのだ。
そのエレベーターホールから見下ろす娘の印象は、
2人で家から見た人と同じ感じで、立ちすくむ一人立ちすくむ様子。
・・・これはイメージよりもヤヴァげなことが起きてる!!
ようやく事の大きさを感じ取った。
娘の立ちすくんでいる場所に行くと、こんな光景が飛び込んできた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・車・・・・・・・寝とるがね( ゚ ρ ゚ )
やはり地震よりも津波の恐怖が被災者やその映像を見た者たちが
恐怖をより感じたのは、その目に見えるスケールの大きさもあるが、
手で押しても動かない車や家がいとも簡単に流されたからだと思う。
そのように、ひっくり返そうにも出来るわけがない車が、
ものの見事にひっくり返っているのだ。それは怖い。
なにせこのとき、地震も津波も起きていないのだから尚更。
先日なでしこの話題で書いた、柔よく剛を制す同様に、
車のパワーやスピードを逆手に取れば、
ひっくり返すことが出来ないそれをいとも簡単にやってしまえる。
それが事故というものなのだと改めて認識した。
そして想像以上に大きな事故だと思ったと同時に、
横たわる車を見たことより恐怖が襲ってきた。
搭乗者は大丈夫だろうか、そばに行ってみた。
もう誰も乗って無い。
事故の音がして3分程度だと思うが、もう脱出しているのか、
救出されたのかだ。でも救出ならこんな早く素人ができない。
まだ緊急車両1台も来ていないのだ。
ということは、搭乗者は自力で脱出したのだ。
この状況において、不幸中の幸いだと感じた。
それにしても後ろのガラスも全て無くなり、
当然エアバックも飛び出している。
横たわりガラスが粉々だが、血らしきものが見当たらず、
それも不幸中の幸いかと思い、またひとつホッとした。
でもこれでは事故の全容がわからない。もう少し引いてみる。
こういう状況。
単独事故なのか、相手があるのか、この車と相手は車なのか
バイクや歩行者をよけてこうなったのかまだ解らない。
ただ手前には右後部の赤のレンズが外れ、プールバッグのような
車の持ち主の私物とともに落ちていて、その周りに後部ガラスの
黒いガラスの細かい欠片が少なめだが点在していて、
天井のすぐ右にはスライドドアのガラスをと思われる水色のガラス片と
さらに右にある電柱には突っ込んだのだと思われる
ライトの部品や漏れたオイルらしき液体にタイヤ痕が向かっている。
この段階では、何かを避けてここに単独で突っ込んだのだと思った。
立ち往生している車はいろいろあるがどれも当該車には感じない。
またわずか数分でも週末だけに男連中も結構休みで家に居て、
大勢が集まっていて、誰が当事者なんだかさっぱり解らなかった。
ブレーキ痕もあるし、スピードの出しすぎなんだろうか?
でも聞こえた事故の音は、そんなにけたたましくは無かったのだが、
うちが少し離れているからなのか??
電柱の向こう側に行ってみた。
フロントのライトやそのレンズの破片とオイルか水か解らないが、
電柱にもかかっていて、車を見ると運転席前部がべっこり。
どうやら運転席がこの電柱に突っ込んだようだ。
・・・でも待てよ?どうやって助手席ではなく運転席なんだ?
