改めて見返したアニメ版『寄生獣』が凄すぎる件 平野綾に「勃起」とか「インキンタムシ」とか言わせた名作 オリラジ中田 動画 Amazon 評価 レビュー 解説 考察 ネタバレ 感想 ダウンロード

アニメ版の寄生獣と言えば、2014年10月の作品。いま改めて見返してみると
色々と凄すぎる。まず、ミギーのアニメーションが本当に凝っている。TVアニメとしては凄いの一言。
当初、ミギー役に平野綾という配役に対してアンチのキモオタ共が
非難の声を浴びせていたが、本編始まってみるとその素晴らしい演技に
手のひら返しで称賛して滑稽に思ったことを今でも覚えている。
その平野綾に「勃起」とか「インキンタムシ」とか作中で言わせた名作でもある。
他の配役も、美少女ではない幼馴染の女の子の役（これアニメでは珍しい）に安野希世乃とか、
呪術廻戦以降、主役やり倒してる今をときめく榎木淳弥が
ヒロインの村野に横恋慕しているちょっとガラの悪いクラスメートとしてシンイチを校舎裏に呼び出して
殴りつけるという古谷タクという役をやっていたりして驚き。絶妙に芝居が下手くそで、
本人が今見返したら顔真っ赤にして恥ずかしがること必定だろう（笑）
主人公シンイチ役の島﨑信長も当時はまだ新人に近い若手だったと思うが、
声質がけっこう木村良平に似ていて驚き。
そして原作ではヤンキーだったが黒髪美少女にモデルチェンジしたアニメ版の
ライバルヒロインのカナ役に沢城みゆき。今やすっかり女帝感のある沢城みゆきが
メンヘラっぽい女子高生役やってるのも今となっては新鮮な驚きだ。
そしてなんと言っても驚異なのは、10年前もヒロインの女子高生役をやっていて
今もヒロインの女子高生役をやっている村野役の花澤香菜であろう。
まさに天性のヒロイン声優である。どんなに人気があっても決してメインヒロインやれない
佐倉綾音などとは好対照だろう。
他にも田中敦子や井上和彦、石田彰などベテラン勢も脇を固めていて盤石だ。
一話で寄生生物に殺される少女役に当時新人の村川梨衣、モブの不良役や涙もろい宇田さん役に鈴木琢磨、
そのパラサイトであるジョー役に村瀬歩、
カナに横恋慕してる不良にKENN、両親の旅行先の島の民宿の中学生の娘役に芹澤優、
ED曲は三浦大知など、改めて見返してみるとその豪華さに目を見張る。
2006年のデスノートで成功した日本テレビが、深夜アニメ枠の再興を託した感のある寄生獣へ
かける、日テレの意気込みを感じる作画とキャスト陣である。
未見の方も含めてぜひ見返してほしいアニメである。