【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

下町の太陽没する 【訃報】 キャンディーズ スー 田中好子

2011年04月22日 23時49分25秒 | テレビ芸能
♪ん、もぉっとぉぉぉ~ もぉっとぉぉおぉぉお~

何かって、シングルでは一番好きかも知れない「危ない土曜日」の
♪分かっているなら、優しくして~ に続くサビの部分だ。
そこって一番田中好子…いや、スーの声が印象深いのだ。
コアなファンまででもなかったので、全曲知らないのだが、
それでもある程度はシングル以上を知ってて、
その知っているすべての曲の中で、スーの声が一番目立つのが
この危ない土曜日のこの部分だと思うのだ。
だから印象深いのだと解釈している。

だけど何かの曲をと思ったけど、やっぱこれを紹介したい…。

MMP - SUPER CANDIES [ファイナルカーニバル]


この曲は燃えるんだよね。コンサートに行った人はみんな頷くかと。
しかも私はこの曲のおかげでキャンディの複数形のスペルを覚えた。
♪シーエーエヌディーアイイーエス と。単数はそこから考えれば簡単。

後出しになったが、もうこの時間だと全ての誰もが知っている
昨日のこの時間程度に飛び込んだ、元キャンディーズのスーこと
女優の田中好子が急死した。55歳とは私の憧れの郷ひろみと同じ年だ。
世代もほぼ同じころだと思ったが、そうだったんだ。
でもそういうわけですごく若い。
反面約20年乳がんが発症して戦ってきたので、
20年とは長くがんばったとも思える。
でもやはり単純に55歳という年齢は若すぎる。
しかも危ないとか、危篤だという話も無く突然だったので、
まさか自殺かとも思ってしまった。
ほぼ忘れかけていたが、結婚後すぐに大病患ったことは知ってたし、
実はその治療が長期的でつらいとか、そういうことなのかと。
病死だとは大病患ったのに思いつかなかったのだ。

その一報を目にしたのが、yahooのニュースだった。
23:00台のニュースは一番に言うと思ったが、
各局最後のほうだったので、もしかしてデマか?とまで思った。
むしろそうならそうであってほしいとも思った。
なんで?そんなにファンでもなかったんだろ?
そう思われるかもしれない。
実際好きだった。キャンディーズ自体が。
3人とも可愛らしいし、女性アイドルで初めて本格的なバラエティで
体も張ったり、滑稽なことをして笑いをとったのが
キャンディーズが初めてだと思った。
当初スーが好きだったが、そのバラエティの立ち振る舞いなどを見て
既にセンターを取って人気の中心だったランが好きになったのだが、
でも年代的に、その後出現するピンクレディーに一瞬戸惑いながらも
シフトして行った世代なので、すごく掘り下げるに至らなかったのだ。
なので当時の解散も、建前は普通の女の子に戻りたいといったが、
実はピンクレディーに完敗で、干されたのではないかとも思ったのだ。
ミーの可愛らしさとエロさの絶妙なバランスにメロメロだったのだが、
それでも笑いまで取れて総合的に好きに変わりないキャンディーズを
そこまで追い詰めたとしたら、それはミーが果てしの無いほど
好きになってしまっていても、やりすぎだろうと嫌悪の念も抱いたほど。

そしてさらにこのスーにおいては、完全なる好きな理由があった。
それは・・・

ひと世代近く違うけど、同じ区内に住んでいたから。
しかも全員集合当時は自宅からテレビ局へ通ってた。
実家は商売をしてる関係で行きやすく、
いきなり押しかけてサインをねだったあまりにも幼い小学生の私に
本人だけでなくご家族も優しく応対してくれたのだ。
さっきそれを引っ張り出してしみじみ眺めた。
そしてデジカメでとったのが冒頭画像だ。
時代が感じられるように、台紙が色あせている。

この2枚は1枚は本物なのだが、もう1枚はもしや姉妹が書いたものかも?
(お姉さん?確か妹さんだったかと ←お姉さんらしい)
それはその翌年あたりに、同じマンションに住む年下の男子数名に
「俺はスーの家に行ってサイン貰ったんだ」と自慢して、
本当なら見せてといわれて見せたところ、
3年1人、5年2人の3人が本当だと大興奮して、
自分たちも連れて行ってくれと強くせがまれ、
嫌だとも自慢した手前言えなくなり連れて行ったのだ。
そのときはそのお姉さんだかが出てきて
「妹は全員集合の撮影に行くので、今ご飯食べてるから又にしてね」と
言われたのだが、あの連中もさすがに私と遊んでるような子だから
(というか、下町のずうずうしさだと思われ)
せっかくわざわざ遠くから来たのにと、確かに大人ならさほど遠くないが
子どもだと町を4つも5つも越えてくるそれは遠いところだった。
それでサインだけ貰えたらすぐ帰るからと言うので
お姉さんも折れてくれて「分かった。貰ってきてあげるから色紙貸して」
と言ったので手渡し、奥にいるスーちゃんに書いてもらって持ってきた。
3人は大喜びして「あ!ありがとうございます!!」といってて、
私も一緒に行ったのだから当然貰ったのだが、
年も6年生だから「なんか怪しいな。本当にいるのかな?
居たとしても本当に書いたのかな?この人が真似たんじゃないのかな?」
その場ではそうも思ったが、年下の3人が大喜びで、
そんな疑念を投げたら会うまで帰らないとか言い出すと迷惑だし、
地域の有名歌手として応援している人に迷惑かけたくないし
嫌われたくもないし、その場ではそういうことは言わなかったのだ。
だから同じようなサインだけど、もしかしたらそのときのものは
代筆の可能性もあるのだよ。木梨憲武が書いたペレのサインのように。

