ボーイング737型機をめぐっては、30日朝、ソウル近郊のキンポ(金浦)空港から南部チェジュ島に向かっていた「チェジュ航空」の同型機が、
離陸直後に車輪の異常が確認されキンポ空港に引き返したと、韓国の複数のメディアが報じました。
調査の対象は、「チェジュ航空」を含む国内の6つの航空会社が保有する101機で、エンジンや今回の事故で正常に
作動しなかったとされる車輪など主要な装置の整備状況を30日から1月3日までの間に調べるということです。
衝突までの「9分間」に何が
韓国の国土交通省は30日の記者会見で、旅客機が最初に着陸の許可を得てから胴体着陸後に外壁に衝突するまでの9分間について、当時の詳しい状況を説明しました。
それによりますと、29日午前8時54分ごろ、管制塔は旅客機に対し北向きで滑走路に着陸することを許可しました。
その3分後の午前8時57分、管制塔は鳥が衝突するバードストライクに注意するよう旅客機に伝えました。
その2分後の午前8時59分、旅客機のパイロットは管制塔に対し、バードストライクが起きたと伝えた上で、救助を求める遭難信号を出し、着陸をやり直すと通知しました。
旅客機は着陸せずに上空で180度旋回し、午前9時1分、管制塔は当初とは逆の南向きで滑走路に着陸することを許可しました。
1分後の午前9時2分、車輪が正常に作動しないまま胴体着陸し、午前9時3分ごろ、滑走路の先の空港の外壁に衝突しました。
また、滑走路は、全長が2800メートルありますが、旅客機は1200メートルの位置から胴体着陸したとしています。
国土交通省は、旅客機の高度などより詳しい状況については、フライトレコーダーを解析するなどして調査を進めるとしています。
事故の前48時間で13回運航か 現地報道
韓国の複数のメディアは、事故を起こした旅客機が、事故の前の48時間で、あわせて13回、運航していたと報じました。
この間に、日本の長崎やタイのバンコク、中国の北京や台湾の台北など、韓国も含めてあわせて6つの国と地域の8つの空港を行き来したとしています。
また、通信社の連合ニュースは、事故を起こした「チェジュ航空」の1機あたりの1か月の平均運航時間は418時間で、韓国国内にある航空会社の中で最も長かったと報じています。
一方、「チェジュ航空」は29日の記者会見で、無理な運航は行っておらず、旅客機の整備にも万全を期していたと強調しています。
離陸直後に車輪の異常が確認されキンポ空港に引き返したと、韓国の複数のメディアが報じました。
調査の対象は、「チェジュ航空」を含む国内の6つの航空会社が保有する101機で、エンジンや今回の事故で正常に
作動しなかったとされる車輪など主要な装置の整備状況を30日から1月3日までの間に調べるということです。
衝突までの「9分間」に何が
韓国の国土交通省は30日の記者会見で、旅客機が最初に着陸の許可を得てから胴体着陸後に外壁に衝突するまでの9分間について、当時の詳しい状況を説明しました。
それによりますと、29日午前8時54分ごろ、管制塔は旅客機に対し北向きで滑走路に着陸することを許可しました。
その3分後の午前8時57分、管制塔は鳥が衝突するバードストライクに注意するよう旅客機に伝えました。
その2分後の午前8時59分、旅客機のパイロットは管制塔に対し、バードストライクが起きたと伝えた上で、救助を求める遭難信号を出し、着陸をやり直すと通知しました。
旅客機は着陸せずに上空で180度旋回し、午前9時1分、管制塔は当初とは逆の南向きで滑走路に着陸することを許可しました。
1分後の午前9時2分、車輪が正常に作動しないまま胴体着陸し、午前9時3分ごろ、滑走路の先の空港の外壁に衝突しました。
また、滑走路は、全長が2800メートルありますが、旅客機は1200メートルの位置から胴体着陸したとしています。
国土交通省は、旅客機の高度などより詳しい状況については、フライトレコーダーを解析するなどして調査を進めるとしています。
事故の前48時間で13回運航か 現地報道
韓国の複数のメディアは、事故を起こした旅客機が、事故の前の48時間で、あわせて13回、運航していたと報じました。
この間に、日本の長崎やタイのバンコク、中国の北京や台湾の台北など、韓国も含めてあわせて6つの国と地域の8つの空港を行き来したとしています。
また、通信社の連合ニュースは、事故を起こした「チェジュ航空」の1機あたりの1か月の平均運航時間は418時間で、韓国国内にある航空会社の中で最も長かったと報じています。
一方、「チェジュ航空」は29日の記者会見で、無理な運航は行っておらず、旅客機の整備にも万全を期していたと強調しています。