日本は車両は左側通行。この電柱も道路の左にある。
逆から見れば右だが、ぶつかった場所が左側に位置したほうだから。
要はこの時点で、この車は右にあるこの電柱に突っ込んだのではなく、
その逆方向か交差する2方向からの3方向のいずれかから来て
この電柱に突っ込んだということが、消去法で解った。
でも助手席ではなく運転席ということが大きな謎。
その答えは全然解らない。
この画像に写っている人は、電話をかけて車のそばに居るので
この車の所有者だろうか?そうとしか見えなかった。
この電柱の脇の交差点に、たまたまその角地の施設が作ったのか
ちょっとしたベンチのようなものがあって、そこに座っている人が居た。
比較的放置されたり、見られているだけだったが、
時折話しかける人が居て、この人たちが被害者なのだとわかった。
でも失礼だけど年齢不詳の夫婦。20代といわれれば違うと言い切れる。
30代といっても違う感じ。40代なの?というとそんな感じ。
でも男の子が居て、その子は5歳程度。
孫なのか?と思うとそれもありえる感じだが、
さすがにそこまでの年には感じない。
そういうわけで見知らぬ方だったが、そんな年齢不詳の夫婦らしきと
その子どもらしき3人が乗っていたようだ。
おそらく運転していたのは夫だと思うが、
このべっこりした様子から足をやられていそうだが、
全く出血してなく、ここまで脱出しているので、
外傷は無く、おそらく興奮しているので歩いているが骨折しているかも。
でも完全に折れているのではなさそうだった。
男の子は小柄だからか、車中をゴツンゴツンしたのだろうけど、
子ども特有の柔らかさでしのいだ感じで一番元気そうだった。
でも奥さんが首にタオルを当てて拭いていたが、少し血が出ていて、
噴出すほどではないが、ポタポタとはしているようだった。
そこにいの一番で来たのはやはり救急車だった。
これはその到着直後の救急隊の救護の様子。
朴訥にただけが人に向けて集中して取り掛かるさまは、
日本の救急隊の質の高さを表していて、こういう人が全国各地に居るから
みんな安心して生活が出来ているのだということも改めて感じた。
そういえば3人ともムチウチ懸念でか首に何か巻かれて固定されていた。
交差点では先に進めない事からみんなUターンして迂回を始めていた。
意外なことに、目前でこんな凄い事故が起きていて、
それを目にしたから先にいけないのだとUターンしているのに、
多くの車がタイヤを鳴らして迂回していく。
そんなに急いでいるのか、怖くて離れたいのか解らないが、
バックと前進にギアを変えた直後タイヤを鳴らす車が多かった。
またコンビニが駐車場がある分、コンビニ側ではUターンのために
サーキットのエスケープゾーンみたいになっていたが、
そこでも立ち尽くす人が居るのに、その人がまるでパイロンかのように
中心にしてそこそこのスピードでぐるっと回って行く車もあった。
その見ている人が、事故現場を注視している分、
何かがあって慌てて走り出したらアンタ轢くぞ!?と
更なる事故も懸念されている状況があった。
そんな中、全然行かないトラックがあった。
これが相手か?でも全然綺麗だし???と思ったら、
このフロント部分の左側だけがややへこんでいて、
左のフェンダーのレンズが外れていた。
ようやくこれで単独事故ではなく、この車が1BOXを横転させたのだと
真実にまたひとつ近づいた。
そうなると↑で電話していた人は、そのいでたちからしても、
1BOXサイドの人ではなく、このトラックの関係者だとわかった。
親子3人が1BOXの人だと思ったときに、
ちょうど交差点に居たこの人が、世話を焼いて救急車などを
呼んでいたのだとさらに想像していたのだ。そうではなかったのだ。
でもナンバーは「わ」・・・レンタカーか。
一般乗用車のレンタカーだと逆に整備はしっかりしていると思われるが、
こういう特殊な車両(クレーン付き2トン車)だと、
レンタルするところはそう多くないだろうし、逆に整備とかも疑問。
しっかりしているところもあれば、適当なところもありそう。
一体この事故は、整備不良があるのか無いのか?
でもこの2台がぶつかって、どうやってこうなるのか?