でもそれはそれでどうでもいいのだ。
それは考えようによっては、子どもだからと騙したとも取れるが、
子どもの夢を壊したくないとか、タレントとしての人気に傷をつけては
いけないのだという意味合いもあっただろうが、
芸能人としてのファンの子どもに対する優しさだと思うわけ。
だからこそ余計に好きなのだよ。
センターとってた初期のころは、目がくりんとして、
あごがキョンキョンのようにとがってたので好きだったのだが、
少し肉付きが良くなって、顔立ちが少し好みからずれたんだよね。
そこからランの心をくすぐって来る愛らしさが徐々に浸透してきたのだ。
それでもランちゃんとは、ミキちゃんともだがこんなゆかりは無い。
唯一スーちゃんだけがあることなのだ。
だから女性的興味の問題ではなく、ずっと好きだったのだ。

メンバーから「下町の太陽」といわれていたように、
(だからこの記事はこういうタイトルにした)まさにそういう印象だった。
よくランが「よっ!下町の太陽!」とバラエティ番組で言ってた。
そして当時からもスーを「千住の子」だと一般的に言われていて、
今もウィキなどでも足立区千住出身と書かれているが、
もしかしたらその通り間違いないのかもしれないが、
私が思うには千住ではなく、梅田だと思うのだよね。(大阪ではない)
だって私は実家に行ってるからねぇ。生家は千住かもしれないけど。

晩年は女優として大成したけど、最期までスーちゃんだった気がする。
今、解散コンサートの映像を見ると、
昔のものではなく、今の別れを告げる儀式にも感じた。

キャンディーズ - ファイナル・カーニバルMC


そしてそんな身近なスターだったことは、
地域のものとしての誇りだったし、
↑のようなことがあったからこそ女優ではなくキャンディーズで、
しかも実はデビューはキャンディーズではなく、
仮面ライダーの裏番組ですぐに終わってしまい映像も残っていない
「突撃!!ヒューマン」だったことも知っている。
(過去のブログで「悲しきヒーロー」として既出 ↓はその画像)



なので女優になっての活躍は、キャンディーズの後からだけでもなく、
ヒューマンは毎回全員集合のような、市民ホールの舞台だったので
舞台での芝居の稽古は積んでいて、そこに基礎中の基礎があって、
歌手となり、その後原点回帰し、回帰と言っても積み上げたものは
ほとんど無かったので、事実そこからと言っても大差は無いけど、
でも全くのゼロではなかったのだよな。

そしてあの黒い雨で主演女優賞を総なめして、
名実ともに大女優の仲間入りを果たした次の映画が
同年公開のゴジラvsビオランテ。しかも次作のゴジラvsモスラも。
なんであれほどの女優になって、あの大作の次が特撮!?
こう思った人も多かったと思うが、原点に帰ったのだと思う。
大きな賞を取って、天狗になったら駄目。
私の芸能の第一歩は、特撮作品だった。だからあの場所から…。
こんな思いもあったのではないかと推測できる。
そんなところもスーに対して評価してしまえるひとつだった。

今、他に思い出すことというと…

「♪ク~ロは強いぞ、ク~ロは強いぞ、ハイ、ズバコン」のCM・・・

・・・そしてラジオで毎週言ってた・・・
「バックアップ!(チャチャチャ)バックアップ!(チャチャチャ)
うぅ~~~~ん・・・バックアップするぞぉぉおん・・・」
・・・と、うぅ~んからいきなり色っぽく言うアレ。

そして・・・
「アタシ・・・の~~~~したらいいのぉ!?」(ラン)
「ラン!頑張って!!私たちには、時間が無いのよ!!」(スー)
「そうよ!世界のニャンニーニュを目指すのよ!」(ミキ)
「世界のニャンニーニュ・・・」(ラン)
「そう、だから笑って!!」(スー)
「・・・・・・・・・・・・・・・うんっっっ!!!」(ラン)
このみごろたべごろ笑いごろのコントの定番の台詞も忘れがたい。
最初は普通に言ってたが、回を追うごとに日本語がデフォルメされて
ニャンニーニュにまでなってきたのだよね。

なんでもキャンディーズのCDの注文殺到らしいね。
レンタル屋もいまや数少ないCDは大半出ずっぱりだろうね。
でもそんなのこの度の地震で電池や懐中電灯やローソクを
あわてて買う人と同じだな。
私はどっちも準備万端。当然キャンディーズのCDだってあるのだ。
もちろんコアな曲のファンで無いので全シングルベストだけど。
その程度は普通に押さえとかないと。これだけのヒット曲あるんだし。
今思うと最後のアルバムとなった、ファイナルカーニバルが欲しい。
そこまでは手を伸ばして無かったよ。

キャンディーズつばさ「私たちは幸せでした!」感動のラストシーン

最後の3つの星が消える順番で、スーが最初だったのは偶然だろうか?
偶然に決まっているが、何か何十年も前のことだが予言めいて見えた。

…思い出そうとすれば、いろいろと思い出されてくるし、
やはりなんだかんだ言っても、早すぎる死にただただショック。合掌。

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