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映画『執行者』チョ・ジェヒョンの涙

2009年11月13日 00時01分27秒 | 日記
午後に予定されていた監督、制作者代表による「交差上映の撤回を求める」記者会見。
チョ・ジェヒョンさんの参加がありました。ご本人は参加について、とても悩んだそうです。

2日前に、この会見について聞いた時には、率直に『ここまでしなければならないのか』と思ったそうです。
それで、チョ代表を止めたのですが、できる方法はこれしかないということを感じて・・・
こういう抗議は制作者がすべきことであって、俳優が出るのはあまり見栄えが良くないので、今日早朝2時まで
知人が止めたし私も悩んだ・・・と。
しかし『執行者』に参加した30人のスタッフ。本当に少ない人件費で撮影に臨んだ彼らは
大儲けより何よりこういう映画も、損益分岐点を越えることができるという希望を持っている」と語り
言葉に詰まって涙を流していたそうです。

ジェヒョンさんは「ショートトラック派閥争いのために、息子がメダルを逃した時と似た気持ちだ。
『執行者』は他の見方をすれば、(再興行は)難しいが、これをひっくり返したいということではなく、
こういう問題が公論化されて、良い方法を見つけることができるように、この場に参加した」と語っていました。
確かに、すでに決まってしまったことを覆すことは、難しいかもしれません。
でも、低予算でも良い作品が作られ、それが良い評価を得た時には、たくさんの方たちに
観てもらえる、そんな「あたりまえ」の環境ができるように、と願ってのことだと強く感じました。
まだ「管理される」部分の多い韓国で、少しずつでも確実に、カタチやシステムが変わっていけば、と願います。
ジェヒョンさんの涙が、無駄ではありませんように。

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