その因果関係がさらに解らなくなった。
最初の画像の真逆からだとこういうこと。
交差点の左からトラック。そのトラックの左前部に凹み。
1BOXは電柱に刺さった。なので刺さって後ろに戻ることはありえなく、
この画像の向こうから来たことはありえない。
さらに左にはトラックがあるので、交差点の右か、
画像を撮った方向に進んできたかの2択となった。
ちなみに右で女性が写メ撮ってるが、この辺の角には
やたら多くの黒いガラスが散らばっていた。1BOXの後ろのガラスだ。
・・・ということは、後部のガラスはここで割れたのだ。
最初に撮った画像にはほとんど無かったし。
でもこの民家の壁には傷は一切無いので、そこに車は当たっていない。
ということで、私は一旦結論に導けた。
1BOXはトラックの正面から来たのだ。
それがなんでこういうことに?というと、
お互いに右折しようとしたのだと思う。
それで「右折同士だ」と1BOXは思い、ためらいも無く右折を始めた。
トラックとは交差点の進入がほぼ同じタイミングの距離だった。
そこで右折を始めたが、トラックが見た目の左方向に行かない!
あ!これではトラックの正面に自らが突っ込んでいく!!
こういうことだったのではないかと?
トラック側は、右折しようと思ったがナンバーが東京ではなかったので
土地勘が無く「あ、やっぱまっすぐか?」と思い直して、
対向車が右に曲がってきているのに、真っ直ぐ行ってしまったか、
或いは古いトラックにはよくあるのだが、
ウインカーを出したまま戻し忘れていることがある。
昔のトラックは結構このタイプがあって、乗用車しか乗った事無い人は
「え~?!」と思うだろうが、左右に曲がって直進に戻っても
ウインカーを手動でオフに戻さなければ、ずっと延々出っ放しなのだよ。
酷いときは、直進で左にウインカーが出ていて、
右に曲がろうと右にウインカーをドライバーが出したつもりでも、
実際の見た目はまるでウインカーが出てないなんて事が
(左に出ていたものを、1回右にやったのでオフになっただけだが、
本人はオフの状態から右にウインカーを出したと思い込んでいる)
しょっちゅうあったのだ。だからトラックも自動で直進になったときに
オフになるように乗用車並みの機能は今は大半が持っているはず。
だから考え難いなりにも、これだったら説明が付くのだ。
トラックの運転手はウインカー出しっぱなしに気が付いてない。
だから当然直進してきた。
でも他人からの見た目はウインカーが出ていてあたかも曲がりそう。
しかもガス湯沸かし器の大型のものも積んでいて、
積荷があるトラックはそんなにスピードは出さない。
それがいかにも曲がるからのような気さえ1BOX側はしてしまった。
こんな不幸の連鎖があったのではないかと結論付けたのだ。
状況がわかったし、野次馬根性でここに長居して写真撮るのも気が引け、
他の角度から数枚とって帰ることを決めた。
そう思ったら、なんと消防車も2台来たのだ。
横転してオイル漏れもあったからだろうか?
思い起こせば、こんな事故なのに歩道側で作業服の若い男が
馬鹿丸出しにタバコ吸ってた。爆発したらどうすんだと思った。
そのときはオイルらしきが漏れているのが未確認なので言わなかったが。
それにしても救急車と同じところから来ているのに5分近い違いは何?
救急隊に現場を見て要請されたのかな??
早速消防の人が、横転した車の確認を始めた。
正面側から見ると凹み具合は天井側からほどには見えないが、
ひしゃげた方向から全体を見るので悲惨さは大きく感じた。
だけどよく1BOXの右側の車線に車がいなかったよな。
貰い事故だったし、もっと恐ろしいのはそこの端っこは
私もかみさんも娘も徒歩でチャリで通る道なのだよ。
そのときにもし突っ込んできたら…そう思うと恐ろしい。
そして1BOXの向こうに2台目の救急車も到着していた。
車の裏側など滅多に見ることはなく、
↑の画像で女性が写メ撮っていた場所から回り込んでみた。
実際足元には黒いガラス片が凄かった。
フロントタイヤの下あたりにはオイル溜まりも出来ていた。
ガソリンか?ブレーキオイルか?
しかし裏ってこんな感じか…。
真正面から轢かれたらぺったんこでスルーできるかな?
