日本の英字紙ジャパンタイムズ「米国は国連を戦場に変えた」と国連安保理のアメリカを痛烈批判 米国寄りのNHKや日本語各大手新聞とは異なる真実報道

https://parstoday.com/ja/news/world-i65054
日本の英字紙ジャパンタイムズは、国連安全保障理事会の他の理事国に対する米国の態度は、この理事会を戦場に変えた。新たな決議に到達するための明確な方法は何もない、と報じました。

22日土曜のジャパンタイムズは、この状況を安全保障理事会がこれまでに経験した中で最悪の危機であるとし、「評論家は、米国の行動が理事会内の派閥作りにつながり、そこから抜けだす方法もはっきりしないと確信している」と書いています。

また、「トランプ米大統領は、イラン核合意を破壊するための紛争解決メカニズムを発動させる工作に失敗しただけでなく、これまでのどの時代よりも米国を国連で孤独にした」としています。

さらに、「米国は、2015年に結んだ核合意からの離脱とイランに対する制裁の再発動のための工作をめぐる行動により、国連内の同盟国を含む他の国々との深刻な衝突、もめごとに巻き込まれている」としています。これらの国々はイランへの国連制裁の再発動に関し米国とは協力する気がありません。

同紙はまた、「米国は、イランへの圧力を高めていることにより、安全保障理事会と国連では完全に孤立したままであり、他の国、フランス、イギリスといった米国の主要な同盟国でさえ、米国から離れた、と言えるだろう」記しています。

ジャパンタイムズは、イランへの武器禁輸制裁を延長するための歴史的ショーで米国が失敗したことを指摘し、11か国が棄権し、中国とロシアが草案に反対し、米国は1カ国を除いて安全保障理事会に賛同者を持っていなかったことを指摘しています。

さらに、「トランプ大統領は権力を掌握して以来、イランへの圧力と制裁を強化し、核合意からアメリカを離脱させた。さらに、誤った協定に署名したとして以前の米政権を批判し、また、ヨーロッパ諸国に対してはイランが目標を達成できないよう、イランとの通商、経済関係を削減するよう圧力をかけた。しかし、イランのローハーニー大統領は、イランが米国の圧力と強要に屈することはないとし、今日、イランは国際舞台で日々米国の孤立が深まっていくのを目撃している」と続けています。

そして、「米国とは異なり、他の国々は核合意を離脱しなかったばかりか、核合意が核の拡散を防止し、平和促進と安定には相応しく、フランスやイギリスなどの同盟国が米国にノーと答え、ロシアと中国も米国の要求に立ち向かった」 と論評しています。