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坊主兼主婦の雑日記です。

多気町相可を歩いて来ました♪(後編)

2012-07-19 10:17:07 | 雑賀の奥の細道日記
どもども
雑賀です
 
今日も暑くなりそうですね~
 
さて、昨日の続きです
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「鹿水亭」からてくてく歩いて行くと、
国道42号線にぶち当たります
いわゆる「熊野街道」ですね
この交差点には、鮎の甘露煮で有名な「うおすけ」があります
この地に住んで数年になりますが、
まだ一度も訪れた事がございませんの~おほほほほ・・・
 
そして、横断歩道を渡り、そのまま直進・・・
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すると、道標広場に来ます。
どっちが伊勢本街道でどっちが熊野街道かを示す為の道標なんですが、
何故か2本建ってます(汗)
どうやら、方側の1本はどこか別の所にあったらしいんですが、
残念な事に破損し、倒れてしまったんだそうです。
で、元に戻すのもアレだったんで、
「2本まとめてここへ建ててしまえ!」という事になったんでしょうなぁ・・・(遠い目)
ちょっと不思議な光景です
 
昔は、ここに制札場があったんだそうです。
制札というのは、現代でいう掲示板のようなモノ。
テレビなんかが無かった時代ですから、
お知らせしたい事は板の表面に書き記し、貼り出していたという事です。
そのせいか、必然と人が集まるこの場所では盆踊りが行われたりとか、
とっても賑やかだったようです
 
だからでしょうね~。
向かい側には、まつかさ餅で有名な「長新」が建ってます
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創業が江戸時代というんですから、素晴らしいですよね!
でも・・・まぁ、このお店も1回も入った事ありません
アイムソォリィィィ~
 
さて、そのまま町を歩きます・・・
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古い病院跡地もありました
大病院もない、地方の田舎町ですから、基本何でも診療OK状態だったようです
入口には、「内科・外科・産科・放射線科・肛門科・整形外科」の文字・・・
しかも、医院っていう字が「醫院」ってなってました!
歴史を感じさせますね~
今は、道路挟んでお向かいに引っ越しされて診療されてます
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相可高校前にある、ムクの大樹。
「千鳥ヶ瀬」という所です
小さなお社や石灯篭があり、何とも趣きのある場所・・・
ここを行き来する参宮客は、この木の陰で休んだりされてたんでしょうかね~
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西行の歌碑などもあります~
相可高校の真ん前なんで、すぐに分かると思います。
とっても幻想的な感じでした。
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伊勢本街道、最大級の常夜灯もあります。
相可の豪商「三谷蒼山」という人が建てたらしいです
そういえば、さっきの道標にも、
「書・三谷蒼山」と書いてありましたね~
道標の字を書いちゃうくらいですから、
地元ではかなり権力もお金もある方だったんでしょうね~!
素晴らしいっっ!!(←そればっか・・・
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街道沿いには、とにかく古い家ばっかり・・・
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途中のお寺では、不思議な石の祠に祀られている仏様が・・・
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街道からちょっと奥まった所に、大きなお寺もありました
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そして、とりあえず今日の終点地
田んぼの真ん中にポツンと立つ「歯痛地蔵」さんです
歯痛にご利益があるという事なんですが・・・
こんな所に歯痛なんて・・・
何故・・・?
 
ここの道を真っ直ぐ行くと、長谷の近長谷寺へと繋がっているそうです。
そういえば、以前玉城を訪れた時、
伊勢西国霊場巡りに訪れる人も多かった・・・と看板に書いてあったような記憶が・・・
ここは、あの街道とも繋がっていますから、
きっとここから玉城へ向かう人も居たんでしょうね~
 
ちなみに、
かつてここには、お茶屋さんとか、馬の繋ぎ場があったんだそうです
今は何にもない所ですが、
昔々はとっても賑わっていた所だったんでしょうね~
 
とりあえず、駆け足で伊勢本街道を巡って来ました
 
新しい家も建って、昔の面影なんてち~っとも残ってない所もあれば、
まるで時が止まったかのように、昔の風景がそのまんま残されている所もありました
 
相可、良い所ですね~
 
郷土史を借りて来たんで、もっと詳しく調べて、
また写真でも撮りに出掛けたいと思います
 
もうちょっと涼しくなったら・・・  ボソッ