ゆっくりだったらシャフトがなくなった分(FR主流時代はあったけどね)
フューエルのダクトを抱えて、あの中央の隙間に出来るだけ
体を入れたらどうにかなるかね?でも熱はどうなんだろうねこの辺。
エンジンはフロントタイヤの間にあるとしても。
だけど整備や製造をしている人以外、まず見ないものが見えてるって
そういうことでも怖い気がするよな。
コレを撮って娘と家に帰った。
事故がこう起きたのだと説明して、想定外の動きなども話した。
ただ気になるのは、説明した背景が釈然としないこと。
思い起こせば警察が来ていないこと。
横転した車の撤去はどうなるのかということだった。
でも延々と見ているわけにも行かないし…。
だけどこの日は週末の夕方。
・・・そう、競馬の新聞をいつも買いに行くのだ。
ということで、麦茶などを飲んで一息入れて今一度現場に行った。
ちょっとピンボケが続くが、ようやくパトカーが来ていた。
火災の心配が無いと思ったのか、消防車はもう居なかった。
実際かかっても↑から10分程度の後のことだが。
この時にようやく気が付いた。
一般車は迂回するが、バスにそれはありえないということを。
パトカーの後ろには1台だけしか居ないのは、
連絡が付いてバス停ごとに停車しているのだろうと思う。
反対側はどうなんだろう?
2社3台のバスが連なって立ち往生していた。
そしてそのバスの間の十字路では、この先直進できないために
民間人が交通整理をしていた。
この後警察官がチャリなどでも到着して役割をバトンタッチするが、
この行為はここで初めてではなく、事故直後からみんながやっていた。
使命感というよりは、みんな空気を読んで自分の役割を見つけ、
それを自主的に果たしていた。
なので事故交差点の4方向の先では、それぞれ数名が迂回を促していて、
Uターンの手助けで、バックオーライの掛け声とともに誘導とか、
時には走って近づき静止したりなどの光景もあった。
これが我々人間の、日本人の、美徳ではないかもしれないけど、
素晴らしいというか、出来ている部分だと思う。
外国の人が感銘を受ける誇らしいところだ。
ただバスの運転手も、もう呆れてということのように、
途方にくれるしかなく、運転席を離れて入り口付近に立って
事故の処理状況を見守っていた。
当然どのバスも客はここで降りたので乗っていない。
行く先はどこまでなのかわからないが、
ここから徒歩に切り替えたり、ピストン輸送でも始まれば
そこから改めて乗り継いだかもしれない。
だけどその乗客の保障は誰がどうするのか?
本来なら目的地まで行けたのに行けなくされているし。
さらにこの2社のバス会社のダイヤの乱れを生じさせ、
売り上げに影響を与えたことは、あのトラックドライバーや
在籍する会社に請求が行くことになるのだろう。
迂回した一般車両には無いにしても、
事故で怪我した当該者だけではないのだな。保障は。
そしてコンビニの駐車場に止まっていた2台目の救急車が出た。
同じところに行ったかどうかは解らないが、
1台目は子どもと奥さんが乗って先に出て行き、
その10分後ぐらいに夫だけが乗ったこの救急車が行ったのだ。
大きな怪我などが無く、ちょっとした外傷だけだといいけどね。
事故は他人事ではなく、自分にいつ降りかかるか解らないので、
今回いろいろと学習させてもらったり、気づかされたので、
当該者の方には申し訳ない言い方だが、娘に知らしめるいい機会だった。
新聞も買ったし、何がどうやって横転の車を撤去するのか、
オイルや破片は?バスなどはいつ発車できるのか。
気になることは多々あったが、ここまでとした。
だが一向にもやもや感が取れない。何故か。
それは簡単。悪いのはどっちかが不明なこと。
そして1BOXの進入経路はどこからでどうして横転したのか。
結論は出たが違う気が満点だった。
翌日これら画像を見て、間違いない結論が出た。
まずトラックの前方左しかダメージが無いこと。
それはそこだけしか当たっていない証。
そして1BOXは横転しているしどこが当たったのか解らない。
でも横転のアップの画像を見ると、上部である左サイドの後ろの
バンパーが傷んでいる。
天井などを見てこの車がゴロゴロしていないことがわかる。
ということは、1BOXは左の後部バンパー辺りを痛めたのだ。
いつ?・・・そこがトラックとぶつかったところなんだよ。
要は正面からではなく、トラックとその向こうに倒れた1BOXの画像の通り
1BOXは夕日に向かって走っていて、左から出てきたトラックと接触。
それも1BOXが交差点に差し掛かり、通り越えようかというところで、
左からトラックが出てきて追突。
1BOXは左後部のバンパー付近に当てられて、
直進していたがぶつけられたために方向を左斜め45度に
変えられてしまい、ブレーキも空しく左の電柱に運転席から
真っ直ぐ突っ込んだ。
電柱に向かう2つのRのついたタイヤ痕は、
左が電柱に、右は電柱の右脇についていたが、
それは左右の前輪ではなく、電柱に向かっている左は前輪で、
電柱の右脇に向かっているものは後輪なのだ。
真っ直ぐではなく、横向きに流れて付いたものだったのだ。
コレが間違いない事故の全容だと思う。
だからトラックもダメージが少ない。
1BOXは直進だけにスピードはそこそこ出ていた。
それを一気に斜め45度くらいに方向を変えられて、
ほとんど減速無いままに電柱に突っ込んだので、
運転席が電柱にめり込むように、前のめりに尻を上げて、
慣性の法則で進行方向側に車体を振った。
だからのめりこんだ部分が支点となって、
お尻が上を向いて、進行方向側に倒れたのだ。
そして最終的に電柱から車は離れた。
その状況があの状況だったのだ。コレで全てつじつまが合う。
でも横から出てきてごんとぶつかって、よろよろになることは想像したが
車は直進しているのだから、その向きを強制的に一気に変えられてしまう
その恐ろしさは想像したことがなかった。
そしてその挙句、株を落としまくりの東電だが、
その電柱はこのように車がこんなことになるほどに突っ込んでも
壊れたり倒れたりしないという頑丈なことも証明した。
(その分、福島などの原発問題のいい解決の方向を早く見つけて欲しい)
そしてシャーシの安全性も各社開発競争をしているが、
ガラスはともかく、エンジンルームの部分までの破損で、
運転席まで来ていないことも、安全性を証明した。
実際こんなにめりこんでいて、ガラスもあちこち割れているのに、
フロントガラスはひびは入っているが、砕け散っていない。
そして表現がわからんが居住空間は原形をとどめて壊れていない。
だからこそ3人の家族も怪我はしたが死んでもいないし、
意識不明にすらなってないのだと思う。
恐ろしい事故でも、いくつもホッとする安心できることが見つかったのも
事故を見に行ったことで知らしめられたので良かったと思った。
こう思うと特に人間として未熟な若者。
町をサーキット代わりに劇走したり(昔やったな…すみません)
暴走行為で交通ルール無視や逆にのろのろと妨げたりも、
こういう事故を誘発するので、万一人の命奪ったら、
もう自分の一生はないも同然なので、こういうものを見て正して欲しい。
それがマスコミ的な役割を担った私のできることかな?と思う。
あ、そうそう。
最後にこうなるとトラックが悪いとしか思えないけどそこだけ解らない。
青信号で走ってきた1BOXに赤無視のトラックが左から来たのかもしれない。
でも青信号でトラックが直進しようとしたら、
交差点をいきなり赤無視の1BOXが通過したのかもしれない。
・・・これ私は後者かも?と思っている。
何故か。
それはトラック越しに1BOXの画像などで感じられる。
これ、1BOXの進行方向は西で日が沈みかかっててモロに逆光なのだ。
そうなると目は幻惑されるし、信号もどれが付いているのか
解り難くなったりする。そういうことが原因ではないだろうかと。
私も光に弱いので、車にはUVカットのサングラスは常備している。
それどころか教習所ですら教官に許可得てサングラスかけてた。
実は夏よりも冬の夕日のほうが見えづらいけどね。
2000円程度のサングラスで救える命。皆様も気をつけましょう。